2020年6月に結成され、同年12月、鮮烈デビューを飾った人気アイドルグループNiziU(ニジュー)。しかしこの1年で、話題性の少なさや露出度の低さが顕著だ。では、その突破口として浮上しているK-POPの本場、韓国でNiziUはどう評価されているのだろうか? その現状を紹介したい。
昨年、JYPエンターテインメント(以下JYP)と、日本の民放局である日本テレビがタッグを組んで行われた大規模オーディション『虹プロジェクト』。
この番組で9人のメンバーが選出され、2020年6月にNiziU(ニジュー)という名の女性アイドルグループが誕生した。
デビュー前から音楽ファンの熱い視線が注がれたNiziUは、同年12月に鮮烈デビューを飾り、大晦日に放送されるNHK『紅白歌合戦』には、史上最速の”デビュー29日”で出場するという快挙を成し遂げた。
だが今年、順風満帆に見えた彼女たちの活動も”伸び悩み”が見え、”試練”というキーワードが浮上し、今後の活動を憂慮する声が聞こえている。中には「急に見なくなった」「突然消えた」など、刺激的なワードで皮肉を言うネットユーザーも。

NiziU 1stフルアルバム『U』ジャケットイメージ(画像出典:JYPエンターテインメント)
一部の音楽ファンは、突破口として韓国をはじめとする、海外進出に注目。
もともとJYPは、K-POPカルチャーを先導するエンターテインメント企業であり、彼らが輩出した数々のアイドルグループは、海外での活動を念頭において作られている。
NiziUがK-POPの本場である、韓国でお墨付きをもらい、それをバネに海外でも活躍するというシナリオは、『虹プロジェクト』がローンチされた段階で、すでに話し合われている可能性が高い。
だが、NiziUの韓国&海外進出のニュースは、一向に聞こえてこない。日本の国内需要だけを満足させるアイドルグループにしては、そのポテンシャルがもったいないと思うファンも多いはずだ。
では、彼女たちの次のデスティネーションとして浮上している韓国では、音楽とパフォーマンスに対してどう評価されているのだろうか。
残念ながら現在、韓国メディアをはじめ、韓国オンラインコミュニティーでの評価は、”音楽<経済的価値”に偏っている。
実際、韓国メディアの報道を見てみると、芸能専門メディアよりも経済専門メディアによるニュースが多い。
最近公開された、ニュースの見出しを見てみると、
- JYPエンターテインメント 目標株価 上方調整 Stray Kids TWICE NiziUが旺盛(10月25日 ビジネスポスト)
- FNC 第2のNiziUへの期待に株価上昇(10月20日 マネートゥデイ)
- JYP 取引量増加に株価上昇‥10.2%↑(10月20日 租税金融新聞)
- NiziU 1stフルアルバム『U』ジャケットイメージ公開(10月4日 BizEnter)
など「NiziUのおかげでJYPの株価が上がっている」という論調を紹介している記事が大半だ。しかも”ビジネス”、”マネー・金融”など、投資や経済に関する単語が媒体名に付いているメディアが目立つ。
NiziUの持つ音楽的アイデンティティーや将来性、K-POPアイドルとの比較といった観点での記事は、あまり見当たらない。

NiziUの韓国活動は実現できるのか‥?(画像出典:NiziU公式SNS)
では、韓国の音楽ファンの評価はどうなのだろうか。
経済的価値や、株価上昇への貢献など、音楽ファンが多く集まるオンラインコミュニティーでの評価も、韓国メディアが見せる”偏狭”そのままだった。ごくまれに新曲レビューが上がってはいるが、マイノリティーに過ぎない。
上述したように、NiziUにはK-POPカルチャーを先導するJYPの有望株として、その音楽性や将来性にスポットライトを当ててもらいたいのだが、残念ながら韓国メディアが持つ彼女たちのイメージは、”株”そして”JYPの稼ぎ頭”に留まり、抜け出せずにいる感が否めないのだ。
NiziU
JYPエンターテインメントとソニーミュージックによる共同グローバル・オーディション『Nizi Project(虹プロ)』から誕生した9人組ガールズグループ。
メンバーは、マコ、リオ、マヤ、リク、アヤカ、マユカ、リマ、ミイヒ、ニナ。
6月30日に、プレデビュー曲『Make you happy』を発表、12月2日に『Step and a step』で正式デビューした。
編集部おすすめ記事
-
SS501ユニット”FIVE O ONE”、20周年公演のビハインドと未来への約束
-
BTOB イ・ミンヒョク、圧倒的カリスマ!ソロコンサート「HOOK – WHO : KING」ポスター公開
-
AMPERS&ONE、3rdミニアルバム「LOUD & PROUD」でチャート1位&MV1,000万回再生を同時達成
-
idntt初ユニット”unevermet”、「M COUNTDOWN」で鮮烈デビュー!初ステージで観客を魅了
-
GOT7 マーク、新曲「hold still」で描く愛と別れ・・深まる音楽世界に期待高まる
-
“可愛い息子と” CNBLUE イ・ジョンシン、愛犬シンバくんとの日常ショットにファンほっこり
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
まるで塩キャラメル!9月CS放送で堪能する「大人のロマンス」韓国ドラマ5選
-
アン・ボヒョン、少年のような笑顔!ギルグの魅力あふれるセルカ公開
-
ウ・ドファン、デニム姿で見せた透明な日常!夏夜の静かなときめき
-
“可愛い息子と” CNBLUE イ・ジョンシン、愛犬シンバくんとの日常ショットにファンほっこり
-
「100番の思い出」キム・ジョンヒョン、優しさと余裕を兼ね備えた“あしながおじさん”役で胸キュン予告
-
SS501ユニット”FIVE O ONE”、20周年公演のビハインドと未来への約束
-
GOT7 マーク、新曲「hold still」で描く愛と別れ・・深まる音楽世界に期待高まる
-
idntt初ユニット”unevermet”、「M COUNTDOWN」で鮮烈デビュー!初ステージで観客を魅了
-
BTOB イ・ミンヒョク、圧倒的カリスマ!ソロコンサート「HOOK – WHO : KING」ポスター公開
-
第4次韓流ブームから5年!「韓国ドラマ=Netflixで観る」方程式の誕生に一役買った作品10選
-
AMPERS&ONE、3rdミニアルバム「LOUD & PROUD」でチャート1位&MV1,000万回再生を同時達成
-
200万回再生突破!YOUNG POSSE、新曲「FREESTYLE」で5世代K-POPの中心へ
-
tvN「巫女と彦星」チュ・ヨンウが1位!「25年8月 韓国ドラマ俳優 ブランド評判」ベスト5
-
あの日の感動が再び甦る!9月CSで楽しめる韓国俳優 過去来日イベント3選
-
今年の秋トレンドは大物俳優のテレビ復帰!韓国で話題沸騰 秋の新作ドラマ5選
-
最新作も続々!25年9月に日本の劇場で出会える注目の韓国映画6選
-
日本のテレビ初上陸の便り!9月CSで届けるK-POP公演&韓国バラエティ5選
-
TOMORROW X TOGETHER、Danmeeアンケート「25年7月 K-POPボーイズグループ人気決定戦」1位に
-
イ・ドンウク、JTBC「優しい男の物語」の裏側を公開!淡く染まる静かな午後
-
ハン・ジミン、夏の真昼に咲く笑顔!デイジーのように輝く日常ショット公開
-
YOUNG POSSE、4th EP「Growing Pain pt.1 : FREE」カムバックショーケースに出席!(PHOTO20枚)
-
パク・ミニョン、新ドラマ「コンフィデンスマンKR」で知性×美貌×財力を兼ね備えた“天才詐欺師”に!
-
KBS「トクスリ5兄弟をお願い!」最終回視聴率20.4%!アン・ジェウクが見せた圧倒的存在感
-
母は連続殺人犯、息子は刑事・・コ・ヒョンジョン主演SBSドラマ「カマキリ -殺人者の外出」が描く禁断の心理戦
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。