- 視聴率の揺らぎが続いた2025年だが、『暴君のシェフ』が全国17.1%を記録し、底力を再び証明した韓ドラ王国「tvN」。
- 2025年下半期には3作品が10%超を達成し、tvNのヒット波動が回復しつつある。
- 2026年のtvNは反撃の年として注目作6本を準備、そのラインナップを本記事で詳しくご紹介する。
韓ドラ王国と呼ばれるtvNは、昨年『私の夫と結婚して』や『涙の女王』など高視聴率ドラマを次々と送り出し、その存在感を改めて証明した。
一方で今年は、放送とVOD同時配信が当たり前となる視聴環境の変化も相まってか、全体的に視聴率が伸び悩み、最高視聴率が一桁台にとどまる作品も少なくなかった。
そんな中でも『暴君のシェフ』が全国17.1%を記録し、作品性と大衆性を兼ね備えたヒット作として異彩を放ち、再びtvNの底力を示す結果に。
さらに2025年下半期には『暴君のシェフ』をはじめ、『シン社長プロジェクト』、『テプン商事』が軒並み10%超えを達成し、tvNが持つ“ヒットサイクル”の回復傾向が鮮明になりつつある。
そこで本記事では、2026年に放送予定のtvNドラマから、同局の“反撃”を担う期待の6作品をご紹介する。(2025年11月13日現在 / ※編成の都合により放送予定日・作品に変更が生じる場合がございます)
『スプリングフィーバー』(tvN/2026/全12話予定)
来年1月5日より放送予定の『スプリングフィーバー』(原題:스프링 피버)は、ペク・ミナ氏の同名ウェブ小説を原作とする、胸が高鳴る“春色ロマンス”を描いた最新作。

tvN『スプリングフィーバー』(原題:스프링 피버)の主演を務めるアン・ボヒョン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
アン・ボヒョン、イ・ジュビン、チャ・ソウォン、チョ・ジュニョン、イ・ジェインなど、実力派から期待の若手まで多彩なキャストが集結し、静かな田舎の学校を舞台に巻き起こるコミカルな恋模様を鮮やかに描き出す。
アン・ボヒョンは、2023年の『生まれ変わってもよろしく』以来、約2年ぶりにtvNドラマへカムバック。今回は、JKパワーエナジーの代表、ソン・ジェギュ役を演じる。
大柄な見た目は裏社会を連想させるものの、実は誰よりも温かくユーモラスな魅力を持つ人物で、人知れず深い思いやりを抱えるギャップのある大人の男性像を体現する。
静かな学校を一変させる春風のような恋模様と、個性豊かなキャラクターたちが織りなす温かい笑いに満ちた『スプリングフィーバー』。
2026年のtvNラインナップのトップバッターとして、視聴者の心を軽やかに弾ませてくれる一作となりそうだ。
●韓国放送予定:2026年1月5日~予定
●ジャンル:ラブコメディ/オフィス/日常
●キャスト:アン・ボヒョン、イ・ジュビン、チャ・ソウォン、チョ・ジュニョン、イ・ジェイン、チン・ギョン 他
●演出:パク・ウォングク (『仮面の王 イ・ソン』(MBC/2017)、「朝鮮心医ユ・セプン」シリーズ(tvN/2022, 2023)、『私の夫と結婚して』(tvN/2024)など)
●脚本:キム・アジョン (『離婚弁護士は恋愛中』(SBS/2015)、『初対面だけど愛してます』(SBS/2019)など)
『アンダーカバー・ミスホン』(tvN/2026/全16話予定)
2作目は、パク・シネとコ・ギョンピョが主演を務めるオフィス・コメディ『アンダーカバー・ミスホン』(原題:언더커버 미쓰홍)。

オフィス・コメディ『アンダーカバー・ミスホン』(原題:언더커버 미쓰홍)の主演を務めるパク・シネ(左)とコ・ギョンピョ(右) (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
1990年代末、仕事一筋で生きてきた30代エリート金融監督院の監督官ホン・グムボが、不審な資金の流れを追うため、なんと20歳・高卒の新入社員に身分を偽って証券会社に潜入するところから物語がスタートする。
パク・シネとコ・ギョンピョにとっては、tvNドラマ『となりの美男<イケメン>』以来、実に13年ぶりの共演であり、息の合った掛け合いが期待されている。
さらに、本作はITZYのユナが女優として本格デビューを果たす作品としても注目を集めている。K-POPファン、ドラマファン双方から期待が寄せられており、2026年上半期の話題作となりそうだ。
●韓国放送予定:2026年1月17日~2026年3月8日予定
●ジャンル:犯罪/オフィス/ブラックコメディ
●キャスト:パク・シネ、コ・ギョンピョ、ハ・ユンギョン、チョ・ハンギョル、ユナ(ITZY) 他
●演出:パク・ソンホ (『青い海の伝説』(SBS/2016~2017)、『あやしいパートナー ~Destiny Lovers~』(SBS/2017)、『社内お見合い』(SBS/2022)など)
●脚本:ムン・ヒョンギョン (『恋の始まりは出馬から!?~すべき就職はしないで出師表~』(KBS/2020))
『セイレーン』(tvN/2026/全12話予定)
3作目にご紹介する作品は、『セイレーン』(原題:세이렌)。1999年にフジテレビで放送された大ヒット作『氷の世界』を韓国版としてリメイクする作品。

1999年放送のフジテレビ『氷の世界』を原作にした『セイレーン』(原題:세이렌)の主演に、パク・ミニョン(左)とウィ・ハジュン(右)が抜擢 (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
パク・ミニョン、ウィ・ハジュン、キム・ジョンヒョンという豪華キャストが集結した注目のミステリー・ロマンスである『セイレーン』。原作の持つ緊張感と緻密な心理戦を活かしつつ、韓国ドラマならではの深い感情描写とスケール感を加え、より現代的にアップデートされる作品として期待が寄せられている。
演出を手掛けるのは、『ファン・ジニ』(KBS/2006)、『マザー~無償の愛~』(tvN/2018)『セレブリティ』(Netflix/2023)など、ヒット作を連発してきたキム・チョルギュ氏。繊細な心理描写と、高い没入感を生み出す演出で知られる名匠の手腕が、本作でも存分に発揮されることが期待される。
日本版との設定・キャラクターの解釈の違いを見比べても楽しめる点も魅力。韓国ならではのアプローチでどう生まれ変わるのか、注目して観たい一作となっている。
●韓国放送予定:2026年2月16日~2026年3月24日
●ジャンル:スリラー/ミステリー/ロマンス
●キャスト:パク・ミニョン、ウィ・ハジュン、キム・ジョンヒョン 他
●演出:キム・チョルギュ (『ファン・ジニ』(KBS/2006)、『空港に行く道』(KBS/2016)、『マザー~無償の愛~』(tvN/2018)、『悪の花』(tvN/2020)、『セレブリティ』(Netflix/2023)、『ライディング人生』(Genie TV/2025)など)
●脚本:イ・ヨン
『大韓民国で建物のオーナーになる方法』(tvN/2026/全12話予定)
ハ・ジョンウ、イム・スジョン、シム・ウンギョンという錚々たるキャストが集結し、放送前から大きな注目を集めている『大韓民国で建物のオーナーになる方法』(原題:대한민국에서 건물주 되는 법)。

『大韓民国で建物のオーナーになる方法』(原題:대한민국에서 건물주 되는 법)の主演ハ・ジョンウ(左)とイム・スジョン(右) (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
借金に追われる生活型ビルオーナーが、家族と建物を守るために犯罪へと足を踏み入れてしまう物語。誰にでも起こり得る崖っぷちの瞬間をリアルに描きながら、スリルとブラックユーモアを織り交ぜたドラマとして期待されている。
主人公が追い詰められていく過程と、家族を守るための必死の選択は、観る者に強烈な没入感を与える。
また、キム・ナムギルが特別出演する点もファンの関心を高める要素。物語にどのような存在感を残すのか、俳優としての幅広さを見せる彼の演技にも注目が集まっている。
メガヒット映画での経験を持つイム・ピルソン監督にとって、今作は初のドラマ演出作。映画的な緊張感とスタイリッシュな映像美をそのままテレビドラマに持ち込み、新たなジャンル体験を提示してくれる作品として期待される。
●韓国放送予定:2026年上半期予定
●ジャンル:犯罪/スリラー/ブラックコメディ/家族
●キャスト:ハ・ジョンウ、イム・スジョン、キム・ジュンハン、チョン・スジョン、シム・ウンギョン 他
●演出:イム・ピルソン (映画『ヘンゼルとグレーテル』(2007)、映画『愛のタリオ』(2014)、映画『巣』(2017)など)
●脚本:オ・ハンギ
『ユミの細胞たち シーズン3』(tvN/2026/全8話予定)
大人気シリーズ『ユミの細胞たち』が、ついに帰ってくる。2021年にシーズン1、翌2022年にシーズン2が公開され、実写とアニメーションを融合した独自の世界観で視聴者を魅了してきた本作が、約3年ぶりに新シーズンとして制作されることとなった。

『ユミの細胞たち シーズン3』の主演キム・ゴウン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
主人公ユミ役は、これまでと同様にキム・ゴウンが続投。繊細な感情表現と圧倒的な存在感で、ユミというキャラクターを唯一無二のものにしてきた彼女が、今回どのような新たな物語を見せてくれるのか大きな期待が寄せられている。
シーズン3では、ユミの恋愛・仕事・人生における細胞たちの新たな反応や葛藤がどのように描かれるのかが注目ポイント。前作までに築かれた世界観を土台にしながらも、より成熟したユミの姿と新しい細胞たちの活躍が見どころとなりそうだ。
2026年、ユミと細胞たちの物語は再び多くの視聴者の心に温かく寄り添うことだろう。
●韓国放送予定:2026年上半期予定
●ジャンル:ラブコメディ/日常/オフィス
●キャスト:キム・ゴウン、キム・ジェウォン、チョン・ソクホ、チェ・ダニエル、チョ・へジョン 他
●演出:イ・サンヨプ (『帝王の娘 スベクヒャン』(MBC/2013~2014)、『知ってるワイフ』(tvN/2018)、「ユミの細胞たち」シリーズ(tvN/2021, 2022)など)
●脚本:ソン・ジェジョン (『W-君と僕の世界-』(MBC/2016)、『アルハンブラ宮殿の思い出』(tvN/2018~2019)、「ユミの細胞たち」シリーズ(tvN/2021, 2022)など)、キム・ギョンラン
『二度目のシグナル』(tvN/2026/全8話予定)
2016年に全国最高視聴率13.4%を記録し、“韓国ドラマ史に残る傑作”と称された『シグナル』が、10年の時を越えて再び動き出す。

『二度目のシグナル』(原題:두 번째 시그널)で主演を務めるイ・ジェフン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
続編となる『二度目のシグナル』(原題:두 번째 시그널)には、キム・ヘス、チョ・ジヌン、イ・ジェフンという前作の主要キャストが再集結し、ファンの期待を一気に高めている。
物語は “無線はまた始まります” という意味深な言葉から幕を開け、現在と過去が交錯する緊張感あふれる捜査劇を描く。
未解決事件に向き合う登場人物たちの執念、時空を超えた交信がもたらす切なさ、そして緻密なストーリーテリングが再び視聴者を圧倒する予感だ。
前作が持つ強烈な余韻を胸に、ファンの間では「今回はどんな展開が待ち受けているのか」「再び心を揺さぶられるのでは」と関心が集まっている。
10年ぶりに始まる第2の物語が、どのようにお茶の間を沸かせるのか注目したい。
●韓国放送予定:2026年6月6日~2026年6月28日予定
●ジャンル:犯罪/スリラー/ノワール/ミステリー/ファンタジー
●キャスト:キム・ヘス、チョ・ジヌン、イ・ジェフン 他
●演出:アン・テジン (映画『梟-フクロウ-』)
●脚本:キム・ウニ (『シグナル』(tvN/2016)、「キングダム」シリーズ(Netflix/2019, 2020, 2021)、『悪鬼』(SBS/2023)など)
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