6月10日のカムバックと同時に、ダブルミリオンセラーを記録したBTS。しかし6月13日、HYBEの株価はここ1年で、最安値を更新した。”BTSのカムバック”という好材料にもかかわらず、株価下落を招いたのだろうか。
その規模でいうと、もはや世界的なスケールを誇るエンターテインメント企業になったHYBEだが、”BTS(防弾少年団)依存”は続いているようだ。

6月10日 カムバックしたBTS(画像出典:BIG HITミュージック)
6月14日、韓国経済専門紙のソウル経済(sedaily.com)は、自社の電子版に『BTSがカムバックした日‥10%下落したHYBE』という記事を掲載。HYBEの株価下落と、その原因を分析している。
まずHYBEの株価について。同紙は、韓国証券取引所の資料(6月13日取引)を引用し「6月12日より、24500ウォン(約2564円)下落した価格で取引を終えた。ここ1年で、最安値を更新している」と報道。
そしてソウル経済は、”BTSのカムバック”という好材料にもかかわらず、株価下落を招いた原因をこう分析している。
「入隊問題が、HYBEの足を引っ張っている。最年長メンバーのジンは、現行兵役法が改正されない限り、年内中に入隊せざるを得ない。以降は、一部メンバーのユニット活動が想定されているが、減益は避けられないだろう」

BTS最年長メンバージン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
メンバーの入隊が、果たして記録的な株価下落を招くほどのものなのだろうか。
ソウル経済は、メリッツ証券の研究員イ・ヒョジン氏の言葉を引用しながら「これから数年間、減益幅が勘定できないという”不確実性”が、投資家の不安を引き起こしている」と分析。
BTSメンバーが、入隊により一人でも少ない状態での活動は、減益にはなるが限定的だ。しかし、その状況が続くことを想定すれば、数年間に渡って大きな減益が予想されるため、投資家たちが離脱するという理屈なのだ。
現在、HYBEは積極的なM&A(合併・買収)や、ニューフェースの育成に励んでおり、BTSへの依存度を下げるために総力を挙げている。
しかしこれからの数年も、HYBEの命運を握っているのは”変わらずBTS”と、投資家たちは踏んでいるようだ。
一方、全く異なる見解を示す声も登場した。
この日(6月13日)、株価が下落したエンターテインメント企業は、HYBEだけではない。
その詳細を見てみると、
・SMエンターテインメント:2.8%下落
・JYPエンターテインメント:4.1%下落
・YGエンターテインメント:4.2%下落
・KAKAO:4%下落
・NAVER:4.2%下落
と、HYBEには及ばないが、韓国のエンターテインメント業界を牛耳るビッグネーム全ての株価が下落しており、市場自体が下落の局面を迎えているという見解だ。
また世界に目を向けると、あのウォルト・ディズニー・カンパニー(The Walt Disney Company)でさえ、今年だけで30%にも及ぶ株価下落に苦しんでいる。
エンターテインメント企業に対し、投資家たちの期待値が下がっているのは、韓国だけの現象ではないという分析にも説得力がある。
6月10日のカムバックと同時に、さっそくダブルミリオンセラーを記録したBTS。今年は世界的な防疫制限の緩和も予想され、世界中が希望する、ツアー再開も実現すると見られる。
そんな中、HYBEの株価下落は、あたかも「BTSの商品価値が、以前ほどではない」という憶測につながる恐れがあるため、投資家たちの心理と市場環境を、慎重に把握しておくべきだ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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