昨年10月に起きたパワハラ騒動に対し、先ごろ2度目の謝罪を行ったRed Velvet(レッドベルベット)のアイリーン。大衆からの関心が高まるなか、彼女のスクリーンデビュー作である映画『ダブルパティ』の公開が2月に決定した。

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映画『ダブルパティ』は、「頑張れ」という言葉だけでは慰めにならなかった辛い日に、シルム(韓国相撲)の有望選手ウラムとアナウンサー志望のヒョンジが出会い、互いに慰め合いながら愛と夢を叶える様子が描かれた青春ドラマだ。

アイリーン主演の映画『ダブルパティ』の公開が決定！(画像出典：Naver Movie)

ドラマ『十八の瞬間』、『A-TEEN』などに出演し、抜群のスタイルと温かみのあるビジュアル、印象的な演技で大衆の注目を集めたシン・スンホが高校シルム王出身のカン・ウラム役を、アイリーンが夢を叶えるため孤軍奮闘するアナウンサー志望生イ・ヒョンジ役を演じる。
また、映画『最初の一杯のように(原題)』で『第27回韓国文化芸能大賞』の監督賞を受賞したペク・スンファン監督がメガホンを取り、キャスト、スタッフともに豪華メンバーが集結したと話題を集めている作品だ。

映画『ダブルパティ』は、昨年から韓国ドラマ界でブームとなっている、”夢と希望を抱いて生きる若者たちの成長を描く”青春応援ジャンル系だ。
2020年にNetflix(ネットフリックス)でも放送され、日本でも人気継続中のドラマ『青春記録』や『スタートアップ：夢の扉』のように、ただ爽やかで甘酸っぱいだけの青春恋愛劇を描くのではなく、アイデンティティーの確立をはじめ、苦悩し、夢を叶えるために努力を重ね、立ちはだかる壁を乗り越える姿などが描かれた、いわゆる青春群像劇だ。

ドラマ作品と同様に、『ダブルパティ』も青春真只中の若者から青春を回顧する親世代まで、あらゆる世代から共感と支持を得るものと期待されている。

2021年を代表する青春劇となるのか、期待が寄せられている映画『ダブルパティ』(画像出典：Naver Movie)

日本をはじめ海外からのラブコールが絶えない韓国の映像コンテンツ。その流れは多様性を見せており、その時代ごとに”ブーム”となる題材があるようだ。

日本に韓流ブームが到来した2000年代には、ドラマ『冬のソナタ』や『天国の階段』に代表されるように、負のスパイラルとも言うべき救いようのない泥沼劇や、涙無くしては見られない切なすぎるメロドラマが主流だった。

その流れはやがて変化し、2017年前後は『秘密の森』や『被告人』、『ボイス』シリーズなど連続殺人鬼やサイコパスなどが出現するスリラーやクライムサスペンス、そして『SKYキャッスル～上流階級の妻たち～』といった社会派ドラマなどが人気を博し、最近では前述した『青春記録』や『スタートアップ：夢の扉』のように若者の青春を描いた作品がメインとなっている。現在もこの人気は続いており、『ダブルパティ』もその上昇気流に乗るものと見られている。

時代によって流行するジャンルは異なるが、このブームにしっかりと乗った作品は成功を収めている。まだまだ雑音の絶えないアイリーンだが、映画『ダブルパティ』での好演で、再び共感と好感を得ることができるのではと期待されている。

(関連動画)Red Velvet アイリーン主演映画’ダブルパティ’予告編

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