• 韓国ドラマは数年前から“女性ドラマ”が急増し、女性の人生を彼女たちの視点でリアルに描いた物語が本国はもちろん日本でも観る者を魅了している。
  • 昨年までは、比較的多かったが、残念ながら今年はまだ特段目立った作品がない。
  • 女性ドラマブーム再来となるか、9月スタートの話題の新作女性ドラマを3つ紹介する。

韓国ドラマは数年前から、“女性ドラマ”が急増した。

以前は、イケメン韓流スターやトップ女優が主演を務めて作品の人気を牽引するタイプのものが目立ったが、近年は現代女性の共感を呼ぶ女性ドラマも人気。

女性が生きていくうえで経験する困難をはじめ、恋愛や家族、仕事、自立、友情など、身近な素材をリアルに描きながら観る者を虜にする。

国は違えど、日本でも多くの人に支持されており、昨年は『ジョンニョン:スター誕生』(tvN/2024)や『グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~』(SBS/2024)が。それ以前にも『ポジション ~広告代理店の女王~』(JTBC/2024)や『イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜』(tvN/2024)、『医師チャ・ジョンスク』(JTBC)、『マスクガール』(Netflix)などが大きな反響を得た。

残念ながら今年は、特段目立った作品がまだないが、9月からは3作ほぼ同時にスタート。少し下火になっていた女性ドラマブーム再来となるか、期待の新作ドラマを紹介する。

ウンジュンとサンヨン (Netflix/2025)

『ウンジュンとサンヨン』は、9月12日に日韓同時公開され、9月19日現在“今日のTV番組TOP10(日本)”の5位にランクインしている話題作。

『ユミの細胞たち』(tvN/2021)で、1人の男性を巡って静かだがヒヤッとするバトルを繰り広げ、物語を大いに盛り上げたキム・ゴウンとパク・ジニョンが再び息を合わせた作品だ。

本作での両者の関係は、小学生の時からの親友。友情はあるものの、そこには嫉妬や憧れ、劣等感、愛憎などといった感情が入り乱れ、なんとも複雑だ。

女性同士のリアルな感情描写が見どころで、そんな2人が年齢を重ねるにつれどう変化していくのかも見逃せない。また、涙を誘うエピソードもふんだんに盛り込みながら視聴者を魅了する。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年9月19日現在):Netflix

画像出典:Netflix
ウンジュンとサンヨン
ロマンス
Netflix/2025/全15話

あらすじ

毎瞬間、お互いを最も好きで憧れながらも、また嫉妬し憎み合い、一生をかけて複雑に絡み合ってきた2人の友人、ウンジュンとサンヨンのすべての時間に向き合う物語。

キャスト

キム・ゴウン、パク・ジヒョン、キム・ゴヌ 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:Netflix Japan

100番の思い出 (JTBC/2025)

『100番の思い出』は、9月13日に韓国で放送がスタートし、翌日には日本でも公開されたキム・ダミ&シン・イェウン主演の青春ロマンス。

1人の男性を巡る女性2人の初恋と、家族や夢、真の友情と連帯を、1980年代を背景に描いた作品だ。

厳しい労働環境なかでも夢と希望を失わず、現実と向き合う女性の姿は痛々しくも美しい。彼女たちの感情が、観る者にも手に取るように分かるほど繊細に描かれ、そのリアルさに引き込まれるだろう。

またノスタルジックな感性は物語の世界観を盛り上げ、激動の時代を懸命に生きた女性の悲哀を描いた物語は、当時を知る人はもちろんそうでない若者世代も魅了するほどの面白さが。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年9月19日現在):U-NEXT

画像出典:JTBC
100番の思い出
ロマンス/ヒューマン/コメディ
JTBC/2025/全12話

あらすじ

1980年代、100番バスの案内員ヨンレとジョンヒの輝く友情、そして二人の前に現れる運命の男性ジェピルをめぐって繰り広げられる青春ロマンス。

キャスト

キム・ダミ、シン・イェウン、ホ・ナムジュン、イ・ウォンジョン、イ・ジョンウン 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:JTBC Drama

月まで行こう (MBC/2025)

『月まで行こう』は、9月19日に韓国でスタートするハイパーリアリズム生存期。ラ・ミランをはじめイ・ソンビンとチョ・アラム扮する、それぞれ異なる事情を持った女性3人が、コイン投資を始めて繰り広げられる物語だ。

給料をもらって生計を立てる者の現実と厳しさ、女性同士の友情と連帯をあたたかくコミカルに描いているそうで、視聴者に笑いと感動をプレゼントする予定。

その他、社会構造における矛盾や資本主義のなかで、自分の歩む道を自ら積極的に切り開いていく姿も描いているという。

人生の価値について、観る者にそっと問いかけるメッセージ性まで持ち、性格も考え方も異なる女性主人公3人が何を伝えるのか注目されている。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年9月19日現在):配信未定

画像出典:MBC
月まで行こう
ラブコメディ/オフィス
MBC/2025/全12話

あらすじ

お給料だけでは生きていけない3人の女性が、コイン投資の世界に飛び込みながら繰り広げるオフィス・ラブコメディ。

キャスト

イ・ソンビン、ラ・ミラン、チョ・アラム、キム・ヨンデ 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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