暖かな日が続き、本国的な春の訪れを感じるこの季節。

出会いの時期だからこそ、新たな恋を連想する人は多いのではないだろうか。

そこで本記事では、今週末に日本のテレビで見られるロマンス韓国映画を5つ紹介する。

トキメキたっぷりのものから、切ない涙の味がするもの、また甘いかと思いきや時々しょっぱさもあり、絶妙な匙加減で観る者の心を掴む作品が勢揃いしている。なかには胸を締め付けられるような1作も。

新年度に入り、なにかと忙しいこの時期。ドラマを完走する時間がない人でも、映画ならサクッと楽しめるのでは？

マイ・スイート・ハニー (2023)

『マイ・スイート・ハニー』は、主に映画界で活躍する実力派俳優ユ・ヘジンと、韓ドラ人気を長年に渡って牽引してきたキム・ヒソン主演作。大ヒット映画『エクストリーム・ジョブ』(2019)を手掛けたイ・ビョンホン監督が脚本を担当したロマンチックコメディーだ。

恋愛経験の少ない40代の会社員とシングルマザーが出会い、恋へと発展していく物語。誰かに想いを寄せるようになる気持ちを初々しく描き、純粋でキラキラとした大人の恋愛が印象的な作品となっている。クスっと笑えるコミカル要素がふんだんに盛り込まれているのもポイントだ。

●日本放送情報：WOWOWシネマ/2025年4月25日(金) 午後7:00
●番組ページ：https://www.wowow.co.jp/detail/203210
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

恋愛の抜けたロマンス (2021)

『恋愛の抜けたロマンス』は、大人の色気溢れるイメージの強いソン・ソックと、アクションものでの活躍が目立つチョン・ジョンソが、それぞれいつもと異なる一面を見せたロマンチックコメディー。デートアプリを介して始まる物語だ。

韓国作品のラブストーリーの定石を踏まない斬新な切り口で構成されており、徐々に距離を詰めていって恋へと発展する過程なしに、ある出来事からいきなりスタート。一通り恋を経験してきた男女の正直な気持ちをリアルに描いていると感じた人が多く、観る者の共感を呼ぶ。

●日本放送情報：KBS World/2025年4月25日(金) 22:00～深夜0:15
●番組ページ：https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=1735
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

ユア・マイ・サンシャイン (2005)

『ユア・マイ・サンシャイン』は、韓国が誇る役者であるチョン・ドヨンとファン・ジョンミンの熱演が感動を呼ぶ純愛映画。韓国上映当時、歴代ロマンス映画のなかでトップの興行成績を記録した名作で、数多くの授賞式で栄誉ある賞に輝いている。

実話をもとに描かれた作品で、HIVに感染した女性と、彼女を一途に愛する男性の物語だ。前半は、主演2人の温かな演技に癒され、後半は涙なしには見ることができない。ヨーロッパ映画のような落ち着いた世界観のなかで、男女のやり取りに集中して楽しめる作品となっている。

●日本放送情報：アジアドラマチックTV/2025年4月26日(土) 24:20
●番組ページ：https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011164/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

オアシス (2002)

『オアシス』は、銀幕のスターソル・ギョングと、先日『おつかれさま』(Netflix/2025)での活躍が熱い視線を浴びたばかりのムン・ソリの熱演が光る号泣必至のラブストーリー。大ヒット映画『シークレット・サンシャイン』(2007)の演出を務めたイ・チャンドン監督作品だ。

脳性マヒを患った女性と彼女に性的暴行を加えようとした男性が、互いに惹かれ合っていく物語で、あまりにも残酷な設定に韓国では非難ともとれる声が続出したが、役者の演技とクオリティーの高い演出によって、これ以上ない感動作に仕上がっている。本作が伝えたかったものはなんなのか、ロマンス要素以外の部分でも考えさせられるだろう。

●日本放送情報：WOWOWシネマ/2025年4月26日(土) 午前1:20
●番組ページ：https://www.wowow.co.jp/detail/019082
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

私の頭の中の消しゴム (2004)

『私の頭の中の消しゴム』は、元祖韓流スターチョン・ウソンと、韓国を代表するスター女優ソン・イェジンが息を合わせた純愛ラブストーリー。前出の『ユア・マイ・サンシャイン』が登場するまで、韓国のロマンス映画としては最も多い観客動員数を誇った作品だ。

前半は男女の出会いがドラマチックに描かれているが、物語が進むにつれ、若年性アルツハイマーを患った妻と、彼女を愛し献身的にサポートする夫の姿、少しずつ症状が悪化してしまう過程がなんとも切ない。昨年『涙の女王』(tvN/2024)が絶大なる支持を得たが、本作はそれよりもさらに、妻が病にむしばまれてからの話にクローズアップしており、同作を楽しんだ人ならきっとハマるに違いない。

●日本放送情報：アジアドラマチックTV/2025年4月27日(日) 5:00
●番組ページ：https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011173/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

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