- 韓国俳優といえば日本では、主にドラマで活躍する役者が注目を浴びている。
- 映画俳優のなかには、高い演技力と過去の実績により、出演すればヒットすると言われている俳優がいる。
- 映画ファンなら知る人ぞ知る韓国俳優7人と、彼らの代表作を紹介する。
韓国俳優は韓流ブームが巻き起こって以降、多くの日本人を虜にしてきた。
その中心にいるのは、ドラマに出演する役者たちだ。黄色い声援を浴びるのは当たり前、常に一挙手一投足が話題となり、新作ドラマでの活躍ぶりは日本でも熱い視線を浴びる。
しかし実は、スクリーンで活躍する俳優陣のなかにも、押さえておきたい名優が大勢いるのをご存じだろうか。
彼らが出演すればヒットすること間違いなし。高い演技力と過去の実績により、驚くべきチケットパワーを持っていることから、韓国では興行の“保証小切手”と呼ばれている。
以前に比べるとここ数年、銀幕のスターがお茶の間に登場する機会が増えており、ドラマファンのなかにも、彼らや韓国映画に興味を持っている人は多いはず。そこで本記事では、映画ファンなら知る人ぞ知る、保証小切手俳優を7人と彼らの代表作を紹介する。
リュ・スンリョン
リュ・スンリョンは、善良な役から悪役、コミック演技まで幅広くこなす俳優。ドラマファンなら、『ムービング』(Disney+/2023)で、チキン店を営んでいた父親といえばピンとくるのではないだろうか。

リュ・スンリョン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
2019年公開の映画『エクストリーム・ジョブ』が代表作の1つで、観客動員数は1千万人越え。なんと当時韓国映画の歴代興行成績第2位を記録した。絶妙なタイミングで放たれるセリフと、計算されつくされた表情は圧巻。本国のみならず、海外でも多くの人に愛された。
画像出典:CJ ENM Movie
エクストリーム・ジョブ
コメディ/アクション
2019/111分
あらすじ
潜伏捜査のため、チキン店を経営することになった麻薬捜査班の物語を描いたコメディ・アクション。
リュ・スンリョン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ、コンミョン 他
1626万人
「コメディ要素が多め」
「サクッと観られる作品」
「結構面白い」
予告映像
動画出典:シネマトゥデイ
チャ・スンウォン
チャ・スンウォンは、モデル出身の俳優。スタートは役者ではないが侮るなかれ、スクリーンで強烈なキャラクターを演じ続けてきた実力派だ。人気ドラマ『ある日~真実のベール』(Coupang play/2021)や『私たちのブルース』(Netflix/2022)とは、一味異なる彼の姿を楽しめるのが映画だ。

チャ・スンウォン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
そのなかでも、世界的大ヒットを記録した『毒戦 BELIEVER』シリーズ(2018、2023)が有名。物語のキーパーソンで正体不明のキャラクターを熱演した。ある理由により顔だけで演技しなければならないシーンもあったが、鋭い眼光をはじめ声のトーンなど、使えるものは全て活用して見事に役の持つ感情を表現している。
画像出典:Netflix
毒戦 BELIEVER 2
サスペンス/アクション
2023/114分
あらすじ
アジアで最も危険な麻薬王イ先生を追うチョ刑事の戦いを描いたサスペンス・アクション。
チョ・ジヌン、チャ・スンウォン、ハン・ヒョジュ、オ・スンフン、ソ・ハジョン 他
-
「シーズン1の方が面白かった」
「キャスト変更についていけなかった」
「シーズン1と設定が大きく変わってて残念」
予告映像
動画出典:Netflix Japan
イ・ジョンジェ
イ・ジョンジェといえば、『イカゲーム』(Netflix/2021)を世界的大ヒットへ導いた俳優として有名。しかし実は映画への出演の方が多く、1994年以降ほぼ毎年のようにフィルモグラフィーを更新してきた。

イ・ジョンジェ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
特に、『暗殺』(2015)での活躍は有名。役作りでなんと15kgも減量し、そのうえ不安を抱えた役の心理を表現するために48時間寝ずに撮影に挑んだシーンも。その甲斐あってか、観客動員数は1千万人を優に超えた。
画像出典:SHOWBOX
暗殺
サスペンス
2015/140分
あらすじ
日本統治下時代の韓国を舞台に、親日派や日本の政府要人の暗殺計画に挑む韓国の精鋭部隊の運命を描いたサスペンス。
チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ、オ・ダルス、チョ・ジヌン 他
1270万人
「雰囲気で楽しめる作品」
「内容がまとまっていて面白かった」
「かなりドロドロな内容」
予告映像
動画出典:シネマトゥデイ
マ・ドンソク
マ・ドンソクは、本国のみならず日本でも“マブリー”の愛称で親しまれている俳優。『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』(OCN/2016)など、過去にはドラマ出演歴もあるが、スクリーンで圧倒的な活躍を見せている。

マ・ドンソク(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
なかでも映画『犯罪都市』シリーズ(2017、2022、2023、2024)が有名。マ・ドンソクの描き出す愛すべきキャラクターと痛快なアクションシーンが好評を得ている。続き物の場合、徐々に人気が失速するケースがみられるが、本作は全4作、観客動員数1千万人越えを果たし、韓国映画界を代表するシリーズものとして広く認知されている。
画像出典:MEGABOX PLUSM,ASCENDIO
犯罪都市
アクション
2017/121分
あらすじ
ソウル南部に位置するクムチョン警察に勤務する刑事マ・ソクト(マ・ドンソク扮)は、これまで持ち前の剛腕で地域の揉め事を解決に導いてきた。しかし近ごろ中国の犯罪組織「黒竜組」の韓国進出により手を焼いていて‥。
マ・ドンソク、ユン・ゲサン、チョ・ジェユン、チェ・グィファ、ホン・ギジュン 他
688万人
「悪人たちと戦う姿がかっこよかった」
「スカッとする」
「コメディで観やすかった」
予告映像
動画出典:moviecollectionjp
ユ・へジン
ユ・へジンは、劇団出身の映画専門俳優。ドラマの出演歴もあるが1作のみで、デビュー以来約27年間スクリーンで活躍してきた。どちらかというと、ワントップで主演を務めるタイプの役者ではなく、各作品で重要なキャラクターを演じて物語を最高潮に盛り上げるタイプ。

ユ・へジン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
代表作の1つで、観客動員数1千万人を超えた『ベテラン』(2015)でも、ファン・ジョンミン、ユ・アインという錚々たる役者陣が名を連ねるなか、自分だけの魅力を発散し興行に大きく貢献したと言われている。
画像出典:SHOWBOX
ベテラン
アクション
2015/124分
あらすじ
正義感あふれる熱血刑事と巨悪な御曹司の対決を描いたアクション映画。
ファン・ジョンミン、ユ・アイン、ユ・ヘジン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ 他
1341万人
「ユ・アインの演技がすごい」
「アクション要素満載で面白かった」
「サクッと楽しめる」
予告映像
動画出典:シネマトゥデイ
ファン・ジョンミン
ファン・ジョンミンは、韓国映画を語るうえで抜きにはできない名優中の名優。近年ドラマでは、『ナルコの神』(Netflix/2022)で極悪神父を演じ熱い視線を浴びたが、悪役を演じさせたら彼の右に出る者はいないと言われるほど。言動や表情の全てで独特の怖さを表現し、映画ではそんな彼の名演技を満喫できる作品が多い。

ファン・ジョンミン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ところがそうかと思えば、善良なキャラクターもお手の物。人情深い役で活躍した主演映画『国際市場で逢いましょう』(2014)は、公開後28日目で観客動員数1千万人を突破し、家族のために生きてきた父役で好演を繰り広げた彼には称賛の声が届いた。
画像出典:CJエンターテインメント
国際市場で逢いましょう
ヒューマン/戦争
2014/126分
あらすじ
釜山の国際市場を舞台に、激動の時代を生き抜いたドクスの生涯を描いたヒューマンドラマ。
ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルス、チョン・ジニョン、チャン・ヨンナム 他
1426万人
「涙腺崩壊するほど大号泣」
「とてもよい作品」
「言葉では表せないくらいグッとくる」
予告映像
動画出典:シネマトゥデイ
ハ・ジョンウ
ハ・ジョンウも前出のファン・ジョンミン同様、最近のドラマでは『ナルコの神』での活躍が挙げられるが、映画をメインに活動を繰り広げている俳優。同年代の役者と比較すると演技力の面でも興行の面でも他の追随を許さない。

ハ・ジョンウ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
それだけにヒット作も多いが、近年話題となったのは2部構成からなる『神と共に 第一章:罪と罰』(2017)と、『神と共に 第二章:因と縁』(2018)。日本でも大成功を収めた映画『新感染ファイナル・エクスプレス』(2016)を超える興行成績を残した。ハ・ジョンウの熱演によって、ただのファンタジーにとどまらず見応えのある作品に仕上がっている。
画像出典:LOTTE ENTERTAINMENT
神と共に 第一章:罪と罰
ファンタジー/アクション
2017/140分
あらすじ
火災現場で殉死した消防士ジャホンが冥界で49日間、現世に生まれ変わるために7つの地獄裁判を受けることから始まるファンタジー・アクション。
ハ・ジョンウ、チャ・テヒョン、チュ・ジフン、キム・ヒャンギ、キム・ドンウク 他
1441万人
「ファンタジー要素満載で観やすかった」
「気軽に楽しめる作品」
「早く観ればよかったと後悔するくらい面白い」
予告映像
動画出典:シネマトゥデイ
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