1990年代半ばから2000年初めに生まれたZ世代が、SNSなどのインターネットで使う流行語がある。デジタルネイティブ世代とも言われるZ世代の感性に触れられる流行語を5つ紹介。あなたはいくつわかる?
韓国で世代を表す、”MZ世代”という言葉がある。
1980年代初めから1990年代半ばに生まれた”ミレニアル世代”と、1990年代半ばから2000年初めに生まれた”Z世代”を組み合わせた造語だ。
“ミレニアル世代”がアナログとデジタルの間の世代とすれば、”Z世代”は幼い頃からデジタル環境に慣れている世代。
さまざまなSNSを使いこなし楽しむことが上手な”Z世代”は、トレンドを作る世代とも言えるのではないだろうか。
そんな”Z世代”が主にSNSなどのインターネットで使う、言葉を省略したり、本来の意味をうまく使い心情を表す流行語がある。
聞いたことがない人にとっては新鮮なZ世代の流行語は、TVプログラムやラジオなどで”ミレニアル世代”のK-POPアイドルに問題として出されることも。

박박!(画像出典:『Run BTS!』映像キャプチャー)
BTS(防弾少年団)のバラエティー番組『Run BTS!』の中でも、”박박(パクパク)”という新造語が問題として出題され、戸惑うBTSメンバーたちが話題になった。
“박박”というのは、”대박(テバク)”を省略し繰り返した造語で、”すごい”という意味。
例えば、”박박 웃겨(パクパク ウッキョ)”のように使い、ニュアンスを活かしたまま訳すと”めっちゃウケる”という意味になる。
今回は、”박박”のような次々と生まれてくる流行語の中で、5つを紹介。あなたはいくつわかる?
점메추:チョンメチュ

“점메추”は、”점심 메뉴 추천”を略した言葉(画像出典:『Run BTS!』映像キャプチャー)
K-POPアイドルがライブ配信でファンと交流している時に、「今日の“점메추”は〜」と話しているのを聞いたことがある人もいるのでは?
“점메추”というのは”점심 메뉴 추천(チョンシム メニュ チュチョン)”を略した言葉で、”ランチメニューのおすすめ”という意味だ。
“점심(チョンシム/昼食)”の部分を”저녁(チョニョク/夕食)”に変えて、”夕食のおすすめ”という意味で使うこともできる。
반모:パンモ
“반말 모드(パンマル モドゥ/タメ語モード)”を省略した言葉で、インターネット上で敬語から友達口調にしていいか質問する時に使う。
SNSをよく使わない人は知らないことも多く、反対に「반모って知ってる?」と、言葉を知らなかった人たちの中で話題になることも。
킹받네:キンバッネ

(画像出典:YouTube Amazing Saturday映像キャプチャー)
“킹(キン/King)”と”열을 받다(ヨルル パッタ/頭にくる)”を組み合わせた造語。
とても頭にきた時だけでなく、“非常に良い”という肯定的な意味にも使われる。
SNSでファンが推しの写真と共に、「너무 잘생겨서 킹받네(ノム チャルセンギョソ キンバッネ/とてもカッコよくてムカつく)」と書いていたら、推しがカッコよすぎて頭にくるほど心にグッときたことを表す。
비상이다:ピサンイダ
“비상(ピサン)”とは”非常”という意味で、感動する出来事と遭遇した時など、心が揺さぶられて涙が出る“非常事態”のような時に使われる。
韓国のインターネット上の投稿から広まった言葉で、SNSでよく使われている流行語。
ファンが推しへの愛情表現として、”킹받네”と同じように“涙が出そうなほど良い”という意味で使われることもある。
오히려 좋아:オヒリョ チョア
“오히려 좋아”とは、”むしろ良い”という意味。
主にインターネット上で使われている言葉で、その意味の通り、想像とは違うけれど良い時や、悪い状況でも良い方向に考える時に使う。
例えば、いつもは完璧な姿を見せている人に寝癖がある時の“むしろ良い”や、ダイエットをしている時にケーキを食べようとして、うっかり床に落とした時の、唇を噛み締めながらの“むしろ良い”など。
使うと不思議と肯定的な気持ちになる言葉。
*****
紹介した流行語の中に知っている言葉はあっただろうか。
Z世代の流行語はデジタルネイティブ世代らしく、“밈(ミム/ミーム)“といわれるインターネット上で広まっていく二次創作物やパロディーが多い。
豊かで自由な感性が表れているZ世代の流行語にぜひ注目してみてほしい。
(文:濱口由里絵)
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