韓国で、テレビをつけたら見ない日はないというくらい、有名なコメディアンであり司会者のユ・ジェソク。彼は歌手のユ・ヒヨルと共に、Kakao(カカオ)エンターテインメントの有償増資に参加し、株主になったという。これを受けて、どのくらいの収入を得ているのかにも関心が集まっている。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

韓国で”国民MC”という別名を持つコメディアンがいる。

彼の名は、ユ・ジェソク。

デビュー当時は"バッタ"という愛称で親しまれていたユ・ジェソク

デビュー当時は”バッタ”という愛称で親しまれていたコメディアでありMCのユ・ジェソク。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

1991年にKBS公開採用コメディアンの試験に合格し、第7期としてデビュー。当初はなかなか日の目を見ることはなかったが、年を重ねる毎に彼の活躍が顕著になり、いまや一流の放送人である。

日本人の中では、アイドルやドラマが好きな人たちにはあまり馴染みのない人物かもしれないが、韓国では、彼を知らない人がいないと言っても過言ではないほどの売れっ子。

視聴者の持つイメージと本人の人柄に差異がないため、ユ・ジェソクの好感度は下がることがないのだという。また、秘密裏に寄付活動を続けていることでも知られているのだが、本人が「絶対に名前を明かさないでほしい」と言っているため、表に出た金額以上に寄付をしているだろうと見られている。

そんなユ・ジェソクが、芸能事務所Antenna(アンテナ)の代表を務めている歌手のユ・ヒヨルと共にKakaoエンターテインメント(以下、カカオエンタ)の有償増資に参加し、株主になったことが明らかに。

11月16日の電子公示システムによると、カカオエンタは10月25日、第三者割当有償増資を通してユ・ヒヨルら35名を対象に、総額1377億5167万ウォン(53万9957株/約131億4160万円)規模の新株を発行したと公示している。

ユ・ヒヨルが、有償増資に参加した金額は約70億ウォン(約6億6780万円)で、カカオエンタ株2万7438株(持分率0.07%)を確保。彼は保有中だったAntenna持分の一部を、カカオエンタに売却し有償増資代金を用意したと見られている。

ユ・ジェソクもカカオエンタ増資に参加したことが明らかになったが、具体的な金額は明かされていない。

これに関して、カカオエンタの関係者は韓国メディアのEdaily(イーデイリー)を通して「Antennaのアーティストとしての責任感、ユ・ヒヨル代表とのパートナーシップで、有償増資を決めたそうだ」と、裏話を伝えた。

またこのニュースを受けて、ユ・ジェソクの出演料にもスポットが当てられている。11月3日に放送された、KBS2『芸能ライブ』の報道によると、ユ・ジェソクは番組出演料で年間約27億ウォン(2億5758万円)稼いでいるという。

さらに広告出演料は6~8億ウォンで、広告収益だけで56億ウォン(約5億3424万円)に達するそうだ。

ユ・ジェソクは最近、FNCエンターテインメントから、ユ・ヒヨルが代表を務めるAntennaに移籍したことで知られており、移籍料として100億ウォン(約9540万円)を受け取ったと言われている。

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