JTBC『スノードロップ』がクライマックスを迎え、主演を務めたBLACKPINKジスの演技力に注目が集まっている。回を重ねるごとに成長し、安定した演技を披露するジス。ある韓国メディアはこれを称賛すべく報じたものの、大衆からの反応は冷ややかなものだった。その理由というのが‥。
JTBC『スノードロップ』がクライマックスを迎えると共に、主人公を演じたBLACKPINKのジスに再びスポットライトが当てられている。

JTBC『スノードロップ』(画像出典:JTBC Drama)
『スノードロップ』は、放送前から”歴史歪曲”議論に巻き込まれ、視聴率は苦戦。これに加え、ヒロインを演じたジスの演技力議論、さらにストーリー自体が面白さに欠けるといった厳しい声が届けられていた。
(関連記事)『スノードロップ』海外ファンは気付けない、韓国人がジスに’うるさい’理由
しかし、クライマックスに向け、不満の声が漏れていたジスの演技力も驚くほど成長し、本来の魅力を発散。さらにチョン・ヘインとのケミストリーも爆発し、2人が織りなすラブストーリーに好反応も見られている。
これについて韓国メディア・スポーツ朝鮮は「『スノードロップ』は物足りない視聴率を見せながらも、ジスという無限の魅力を放つ女優を残した」とし、ジスが女優として成功する理由について報じている。
現在、韓国芸能界には、20代のスター女優が少ない。一時、ヒロインの座を総なめにしてきた女優たちは、いまや30代、40代となっている。
この現実を踏まえ、同メディアは「ジスが今回指摘された面を改善し努力すれば、いくらでも”メロクィーン”の座につくことができる」とし、「今後の出演作によって、ジスは一気に20代女優のトップにつくこともできる」と期待を込めた評価を見せている。

”国民の初恋”として愛されている、女優のぺ・スジ(画像出典:マネジメントSOOP公式サイト)
その理由として、比較対象に挙げられたのが、ガールズグループmiss A出身のペ・スジ(以下、スジ)だ。
2010年にmiss Aのメンバーとしてデビューしたスジは、2011年、KBS2『ドリームハイ』で演技に初挑戦し女優デビューを果たす。その後、2012年に映画『建築学概論』でスターダムを駆け上り、多くの人気を集めてトップスターへとなった。
大衆からは”国民の初恋”と呼ばれながら多くの愛を受け、20代トップ女優の1人として評価されている。
不動の人気を得て、20代女優の代表格となったスジであるが、成人した俳優として本格的な演技に挑戦した際、感情表現や発音などで指摘を受けたことがあった。だが、これを血の滲むような努力で乗り越え、現在の栄光を手に入れている。
同メディアはこのスジの成功例を挙げ「ジスも今後の努力次第で、いくらでも今の演技議論を乗り越えることができるという見通しだ」と報じている。
しかし、この報道に一部のネットユーザーからは微妙な反応が見られている。
あるオンラインコミュニティーでは、「なぜスジをだす?」「スジが可哀想」「あきれた」「スジと比較するって失礼じゃない?」「これは記者がスジを嫌いってこと?」「記者が笑わせようとしてる」など、報道に対しあきれた反応が多くを占めていた。
ガールズグループからまた1人、新たな”女優”が誕生することは大歓迎であるものの、すでにトップの座に君臨し、大衆から愛されている女優の名を出したことにネットユーザーは反感を抱いている様子だ。
一方、『スノードロップ』は、今月30日に第15話と第16話の2話を放送し、その幕を閉じる。
ジスへの演技評価も上々になっている今、有終の美を飾ることができるのか、日韓のドラマファンの間で見守られている。
BLACKPINK
BLACKPINK(愛称 ブルピン / ハングル 블랙핑크)は、韓国のガールズグループ。2016年にYGエンターテインメントによって結成。
メンバーは韓国出身のジス、ジェニー、オーストラリア出身のロゼ、タイ出身のリサによる4名。公式ファンクラブ名は「BLINK(ブリンク)」。
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