- 新作ドラマ『鬼宮』(SBS/2025)が、初回放送から視聴率2桁台に大手をかける勢いだ。
- 韓国の民俗信仰的要素を盛り込んだ、近年増加傾向にあるタイプの物語。
- Kホラーならではの奇妙で独特な世界観とファンタジーの融合が魅力の本作をご紹介。
新作ドラマ『鬼宮』(SBS/2025)が、幸先の良いスタートを切った。
4月18日の初回放送では、韓国でいきなり視聴率9.2%を獲得。最新話である第2話では8.3%にダウンしたものの2桁に王手をかけており、序盤から近年稀に見る滑り出しを見せて注目されている。
巫女や祈祷師などに訳されることの多いムダン(무당)や、イムギという韓国の想像上の動物と悪鬼が描かれるなど、本国の民俗信仰的要素をふんだんに盛り込んだ、ドラマ・映画問わず近年増加傾向にあるタイプの物語。
朝鮮王朝版「貞子」ならぬ“水鬼”が登場し、名作映画『哭声/コクソン』(2016)にどことなく似た不気味な雰囲気も感じられるなか、Kホラーならではの奇妙で独特な世界観とファンタジーの融合に魅了された人が多いようだ。
そこで本記事では、放送開始早々ドラマファンの心を射止めた『鬼宮』を紹介する。
『鬼宮』とは?
巫女としての運命を拒みメガネ職人として生きるヒロインのヨリと、人間のせいで龍になりそこね悪神になってしまったイムギ・カンチョリが繰り広げるファンタジーロマンチックコメディー。カンチョリがヨリの初恋の人ユン·ガプに憑依して、本格的に物語がスタートする。
ここに、王家に恨みを持つ鬼“八尺鬼”の呪いに立ち向かう2人の姿も描かれ、ホラーと退魔要素も同時に楽しめる作品だ。

『鬼宮』(画像出典:SBS)
ヨリ役を務めているのは宇宙少女のボナ(キム・ジヨン)、憑依前のカンチョリはキム・ヨングァンが特別出演で演じており、ユク・ソンジェ(BTOB)がユン・ガプと、憑依後のカンチョリを1人2役で担当している。
Kホラーと時代劇の融合
物語は、おとぎ話のようにイムギの説話からスタート。カンチョリがユン·ガプの体を自分のものにしようと奮闘するエピソードから、憑依後に人間の体に適応していく様を面白おかしく描き、彼とヨリとの関係性や、彼女が持つ能力を中心に展開されていく。

『鬼宮』(画像出典:SBS)
しかし、ここで多くの視聴者の目を引いたのは、同時進行で登場する王宮に渦巻く謎と奇怪な出来事、そしてKホラー要素だった。
分量はさほど多くないものの、王の息子が原因不明の重病を患っている原因や、悪鬼・妖怪の登場、政敵の陰謀など、細切れに伝えられる情報をもとに今後の展開を予想するしかなく、ホラーとミステリー、時代劇が混在する物語が観る者の好奇心を刺激してやまない。

『鬼宮』(画像出典:SBS)
また、貞子を彷彿とさせる“水鬼”が井戸の中から出てきてヨリを引きずり込もうとするシーンは、「怖い」と一部視聴者の間で話題に。コメディー要素を盛り込みながらも、その一方で『哭声/コクソン』を彷彿とさせる、王の幼い息子が何かに取り憑かれたような奇行を繰り返すなど不穏な雰囲気も醸し出す。
第2話の終盤では、王の息子が病に伏せている理由が鬼である“八尺鬼”であることが分かり、なんとユン・ガプにまつわる衝撃の事実も明かされて、ますます先が気になる展開に。メインのジャンルとして掲げているファンタジーロマンチックコメディーと、どうつなげていくのかも注目される。
配信情報&日本での評価
そんな『鬼宮』は、現在Leminoで独占配信中。ドラマや映画などのレビューサイトFilmarksでは、まだレビュー数が多くないものの、現在星3.9個(星5個中)を獲得しており、比較的良い反応を見せている視聴者が。
X(旧ツイッター)などでも話題に上がり、前出の水鬼が登場するシーンに恐怖を覚えた人もいたよう。

『鬼宮』(画像出典:SBS)
『花郎』(KBS/2016)や『哲仁王后(チョルインワンフ)~俺がクイーン!?~』(tvN/2020)など、人気作のメガホンをとったユン・ソンシク監督作品で、若手ながら高い演技力を持つボナとユク・ソンジェをはじめとするキャストの好演、そしてKホラーが魅力の『鬼宮』。気になった人は、ご覧になってみてはいかがだろうか。
韓国ドラマ「鬼宮(ききゅう)」予告
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