惜しまれつつも最終回を迎えた、tvN(Netflix)ドラマ『私たちのブルース』。多彩なキャラクターが登場する中、特に印象深かったのが、市場でスンデ屋を営みながら1人息子を育てていた、チョン・イングォンだ。荒々しい口調で喧嘩っ早いものの、その心は思いやりに溢れてる。そんな憎めないキャラクターを演じた俳優に注目が集まっている。
惜しまれつつも最終回を迎えた、tvN(Netflix)ドラマ『私たちのブルース』。
人生のゴール、もしくはクライマックス、そしてスタート地点に立っている全ての人々を応援するというコンセプトを、オムニバス方式で展開。様々なキャラクターの人生模様が描かれていた。
舞台となった済州のある村に住む人々は、何かしらの事情や過去を抱えている。その中には、学生時代は親友であったのに、大人になった今、犬猿の仲になった人もいる。
それが、市場でスンデ店を営んでいるチョン・イングォンと、氷屋のパン・ホシクだ。
2人が不仲になった経緯には、それなりの理由があった訳だが、彼らのやかましいやりとりに、時に笑い、時に涙していた視聴者も多いだろう。
ここでは、チョン・イングォンを演じた、俳優のパク・ジファンにスポットを当てる。
俳優パク・ジファン、その経歴は
映画を軸に、ドラマや舞台で活躍を見せるパク・ジファン。
役者の道に進んだのは、20代の時。演劇を通じて演技活動をスタートさせた彼は、1999年に映画『イエローヘア』を通じてスクリーンデビューを果たす。その後、多様な作品で印象深い悪役キャラクターを繰り広げてきた。
2017年に、映画『犯罪都市』で犯罪組織イス派のボス、チャン・イス役を演じ、大衆に本格的に名前を知らせた。以後、『無双の鉄拳(2018)』でも優れた演技を披露し、認知度は上昇。
その後、ソン・ガンホ主演の映画『麻薬王(2018)』で華僑出身の麻薬原料運搬人ワン・ムンホ役に扮し、『1987(2017)』では、罪のない市民を拷問する刑事の1人として出演している。また、映画『鳳梧洞戦闘(2019)』では、卑劣ながらも醜い、そしてコミカルな日本軍将校を熱演し、優れた日本語の実力を見せていた。
韓国にて今年5月に公開された『犯罪都市2』でも、前作に続き、抜群の存在感を放ちながら熱演を繰り広げている。
劇中、アクションやスリラー要素を盛り込んだストーリーに、コミカルな風を吹き込んでいるパク・ジファン。
強面のビジュアルから年齢不詳であるが、彼は1980年9月生まれの41歳(日本年齢)だ。主演のマ・ドンソクよりも、なんと9歳も年下だという。
映画界を軸に活躍を見せていたパク・ジファンだが、ドラマ界にも旋風を巻き起こしている。
『私たちのブルース』で熱演を披露した彼は、これ以前、2015年に放送された『六龍が飛ぶ』をはじめ、『緑豆の花(2019)』、『ブラックドッグ ~新米教師コ・ハヌル~(2019)』などの人気作に出演。
2020年には『模範刑事』に特別出演を果たすなど、ドラマ界でも活躍を見せている。
俳優を目指した”きっかけ”とは
パク・ジファンが俳優を目指したのは、大学生の時だという。
入学した学校を1学期で辞めた彼は無銭旅行に出た。その先で登山をした際、瞬間的に演技への道を決め、演劇を始めたそうだ。
彼は当時を振り返り「摩尼山(仁川にある山)に登った時、どんなきっかけがあった訳でもないのに、”演技をしなければならない”という気がした。それからすぐ演劇の道に進んだ」と語っている。
元々、大学に行くつもりのなかったパク・ジファンは、母親が心配するので進学を決意。だが結局、1学期も通わずに退学したそうだ。その後、旅に出た彼は、天職となった”役者”への道を志すことになる。
俳優になることを告げた際、母親からは「ジファンがついにジファンらしいものを見つけた」とし「一生懸命頑張ってみろ」と、快く承諾する言葉を貰ったそうだ。
パク・ジファンの母親は、彼が何かにチャレンジすると話す度に、肯定してくれていたという。
音楽の道に行くと話せば「ジファンはピアノが上手だ」と言い、詩人になると話した時は「ジファンの感性がまた最高だよ」と支持。そんな母親のおかげで、演技を幸せに始めることができたそうだ。
***
一番の理解者である母親からも応援され、俳優という天職を見つけたパク・ジファン。
あらゆる作品で、ストーリーを行き来しながら卓越した演技力を披露し、視聴者に深い印象を残すと称賛を得ている俳優だ。
(構成:星野沙)
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