• 今韓国で放送中のドラマの中には、韓ドラ界で話題を総なめにしている作品がある。
  • いくら良作であっても、好みや着眼点などが異なる視聴者全員を満足させるのは困難だ。
  • ドラマファンから玉に瑕だと惜しまれているポイントを紹介する。

今韓国で放送中の『白雪姫には死を~BLACK OUT』(MBC/2024)、『となりのMr.パーフェクト』(tvN/2024)、『悪魔なカノジョは裁判官』(SBS/2024)が、韓ドラ界で話題を総なめにしている。

視聴率を獲得するのが難しいと言われている昨今、高い数字を叩き出しドラマファンを魅了中だ。日本でも配信されているため、夢中になって視聴している人は多いのではないだろうか。

しかし観る者によって着眼点や好みは千差万別。万人を納得させるのは、どんな作品であっても困難を極めるものだ。

たとえば、世界的人気作や韓ドラ史に残る名作、各授賞式で栄誉ある賞を受賞したドラマであっても残念だと言われる点があることも。冒頭の3作も例外ではなく、韓国では様々な意見が上がっている。

今本国のみならず日本でも愛されている作品ではあるが、玉に瑕だと惜しまれているポイントを紹介する。

白雪姫には死を~BLACK OUT (MBC/2024)

視聴率2.8%でスタートし、放送回を重ねるごとにほぼ右肩上がりを維持している『白雪姫には死を~BLACK OUT』。残すところ3話となった第11話では、最高視聴率8.6%を獲得するなど視聴者から好評を得ている。

なかでもクオリティーの高いストーリーと役者陣の熱演が熱い視線を浴びており、徐々に成績を伸ばしてきた理由がここにある。

しかしその一方で、演出に対しては厳しい意見がちらほら。長年テレビドラマ界で活躍し、OTT・VOD作品未経験のカメラ監督が撮影している点を挙げて、昔のドラマのような匂いがするとの声も。

映画を彷彿とさせるような作品が当たり前となりつつある韓ドラ界において、ややオールドともいえる雰囲気に違和感を覚えたようだ。

その他、物語の展開についても少々スローペースだという意見もある。

●日本で視聴可能なVOD(2024年9月30日現在):
・U-NEXT
・Hulu
・ABEMA
・Watcha
・FOD

画像出典:MBC
白雪姫には死を~BLACK OUT
ミステリー/スリラー
MBC/2024/全14話

あらすじ

遺体が発見されていないミステリアスな殺人事件の犯人として名指しされ、前科者となった青年が10年後に真相を明らかにするミステリー・スリラー。

キャスト

ピョン・ヨハン、コ・ボギョル、コ・ジュン、キム・ボラ、ペ・ジョンオク 他

最高視聴率・受賞歴など

8.8%

口コミ

「定番のミステリーだけど面白い」
「今年1番かも」
「見応え十分」

となりのMr.パーフェクト (tvN/2024)

制作発表の段階から注目視されていた『となりのMr.パーフェクト』は、第1話のスタートとともにドラマファンの期待どおり多くの人に愛されている。

日本でもNetflix(ネットフリックス)の視聴ランキングである”今日のTV番組TOP10(日本)”にランクインするなど、今期を代表する話題作の1つだ。

主演を務めるチョン・へイン&チョン・ソミンの息の合った掛け合いはもちろん、彼らの母親役として登場する女優陣の演技対決も見どころの1つ。ロマンス以外のサブストーリーも充実しているとの評価。

ところがなかには、ストーリーや登場人物の設定に制作者側の意図が垣間見え、不自然さを感じる人も。また、叙事や題材、キャラクターの職業などに接点がないとの見方もあり、物語全体を通していまいちまとまりに欠けると惜しむ声が上がっている。

ロマンチックコメディーという韓ドラの定番かつ人気ジャンルで、これまで数多くの作品が世に輩出されてきただけに目の肥えた視聴者が多く、彼ら彼女らを納得させるには、たとえ面白いドラマであっても一筋縄ではいかないようだ。

●日本で視聴可能なVOD(2024年9月30日現在):Netflix

画像出典:tvN
となりのMr.パーフェクト
ラブコメディ
tvN/2024/全16話

あらすじ

誤った人生を取り戻そうとする女性と、その彼女の生きた黒歴史である"お母さんの友達の息子"が繰り広げるラブコメディ。

キャスト

チョン・ヘイン、チョン・ソミン、キム・ジウン、ユン・ジオン、パク・ジヨン 他

最高視聴率・受賞歴など

8.5%

口コミ

「爽やかな物語」
「2人のケミが最高」
「サクサク観られる」

予告映像


動画出典:Netflix Japan

悪魔なカノジョは裁判官 (SBS/2024)

視聴率3%を超えればまずまずと言われている近年の韓ドラ界において、初回放送からいきなり6.8%を獲得してスタートしたパク・シネ主演の『悪魔なカノジョは裁判官』。

最新話である第4話では9.7%を記録し、翌回では早くも2桁越えをするのではないかと期待されている作品だ。

しかし、死んだ判事の身体に悪魔が憑依するという設定など、好き嫌いがはっきりと分かれやすい個性の強いドラマだと言われており、CGとファンタジー好きには独特な世界観が好評を得ているものの、そうでない人からはやや稚拙なのではないかとの反応。

また、女性視聴者を意識したのか、はたまた役の設定を活かすためなのか、主人公の衣装が華やかでTPOを気にしていない点が残念だとの声も上がっている。

●日本で視聴可能なVOD(2024年9月30日現在):Disney+

画像出典:SBS
悪魔なカノジョは裁判官
ファンタジー/ロマンス
SBS/2024/全14話

あらすじ

裁判官の体内に入った悪魔カン・ビンナ(パク・シネ扮)が、人間的な刑事ハン・ダオン(キム・ジェヨン扮)と出会い、真の裁判官に生まれ変わる善悪共存ファンタジー・ロマンス。

キャスト

パク・シネ、キム・ジェヨン、キム・アヨン、キム・イングォン、キム・ヘファ 他

最高視聴率・受賞歴など

13.6%

口コミ

「最後まで飽きなかった」
「爽快感があって面白かった」
「ファンタジーが苦手な人でも楽しく観られるかも」

予告映像


動画出典:SBS Drama

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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