- 俳優イ・ジュンギが、韓国で人気のバラエティー番組のゲストに登場。
- 映画『王の男(2005)』でシンドローム巻き起こした際には、“芸能人病”に陥っていたことを告白した。
- 今年、俳優人生20年を迎えたイ・ジュンギは、様々な壁を乗り越えてキャリアを積んできたようだ。

俳優イ・ジュンギ(中央)がバラエティー番組に出演 (画像出典:『You Quiz on the Block』 Instagram)
8月30日、俳優イ・ジュンギが、tvNの人気バラエティー番組『You Quiz on the Block(以下、You Quiz)』にゲスト出演した。
イ・ジュンギを語る上で外せないのは、やはり韓国映画史に残る名作『王の男(2005)』だろう。この日の放送でも、当然この話題が取り上げられた。
彼が劇中で演じたのは、女形の旅芸人コンギル。妖艶な目つきで世の男性を誘惑する中性的な役柄で、神秘的で妖しい美しさを放つコンギルは、まさにハマリ役だった。
公開当時、彼の美しいビジュアルが注目を集め、“綺麗な男”シンドロームが巻き起こり、「ワンナム(王の男)廃人」という言葉まで誕生。
また、劇場で映画を何度も観覧する「N次観覧文化」が一つの文化として定着したのも、この映画がきっかけと言われており、なんと46回も観覧した人がいたのだとか。
それだけ多くの人を熱狂させた『王の男』は、最終的に韓国での観客動員数が1200万人を超える大ヒットとなり、当時の韓国及び歴代公開映画の興行1位を占めた。
そしてイ・ジュンギは、『第42回 百想(ペクサン)芸術大賞』をはじめ多数の授賞式で、人気賞や新人賞を獲得した。

イ・ジュンギの出世作『王の男(2005)』(画像出典:namuwiki)
イ・ジュンギは、この日出演した『You Quiz』で、自身の出世作となった『王の男』のキャスティング秘話を明かした。
競争率3000倍というオーディションに挑み、見事コンギル役を掴んだ彼は「絶対に取らなければならない時だった。新人にはあまりにも大きなチャンスだった」と振り返る。
結果、公開された映画は大ヒット。彼は、世間から一気に脚光を浴びる存在となった。
イ・ジュンギは「とてもありがたかったが、今のような場合は大ヒット作が出ても3~6カ月で入れ変わるではないか。その時は1年間『王の男』1つで、一緒にやったことも全てうまくいったので、個人的に誤った考えに陥ってしまった。世の中は僕で回っていると思った」と当時のことを率直に明かした。
そして自ら、*芸能人病になっていたことを告白する。
*芸能人病:過度に関心を受けることを意識して自我陶酔したり、自分の認知度を必要以上に過大評価したりする行為を指す。
続けて「新人の時から共にしてきた周りの人たちが一番わかっている。その方々が単刀直入に話してくれた。そうやって生きていたら、僕がこの仕事をやめなければならないだろう。今からでも変えなければ、多くの人々に迷惑をかけると思った」と、無事に心を入れ替えられたことを伝えた。

番組では『王の男』キャスティング時のエピソードも公開 (画像出典:tvN 動画キャプチャー)
イ・ジュンギの俳優デビューは、2003年のMBC『ノンストップ4』だが、本格的なドラマデビューは、2004年にMBCとフジテレビで放送された、日韓合作ドラマ『STAR’S ECHO~あなたに逢いたくて~』だった。
韓国ネットの情報によると、彼は主人公の弟役に抜擢されたが、演出を担当した監督から「私は君のような顔をした子が嫌いだが、今回は良さそうだ」と言われたという。
この一言は、新人俳優にとって、かなりのダメージになったのではないだろうか。
しかしイ・ジュンギは屈せず努力し、他の作品にも出演後、高い倍率を勝ち抜いて『王の男』のコンギル役を手にする。
彼の中性的な雰囲気と色気、そして何よりも美しい顔立ちこそが武器となり、韓国に“イ・ジュンギ旋風”を巻き起こした。
当時は、話題の人物としてポータルサイトの検索語で1位になるほどの人気だったそう。
その人気ぶりが長く続いたことで「自分はすごいんだ」と錯覚し、彼は“芸能人病”になってしまう。
その後、周囲の人の助けにより目が覚めた彼は「『王の男』は大きな祝福だったが、一方で中性的な俳優で終わるだろうという壁ができた。僕はこれを突破していくために脱皮できる何かが必要で、それがアクションだと思った」と話す。
そしてMBC『犬とオオカミの時間(2007)』では、代役なしのアクションシーンに挑戦し、新境地の開拓に成功した。
様々な壁を乗り越え、キャリアを積んできたイ・ジュンギは、今年で演技生活20年を迎えている。
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