日本でも人気を集める俳優のウォンビン(画像出典：リーマン・コリア)

韓国を代表するイケメン俳優として、高い人気知名度を誇るウォンビン。

4月3日、そんなウォンビンがモデルを務める化粧品ブランド『リーマン・コリア』の新広告が公開され、彫刻のように整ったビジュアルが注目を浴びている。

彼は1997年のKBS『プロポーズ』で俳優デビューを果たし、その後日本でも話題となったKBS『秋の童話(2000)』やMBC『フレンズ(2002)』、映画『ブラザーフッド(2004)』、『母なる証明(2009)』など様々な作品に出演。

完璧なルックスと演技力を兼ね備えるトップスターとして人気を博したが、2010年に公開された映画『アジョシ』の出演を最後に、現在までドラマや映画に一度も出演をしていない状態が続いている。

ウォンビンは13年間演技活動をしておらず、これまでCMのモデル活動を中心に行ってきた。

CM活動だけでも変わらぬ人気を誇るウォンビンは、真の韓国スターであることを証明しているが、広告でしか彼の近況を知ることができない状況に、一部からは「演技活動をもっとしてほしい」という声が上がっている。

これまでの空白期間の間、彼に出演オファーが全くなかった訳ではない。韓国芸能界でもウォンビンと一緒に仕事をしたいという監督が多く、オファーには本人も慎重に検討する姿勢を見せている。

さらにそのオファーの中には、韓国ドラマ好きであれば誰もが知っている名作も多数含まれていたという。

今回は彼が出演していたら、韓ドラや映画の歴史が変わっていたかもしれない‥！ウォンビンがオファーを断った作品をご紹介する。

MBC『キング〜Two Hearts(2012)』

2012年に放送され、韓国の王子と北朝鮮特殊部隊の女将校の恋愛模様が話題となったMBC『キング〜Two Hearts』。

イ・スンギが主演を務めたMBC『キング~Two Hearts(2012)』(画像出典：MBC)

イ・スンギが主演を務めた作品としても知られているが、ウォンビンは当初キャスティングを受け、撮影前まで外部に出演を知らせないという条件で、肯定的に出演を検討中であったという。

しかし、制作会社は広報のため、ウォンビンをキャスティングしたと事前に情報を公開。

彼はその状況を負担に感じ、出演を見送る結果となった。

SBS『その冬、風が吹く(2013)』

2013年にはSBS『その冬、風が吹く(2013)』への出演が決定していたウォンビン。

ソン・ヘギョとチョ・インソンが主演を務めたSBS『その冬、風が吹く(2013)』(画像出典：SBS)

『その冬、風が吹く』はtvN『私たちのブルース(2022)』でお馴染みのノ・ヒギョン作家が脚本を務めた作品としても知られている。

ウォンビンの復帰作として期待されたが、主人公の職業に関する意見の相違が発生。

彼は原作通りのホスト役を演じたいと主張したが、ノ・ヒギョン作家は韓国人の情緒に合わないと主人公をギャンブラー役に変えようとしたという。

最後まで意見のすり合わせをすることができず、ウォンビンは出演を見送ることに。作品はチョ・インソンとソン・ヘギョ主演で制作された。

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)』

2015年にはヨン・サンホ監督の映画『新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)』、さらにキム・ヨンファ監督の映画『神と共に 第一章：罪と罰(2017)』のキャスティングを受けたウォンビン。

コン・ユの出演したゾンビ映画として話題の映画『新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)』(画像出典：(C)2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.)

同時期にはソン・ジュンギやソ・ジソプが出演した映画『軍艦島(2017)』の提案も受けたが、全ての作品を断っている。

KBS2『太陽の末裔(2016)』

ソン・ジュンギとソン・ヘギョが主演を務め、日本でも大きな話題となったKBS2『太陽の末裔(2016)』。実はウォンビンにもキャスティング提案が来ていたという。

ソン・ジュンギとソン・ヘギョの共演作KBS2『太陽の末裔(2016)』(画像出典：KBS)

彼が断った理由は明確ではないが、ウォンビンは兵役中、膝十字靭帯断裂という大怪我により現役兵の免除を受けて*義兵除隊した過去がある。

*義兵除隊:外傷や疾病などにより早期除隊を命じられる事

そのため、彼は自身が軍隊の大尉役を務めるのは不適切と考えたのではないかと、推測されている。

tvN『不可殺 －永遠を生きる者－(2021)』

2020年にはtvN『不可殺 －永遠を生きる者－』の男性主人公として、ドラマ復帰をするという立場を明らかにしたウォンビン。

ウォンビンが固辞した作品として注目されたtvN『不可殺 －永遠を生きる者－』(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典：tvN)

しかし、18年ぶりのドラマ復帰が負担となってしまったのか、ウォンビンは出演を取り下げることに。

韓国メディアでは「本作をドラマ復帰作とするには、プレッシャーが大きかったようだ」と伝えられた。

その後主人公は俳優のイ・ジヌクが担当し、2021年に作品が放送されている。

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