- 俳優のパク・ソジュンと歌手のIUが主演を務める映画『ドリーム』が公開された。
- 話題性の高さなどから作品のヒットが期待される中、一部の韓国映画評論家はやや苦言を呈している。
- そんな評論家たちの意見や、苦言に対する監督の思いとは?

4月26日より公開されたパクソジュンとIU主演の映画『ドリーム』(画像出典:plusm entertainment 公式Twitter)
2023年上半期、最も期待されている韓国映画『ドリーム』が本日(4月26日)公開された。
『ドリーム』は元サッカー選手のホンデ(パク・ソジュン扮)と情熱に欠けたプロデューサーのソミン(IU扮)が、ホームレスによって結成された韓国代表選手と共に夢に挑戦する物語だ。
2010年に韓国が初出場したホームレスワールドカップの実話を基に制作された作品であり、劇中では日本でも高い人気を誇る俳優のパク・ソジュンと、歌手のIUが初共演を果たしている。
さらに演出を務めたイ・ビョンホン監督は、2019年に韓国歴代興行収入第1位を記録した大ヒット映画、『エクストリーム・ジョブ』を手がけた人物。
国内映画の不振が続いていると指摘される韓国映画業界であるが、『ドリーム』は豪華キャストや実力のあるスタッフ陣によって制作されていることから、映画界の救世主になるのではないかと期待を高めている。
(関連記事) パク・ソジュンが「ドリーム」を語る「韓国映画を危機から救う?それは妄想」
4月24日に行われた『ドリーム』のVIP試写会には、BTS(防弾少年団)のVやジョングク、俳優のキム・スヒョン、女優のハン・ソヒなど韓国を代表するスター芸能人が多数参加しており、SNSを中心に大きな話題に。
話題性の高さの他、祝日が多い5月は家族連れの観客が訪れると推測されることからも、さらなる好成績が見込まれている。
世間では公開前から良い反応を得ている『ドリーム』。しかし、その一方で韓国の映画評論家たちの意見はやや苦言気味だ。

『ドリーム』と比較されるイ・ビョンホン監督の前作、映画『エクストリーム・ジョブ』((C)2019 CJ ENM CORPORATION, HAEGRIMM PICTURES. CO., Ltd ALL RIGHTS RESERVED)
映画公開の数日前、ある韓国ネットに、映画評論家20人が書いたとされる『ドリーム』の評価とレビューの文章が登場した。
彼らのレビューを見てみると、ほとんどの評論家たちは『ドリーム』を10点満点中5〜6点台で評価。
コメントを見てみると、監督の前作である『エクストリーム・ジョブ』に比べ、多くの評論家がどこか物足りなさを感じているようだ。
ある評論家はメンバーを集めるまでの笑いを誘う展開と、後半の感動的な場面を引き合いに出し、イ・ビョンホン監督の得意なコメディー演出の魅力を十分に出せていないと指摘。
コメントには「決められた道だけを走るスポーツ映画」「前作の魅力はどこに消えたの?」という意見が寄せられている。

『ドリーム』の演出を務めたイ・ビョンホン監督(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ネット上で話題となっている『ドリーム』のレビューであるが、イ・ビョンホン監督は一部の人々が『エクストリーム・ジョブ』と今作を比較している現状を把握しているようだ。
彼は4月21日に自身のインスタグラムを更新し、世間の作品比較に対する率直な心情を語っている。
「『エクストリーム・ジョブ』の栄光が大きな役割を果たし、成功の末に”あ、いよいよ『ドリーム』も撮れそうだな”と制作会社の代表にも大言したのですが、世の中に出してみたら、この映画のハンディーキャップはホームレスではなくて、私でした」
「イ・ビョンホンという監督は、社会問題を扱っても、どれだけ笑わせるか、斬新であるのかで評価を受ける監督になっていました」
「比較される作品は、類似するジャンルの映画ではなくて『エクストリーム・ジョブ』になっていました。『エクストリーム・ジョブ2』を撮ったわけではありません」
さらに「制作会社の代表をはじめ、共に作品を作ってきた人々に申し訳なくなりました。すみません」と謝罪し、作風の異なる前作と比べられる現状に無念さを伝えている。
『ドリーム』に対する評論家の意見は手厳しいものとなったが、彼らは専門的な視点から映画を見ているため、一般の人々の反応や意見とは異なる場合が多い。
過去には観客の口コミで人気が広がっていった作品もあることから、映画が公開された今、『ドリーム』が今後どのような反響を呼ぶのか、国内のみならず海外からも注目が寄せられている。
『ドリーム』
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