- 俳優のイ・ジュンギの日本ファンクラブJoonpirEが行う”イ・ジュンギ文庫”が話題となっている。
- 韓国の地元メディア・慶北日報は、JoonpirEが2021年から大邱の子ども支援施設11カ所に計550冊の児童書の寄付を行っていると報じ、活動を称賛した。
- 今回はそんな日本の韓国芸能人ファンが行う、心温まる慈善活動をご紹介する。
<記事修正のご案内>
記事の中で「イ・ジュンギの出身地大邱に」とありましたが、実際の出身地は昌原(チャンウォン/慶尚南道)です。(3月31日修正)

日本のファンクラブが大邱の子ども支援施設に絵本を寄付した(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
日本でも高い人気を誇り、5月5日には4年ぶりとなる来日ファンミーティング『2023 LEE JOON GI SPLENDOR Family Day』を開催する俳優のイ・ジュンギ。
そんな彼を応援する日本のファンクラブ、JoonpirE(ジュンパイア)が続けているある取り組みが話題となっている。
3月28日、韓国の地元メディア・慶北日報(www.kyongbuk.co.kr)は、日本のイ・ジュンギのファンクラブJoonpirEが3年間、韓国国内の子どもたちのために絵本の寄付を行い、注目を集めていると報道した。
JoonpirEのメンバーは2021年から、韓国・大邱(テグ)にある、子ども支援のための社会福祉施設や小児科病院などに児童図書の寄付を行っており、これまで11カ所の施設に計550冊の絵本を届けたという。
ファンクラブの会員たちは”イ・ジュンギ文庫”という名で活動を進めており、代表は「絵本を通じ未来を夢見る子どもたちが、困難を克服できるように設立したプロジェクトです」と説明している。
海外のファンの活動はこれまで韓国国内でも度々話題となってきた。
ファンの活動としては電光掲示板を用意したり、盛大なイベントの開催などが一般的であるが、日本のファンが行う子どもたちのための温かい取り組みに、称賛の声が寄せられている。
実は日本ファンが行っている慈善活動はこれだけではない。今回は日本の韓国芸能人ファンが過去に行い、注目された取り組みを確認していこう。
ソ・イングク
KBS『美男堂の事件手帖(2022)』や、映画『オオカミ狩り(2022)』などで主演を務め、高い演技力でファンを魅了する俳優のソ・イングク。

ソ・イングクの日本ファンが低所得家庭の子どもたちへ後援金を送った(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
2022年12月23日、彼の日本ファンクラブGuk’s Lovely Ants JPは、蔚山(ウルサン)の低所得家庭児童を支援するため、後援金200万ウォンを寄付した。
寄付金はソ・イングクの地元である蔚山地域に住む低所得家庭のクリスマスプレゼントや、暖房費として利用されると明かされている。
ファンクラブの関係者は「ソ・イングクが生まれた蔚山の子どもたちが、健康に成長することを願っています」「子どもたちが家族と共に温かい年末を過ごせれば嬉しいです」と語っている。
CNBLUE ジョン・ヨンファ
CNBLUE(シーエヌブルー)のメインボーカルであり、KBS2『頭脳共助』では主演俳優として活躍したジョン・ヨンファ。

日本のファンクラブがソロデビュー日に合わせ、釜山広域市に寄付(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
日本でも積極的な活動を続けているジョン・ヨンファであるが、2019年には日本ファンクラブBeautiful world JYH Japanが、彼のソロデビュー日に合わせて釜山広域市に120万ウォンを寄付したことが明かされた。
ファンクラブのメンバーは「ヨンファが生まれた釜山に意味のあるプレゼントを届けたくて、ソロデビューの記念日に寄付をすることにしました」と語っており、この団体は2019年1月20日までに4回に分け、計316万6220ウォンを釜山赤十字社に送っているという。
釜山赤十字社はこの寄付金を、地域の社会的弱者支援に使用すると伝えている。
東方神起 ユンホ
2023年2月より約3年半ぶりの日本全国ツアー『東方神起 LIVE TOUR 2023 ~CLASSYC~』を開催している東方神起(TVXQ)。

東方神起ユンホの日本ファンは長年韓国や日本で児童支援を行っている(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
そんな東方神起のユンホの日本ファンクラブ、KACHIKAJA Be with Yunhoは、2010年から韓国の児童福祉施設に学用品・図書・菓子・米などを送り、低所得家庭の児童支援を積極的に行っている。
2016年、ユンホが楊州(ヤンジュ)市で兵役を務めていた際には、楊州市の子どもたちに生活用品や文房具を寄付。
ファンクラブの関係者は「ユンホが普段から寄付や奉仕活動を実践しており、ファンも分かち合いに関心を持って一緒に支援をしているだけです。誰かに誇示するのではなく、純粋なファンの温かい気持ちを伝えたいです」と思いを伝えた。
2020年にはユンホの誕生日を記念し、『緑の傘子ども財団』に保護児童の自立のための後援金1500万ウォンを寄付。
この寄付金は満18歳になり、児童養護施設を法的退所しなければならない”自立時期保護児童”の自立支援に使用されると明かされている。
***
韓国芸能人を応援する日本ファンの取り組みを見ていると、生活に苦しんでいる低所得層の子どもや、児童福祉施設などに支援を行っているという共通点がある。
好きな芸能人への感謝の気持ちを伝えると共に、韓国の子どもたちに幸せを分け与える日本のファンの活動は、韓国人の心にも深く響いているようだ。
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