• 2025年は多くの韓国映画が公開され、豪華キャストや演技ドル、スクリーンデビュー組が一堂に集う一年だった。
  • 中でもカン・ハヌルは5作品に出演し、映画界を象徴する“顔”として圧倒的な存在感を放った。
  • 本記事では、日本で視聴できる2025年公開の韓国映画9作をご紹介する。(2025年12月4日現在)

今年も韓国映画界では多彩なジャンルと高い完成度を備えた作品が次々と誕生。

スクリーンには、クォン・サンウ、ソン・ヘギョ、ハ・ジョンウ、キム・ナムギル、イ・ビョンホン、マ・ドンソクといった重厚な演技派に加え、アン・ヒョソプ、イ・ミンホ、チョ・ジョンソク、アン・ボヒョン、ピョン・ヨハンなど主演級俳優がずらりと並び、華やかなラインナップが完成した。

また評価の高い演技ドルである少女時代のイム・ユナ、EXOのド・ギョンスをはじめ、TWICEのダヒョンがついにスクリーンデビューを果たすなど、新たな顔ぶれが劇場を盛り上げ、韓国映画の地平をさらに広げた一年でもある。

そんな中でも特に目覚ましい存在感を放ったのが、1年間でなんと5本の映画に出演したカン・ハヌル。『殺人配信』、『YADANG/ヤダン』、『84m²』、『ファーストライド』(原題:퍼스트 라이드)、『ひとりぼっちのプリンス』(原題:나혼자 프린스)と、文字通り“見ない日はない”ほどにスクリーンを席巻した。

今回本記事では、2025年に韓国で劇場公開された作品のうち、日本ではどこで観られるのか、視聴可能な韓国映画9選をまとめてご紹介する。(2025年12月4日現在)

『大人の童話 〜この恋、青少年は禁止です!〜』(2025/R18+/109分)

1作目は、今年1月8日に韓国で公開された映画『大人の童話 〜この恋、青少年は禁止です!〜』をご紹介。

パク・ジヒョン、チェ・シウォン、ソン・ドンイルという存在感あるキャストが三者三様の魅力を放つ痛快ロマンチック・コメディ。

物語は、絵本作家になることを夢見ながらも、現実では「わいせつ物取り締まり課」の公務員として働く主人公ダンビが、ひょんなことから“19禁ウェブ小説”を書きはじめ、自分でも気づかなかった才能を開花させてしまうところから動き出す。

主演のパク・ジヒョンは、繊細な表情と抜群のコメディセンスで“令和のラブコメ新女王”と呼びたくなる新境地を披露し、チェ・シウォン、ソン・ドンイルとの掛け合いも作品の大きな魅力となっている。

そして本作は、劇場発信型映画祭『未体験ゾーンの映画たち2026』の一環として、2026年1月9日より日本公開が決定。

韓国公開から約1年を経て、ようやく日本のスクリーンでもそのユーモアと温かさを味わえる貴重な機会となりそうだ。

●日本公開スケジュール:2026年1月9日(金)~2026年1月15日(木)
●詳細ページ:https://ttcg.jp/human_shibuya/movie/1281100.html

画像出典:MEDIACAN
大人の童話 ~この恋、青少年は禁止です!~
コメディ
2025/109分

あらすじ

絵本作家になることが夢だが、現実はわいせつ物の取り締まりを行う公務員ダンビが仕方がなく19禁のウェブ小説を書いたところ、意外な才能を発見するコメディ映画。

キャスト

パク・ジヒョン、チェ・シウォン、ソン・ドンイル 他

韓国観客動員数

16万

口コミ

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『ヒットマン リサージェンス』(2025/119分)

2作目にご紹介する作品は、今年1月22日に韓国で公開された『ヒットマン リサージェンス』。クォン・サンウ、チョン・ジュノ、イ・イギョンら豪華キャストが再集結した痛快アクション・エンターテインメントである。

本作は、2020年公開の映画『ヒットマン エージェント:ジュン』の続編で、元伝説の暗殺者でありながらウェブ漫画家として平穏に暮らしたい主人公ジュンが、新たなトラブルに巻き込まれ、再び戦場へ引きずり戻される姿をスケールアップして描く。

前作からさらにキレ味を増したアクションシーンと、クォン・サンウが魅せる抱腹絶倒のコミカル演技が絶妙に混ざり合い、笑って燃える爽快作として話題を集めた。

日本では6月13日より劇場公開され、現在はAmazonプライムビデオをはじめ、各種VODサービスで視聴可能。映画館で見逃した人も、自宅で気軽に帰ってきたヒットマンを楽しむことができる。

●日本配信情報:Amazonプライムビデオ、U-NEXT、Lemino (2025年12月4日現在)

画像出典:BY4M STUDIO
ヒットマン リサージェンス
アクション/コメディ
2025/118分

あらすじ

人気ウェブ漫画家になりたいが故に、国家情報院を抜け出したジュンが再び歴代級の事件に巻き込まれるアクション・コメディ。

キャスト

クォン・サンウ、チョン・ジュノ、キム・ソンオ、ファンウ・スルヘ、イ・イギョン 他

韓国観客動員数

254万人

口コミ

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予告映像


動画出典:シネマトゥデイ

『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』(2025/115分)

3作目、ソン・ヘギョとチョン・ヨビンが主演を務める『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』は、今年1月24日に韓国公開された、禁忌と恐怖が交錯する戦慄のオカルティック・スリラー。

本作は、2015年公開の映画『プリースト 悪魔を葬る者』のスピンオフ兼続編として制作された。

物語の中心となるのは、強力な悪霊に取り憑かれた少年を救うため、禁じられた儀式に臨む二人の修道女。聖域であるはずの修道院を舞台に、救済と破滅の境界が揺らぐ緊張感が終始張りつめ、観客を非日常へと引きずり込む。

ソン・ヘギョの圧倒的な存在感と、チョン・ヨビンが見せる繊細かつ鬼気迫る演技が作品の没入感をさらに高め、韓国公開時も大きな話題を呼んだ。

そして本作は、ついに来年1月30日より日本で劇場公開が決定。韓国映画らしいリアルな恐怖演出と、二大女優の競演が生み出す重厚なドラマが、日本のスクリーンでも体験できる。

●日本公開日:2026年1月30日(金)
●詳細ページ:https://klockworx.com/movies/gwitae/

画像出典:NEXT ENTERTAINMENT WORLD
鬼胎(クィテ) 黒い修道女
オカルト/ミステリー/ホラー
2025/-分

あらすじ

強力な悪霊に捕らわれた少年を救うため、禁止されている儀式を行う人々の物語を描いたオカルト・ミステリー。

キャスト

ソン・ヘギョ、チョン・ヨビン、イ・ジヌク、ホ・ジュノ、ムン・ウジン 他

韓国観客動員数

167万人

口コミ

 -

予告映像


動画出典:シネマトゥデイ

『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』(2025/101分/PG12)

4作目は、ジニョンとTWICEのダヒョンが主演を務める『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』。K-POPファンの間でも大きな注目を集めた青春ロマンス映画である。

特に、本作はダヒョンにとってのスクリーンデビュー作として公開前から大きな話題を呼んだ。

同名台湾映画を原作とした本作は、模範生ソナに恋をした青年ジヌが、すれ違いや葛藤、成長を経て“本当の気持ち”と向き合っていく過程を繊細に描き出す。青春特有の不器用さとまぶしさが交錯し、多くの観客の心を揺さぶった。

今年8月には日本でも劇場公開され、現在はAmazonプライムビデオ、U-NEXTにて配信中。劇場で見逃した方も気軽に視聴できる。

●日本配信情報:Amazonプライムビデオ、U-NEXT (2025年12月4日現在)

画像出典:WYSIWYG STUDIOS, CJ CGV
あの夏、僕たちが好きだったソナへ
青春/ロマンス
2025/102分

あらすじ

模範生のソナに恋をしたジヌが、すれ違いと成長の中で“本当の気持ち”に向き合っていく姿を描いた青春ロマンス。

キャスト

ジニョン、ダヒョン、ソン・ジョンヒョク、イ・ミング、イ・スンジュン 他

韓国観客動員数

16万人

口コミ

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予告映像


動画出典:シネマトゥデイ

『スンブ: 二人の棋士』(2025/116分)

韓国囲碁界に実在した、師弟にして最大のライバル。その伝説的関係を描いたのが、イ・ビョンホン主演の映画『スンブ: 二人の棋士』である。

本作は、囲碁史に刻まれたチョ・フニョンとイ・チャンホの軌跡を、ドラマティックに映し出したヒューマンドラマ。

世界囲碁選手権を制し、国民的英雄“国手”となったばかりのトップ棋士チョ・フニョン。彼の前に突如現れたのは、囲碁の指導を受けたことがないにもかかわらず“神童”と称される10歳の少年イ・チャンホだった。

フニョンは少年の圧倒的な才能を直感し、弟子として引き受けることを決意する。厳しくも真摯な指導のもとで成長したチャンホは、やがて師であるフニョンと同じ舞台でタイトルを争う存在へと成長していく。

師弟の絆、勝負師としての宿命、そして互いを高め合う運命の対局。技だけでは語れない、心の攻防までもが丁寧に描かれた本作は、多くの観客に深い余韻を残した。

現在、Netflixにて配信中。囲碁の知識がなくとも楽しめる、濃密な人間ドラマとなっている。

●日本配信情報:Netflix (2025年12月4日現在)

画像出典:BY4M STUDIO
スンブ:二人の棋士
ヒューマン
2025/116分

あらすじ

師弟でライバルでもあった韓国囲碁界の伝説、チョ・フニョンとイ・チャンホの物語を描いた作品。

キャスト

イ・ビョンホン、ユ・アイン、コ・チャンソク、ヒョン・ボンシク、ムン・ジョンヒ 他

韓国観客動員数

214万人

口コミ

「主演2人の演技合戦」
「見応え満載」
「囲碁を知らない人にもおすすめ」

予告映像


動画出典:Netflix Japan

『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』(2025/106分)

俳優としてだけでなく、監督・脚本・制作までハ・ジョンウが“映画人”としてのすべてを注ぎ込んだ話題作『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』が、2月27日より日本劇場公開される。

本作は、研究一筋だったスタートアップ代表のチャンウクが、4兆ウォン規模の国家事業を獲得するために、人生初のロビー活動としてゴルフを始める物語を描いたブラックコメディ。

ハ・ジョンウのほか、キム・ウィソン、カン・へリム、イ・ドンフィら実力派キャストが集結し、独特のブラックユーモアを加速させている。

シリアスな題材をコミカルに切り取るハ・ジョンウらしい筆致が光り、笑いと風刺が絶妙なバランスで共存する作品に。

●日本公開日:2026年2月27日(金)

画像出典:SHOWBOX
ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール
ブラックコメディ
2025/106分

あらすじ

研究一筋だったスタートアップ代表のチャンウクが、4兆ウォン規模の国家事業を獲得するために、人生初のロビー活動としてゴルフを始める物語を描いたブラックコメディ。

キャスト

ハ・ジョンウ、パク・ビョンウン、キム・ウィソン、カン・マルグム、クァク・ソニョン 他

韓国観客動員数

25万人

口コミ

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予告映像


動画出典:MOVIE WALKER PRESS

『YADANG/ヤダン』(2025/123分/R15+)

麻薬取引の設計者とも呼ばれるブローカー「ヤダン」、さらなる高みへと上り詰めようと野心を燃やす「検事」、そして麻薬犯罪撲滅に人生を賭けた「刑事」。

『YADANG/ヤダン』は、三者三様の目的を持つ男たちの思惑が複雑に絡み合い、どこへ転がるか予測不能な緊張と裏切りが連続する犯罪アクション映画。

出演には、今年だけで5作品に名を連ね、勢いが止まらないカン・ハヌルをはじめ、実力派ユ・ヘジン、パク・ヘジュン、そして存在感のある演技で知られるリュ・ギョンスらが集結。

それぞれのキャラクターが放つ圧倒的な熱量と、危険な均衡の上で進む駆け引きの応酬が、韓国ノワールらしいダークで重厚な世界観をより一層際立たせている。

アクション、サスペンス、心理戦が絡み合う本作は、見る者の心拍数を否応なく高める1本。

正月明けの気だるさを吹き飛ばしたい人にもぴったりな、痛快で刺激的なエネルギーを味わえる。

日本では来年1月9日より劇場公開。 年始最初の熱い一本としておすすめしたい作品である。

●日本公開日:2026年1月9日(金)
●公式ページ:https://yadang.jp/

画像出典:MEGABOX PLUSM
YADANG/ヤダン
犯罪/アクション
2025/122分

あらすじ

韓国の麻薬界を設計するブローカー“ヤダン”、より高いところを目指す“検察官”、そして麻薬犯罪の撲滅にすべてをかける“刑事”が、それぞれ異なる目的を持ちながら絡み合い、展開される犯罪アクション映画。

キャスト

カン・ハヌル、ユ・ヘジン、パク・ヘジュン、リュ・ギョンス、チェ・ウォンビン 他

韓国観客動員数

337万人

口コミ

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予告映像


動画出典:博報堂DY ミュージック&ピクチャーズ【Showgate】ch

『悪魔祓い株式会社』(2025/92分)

次は、熾烈なアクションで圧倒するマ・ドンソクと、ソヒョン(少女時代)の新境地が話題を呼んだオカルト・アクション超大作『悪魔祓い株式会社』。

韓国で今年4月に公開された本作は、12月12日よりTOHOシネマズ新宿をはじめ、日本全国の劇場でスピード公開される(劇場により公開日は異なる)。年末のスクリーンに強烈な一撃を放つ一本として早くも注目を集めている。

物語の舞台は、悪を崇拝する集団によって混乱と恐怖が渦巻く都市。

そんな混沌に立ち向かうのが“聖なる夜”と呼ばれる闇の解決者チームだ。マ・ドンソク演じる圧倒的怪力を持つバウ、ソヒョンが扮するクールで聡明なシャロン、そして個性的な能力を持つキム。

三人が邪悪な勢力を討伐すべく奔走する姿は、韓国版ゴーストバスターズ×デーモンハンターとも言えるスケール感を漂わせ、普通のアクションでは味わえない独特の爽快感と緊張感が同居している。

年末の忙しさを忘れさせてくれる、エンターテインメント性の高い1本である。

●日本公開日:2025年12月12日(金)
●公式ページ:https://gaga.ne.jp/akumabarai.com/

画像出典:LOTTE ENTERTAINMENT
悪魔祓い株式会社
ミステリー/アクション/ホラー
2025/92分

あらすじ

悪を崇拝する集団によって混乱に陥った都市を舞台に、特別な能力を持つ闇の解決者チーム"聖なる夜"のバウ、シャロン、キムが邪悪な勢力を討伐するオカルト・アクション。

キャスト

マ・ドンソク、ソヒョン、イ・ダウィ、キョン・スジン、チョン・ジソ 他

韓国観客動員数

77万人

口コミ

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予告映像


動画出典:ギャガ公式チャンネル

『NO OTHER CHOICE』(2025/139分)

韓国公開時、重厚な演技陣の競演で大きな話題を呼んだ犯罪スリラー『NO OTHER CHOICE』。

イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンという韓国映画界を代表する名優たちが一堂に会した注目作。

今年9月に韓国で公開され、来年3月には日本公開が予定されている。

物語の主人公は、25年間製紙会社に勤めてきた平凡なサラリーマン、マンス。

突然の解雇通告を受け、長年守ってきた家族の生活が一瞬で崩れ落ちる危機に直面した彼は、なんとか再就職先を見つけようと奔走する。

しかし、その過程で予期せぬ事件に巻き込まれ、普通の男だったはずのマンスは、次第に後戻りできない状況へと追い込まれていく。

理不尽な現実、追い詰められる中年男性の焦燥、そして家族を守るために揺れ動く心。イ・ビョンホンを筆頭とした俳優陣の緊張感あふれる演技が物語に圧倒的な説得力を与え、見応えのある社会派スリラーとして高く評価された。

観る者に問いを突きつけるような余韻を残す本作は、2026年春、日本でも多くの観客に衝撃を与えることだろう。

●日本公開予定:2026年3月

画像出典:CJ ENM MOVIE
NO OTHER CHOICE
犯罪/スリラー
2025/139分

あらすじ

25年間、製紙会社に勤める男マンスが突然の解雇に直面し、家族を守るために再就職に向けて奮闘する姿を描いた犯罪スリラー。

キャスト

イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン 他

韓国観客動員数

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口コミ

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予告映像


動画出典:CJ ENM Movie

ダンミ ニュース部

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