年末年始、韓国映画にハマってしまった人も少なくないだろう。次は何を観るべきか迷っている人にはぜひ、心に響く”感動系”の韓国映画をおすすめしたい。アクション系大作が注目されがちな韓国映画だが、感動系の作品にも名作が多い。今回は、年末年始の映画鑑賞熱が冷めやらぬ方に、こたつで暖を取りながらじっくり鑑賞したい、3本の感動系作品を紹介する。

年末年始に韓国映画にハマってしまった人も少なくないだろう。今回は、年末年始の映画鑑賞熱が冷めやらぬ方に、じっくり見てほしい3本の感動系韓国映画を紹介する。

『7番房の奇跡(2013)』

1本目は、韓国で1280万人もの観客を動員した大ヒット作、『7番房の奇跡(原題:7番房のプレゼント[7번방의 선물])』だ。

『7番房の奇跡』(C)NEXT ENTERTAINMENT WORLD Inc. & FINEWORKS Co., Ltd. All Rights Reserved.

『7番房の奇跡』韓国版ポスター((C)NEXT ENTERTAINMENT WORLD Inc. & FINEWORKS Co., Ltd. All Rights Reserved.)

日本で『パラサイト 半地下の家族(2019)』と同時期に公開され、話題を呼んだアクションコメディー『エクストリーム・ジョブ(2018)』で主演を務めたリュ・スンリョンが死刑囚を熱演した感動作。

障害により、意思を正確に伝えることが難しい主人公ヨング(リュ・スンリョン扮)は、幼女暴行殺人容疑という濡れ衣を着せられ、死刑判決を受けて刑務所へ送還されてしまう。たった一人の家族である幼い娘、イェスン(カル・ソウォン[子役]/パク・シネ)と引き離され、追い詰められていくヨング。

しかし、純粋なヨングの心に触れた刑務所の仲間たちの協力ものと、ヨングは無実を証明する裁判に挑む‥。

本作は、”障害者と冤罪”という社会問題を軸に、父と娘の深い親子愛、刑務所で出会った仲間たちとの騒動や友情といったエピソードを、コミカルかつファンタジックに描き、多くの感動を呼んだ。刑務所を舞台にした作品は重たい内容を想像しがちだが、本作はコミカルで笑える場面も満載だ。衝撃のクライマックスは号泣必至。寒い冬にぴったりな心温まる、そして親子の愛が織り成す感動作をぜひ。

映画『7番房の奇跡』予告編(動画出典:YouTube シネマトゥデイ)

『あの日、兄貴が灯した光(2016)』

2本目は、先述の『7番房の奇跡』で脚本を手掛けたユ・ヨンアが、再び多くの人々に感動を与えた力作『あの日、兄貴が灯した光(原題:ヒョン[형])』。

(C)2016 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.

『あの日、兄貴が灯した光』韓国版ポスター((C)2016 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.)

“スポーツを題材にした韓国映画にハズレ無し!”と言っても過言ではないほど、韓国スポーツ映画は名作が多い。

本作は柔道を題材にした爽やかな感動作で、Netflixの大人気ドラマ『賢い医師生活』シリーズで主演を努め、日本でも一躍知名度を上げたチョ・ジョンソクと、大人気K-POPグループEXO(エクソ)のメンバーD.O.(ディオ/ド・ギョンス)が、ダブル主演を努めている。

試合中の事故で視力を失った柔道の国家代表ドゥヨン(ド・ギョンス扮)は、家にこもりふさぎ込んだ生活を送っていた。そんなドゥヨンの前に、詐欺罪で服役中の兄ドゥシク(チョ・ジョンソク扮)が数年ぶりに現れ、期限付きの共同生活が始まる。

はじめは反発しながらも、次第に心を寄せ合う2人。そしてドゥヨンは、障害者スポーツの選手として再び柔道と向き合い、国家代表を目指すことに。タイトル通り、兄貴が弟の光となり、懸命に再起を支える姿を描いた名場面が数多登場。クライマックスの試合のシーンは、涙なしでは観ることができないほど、胸が切なくなるはず。

映画『あの日、兄貴が灯した光』予告編(動画出典:YouTube CJEntertainmentJapan)

(関連動画)チョ・ジョンソク&ド・ギョンス映画 ‘あの日、兄貴が灯した光’ エンディング ‘心配しないで あなた’

『戦場のメロディ(2016)』

3本目は、感動系映画テッパンのジャンルである戦争映画から『戦場のメロディ(原題:兄さんのこと[오빠생각])』を紹介したい。

(C)2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD. All Right Reserved.

『戦場のメロディ』韓国版ポスター((C)2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD. All Right Reserved.)

本作は、朝鮮戦争下で実在した、戦争孤児で結成された児童合唱団をモチーフとしたストーリーだ。

戦争映画といっても『戦場のメロディ』は、子どもたちと兵士の交流を描いた異色作。9人組ボーイズグループ、ZE:A(ゼア)のメンバーで、日本でも人気を博したtvNドラマ『未先―ミセン―(2014)』で主人公を演じたイム・シワンが、寡黙な青年兵士役で映画初主演を務めている。

軍の任務で、戦争孤児たちが暮らす施設の責任者となった主人公サンヨル(イム・シワン扮)は、傷付いた子どもたちの心に触れ、子ども合唱団を立ち上げる。戦地を巡り、兵士たちの慰問コンサートを開催し、笑顔を取り戻していく子どもたち。しかし、激化する戦争という現実が、彼らの笑顔を奪っていく‥。

本作は、戦争を舞台にしながらも”歌の力が人を癒し、勇気づける”という、音楽のが持つ意味を問いかけるヒューマンドラマとなっている。孤独を抱えた兵士と、戦争孤児の交流がハートフルに描かれ、子どもたちの名演技が胸を打つ。単なる戦争映画として着地しない”音楽映画”としても胸に響く感動作だ。

映画『戦場のメロディ』予告編(動画出典:YouTube シネマトゥデイ)

いかがだろうか。まだまだ寒い日が続く冬、様々な感動のシーンに出合い、涙してみては。



EXO

EXO(エクソ / ハングル 엑소)は、SMエンターテインメント所属の男性アイドルグループ。 韓国人が8人、中国人が4人の計12人で構成され、2012年4月8日に韓国と中国でデビューした。その後、中国人メンバー3人が相次いで脱退し、現在は9人体制となっている。

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