- 韓国ドラマ界は、2024年も盛り上がった。
- 錚々たるスター俳優が熱い視線を浴びるなか、それに引けを取らない勢いで話題をさらった役者がいる。
- 1作にして、ドラマファンからはもちろん業界関係者からも実力を認められた俳優・女優を紹介する。
年明けとともに話題作が誕生するなど、2024年も盛り上がりをみせた韓国のドラマ界。
クオリティーの高い演出や脚本はもちろんだが、役者陣の熱演も人気を牽引している理由の1つで、今年はキム・スヒョンやチャン・ナラ、キム・テリ、キム・ナムギル、パク・シネなどの活躍が目立った。
いずれも演技者として、すでに自身のポジションを確立している顔ばかり。安定感抜群の演技力はさすがとしか言いようがなく、出演作の放送期間中は連日のように熱い視線を浴びていた。
しかしなかには、そんなスターに引けを取らないほど話題をさらった強者が。ドラマファンからはもちろん業界関係者からも実力を認められ、たった1作で、これまでにも増して役者として信頼される存在に。
今年、主演作を成功へと導き、ドラマを先頭に立って牽引していくパワーを見せつけ、お墨付き俳優・女優にステップアップした面々を紹介する。
ピョン・ウソク
ピョン・ウソクは、ファンタジーロマンス『ソンジェ背負って走れ』(tvN/2024)で、視聴者に多くのトキメキをプレゼントして大ブレイク、これまでとは全く異なる景色を見ることになった。

ピョン・ウソク(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
以前から、主役の友達や主要メンバーの1人を演じるなど、優れたビジュアルで熱い視線を浴びていた彼だが、同作での活躍により一躍スター俳優の1人に。サブ主人公というイメージを脱却した様子だ。

画像出典:tvN
ソンジェ背負って走れ
ファンタジー/ロマンス
tvN/2024/全16話
あらすじ
自身を救ってくれたアーティスト、リュ・ソンジェ(ビョン・ウソク扮)の死を知った熱狂ファンのイム・ソル(キム・ヘユン扮)。彼を救うために2008年にタイムスリップするファンタジー・ロマンス。
ビョン・ウソク、キム・ヘユン、ソン・ゴニ、イ・スンヒョプ、チョン・ヨンジュ 他
5.762%
「脚本といい、演出といい、キャストといいすべてが良かった」
「ストーリーも飽きない」
「恋愛っていいなと思える作品」
予告映像
動画出典:U-NEXT韓流・アジア公式
キム・へユン
キム・へユンは、前出のピョン・ウソクと共に『ソンジェ背負って走れ』を大成功へと導き、主演女優としての存在感を示しただけでなく、ロコ女王の座にまで王手をかけた。

キム・へユン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
子役から培ってきた演技力で、2019年頃から各作品で主演を務めているが、本作はそのなかで最も大成功した作品。彼女だけがもつラブリーな魅力を存分に活かしたキャラ作りが好評を得て、同ジャンルである来年放送予定の『今日から人間ですが』(SBS)での活躍が、早くも期待されている。
オム・テグ
オム・テグは、ラブコメディー『遊んでくれる彼女』(JTBC/2024)で、演技力の幅の広さを見せつけ、今後ドラマ界で主演として活躍する可能性を示した。

オム・テグ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
主に映画界で本領を発揮してきた俳優で、ハスキーな声やワイルドなルックスから、主にノワール作品で注目を浴びてきたが、本作ではロマンスに加えコミカル演技まで披露し、キュートな姿はギャップ萌えすると話題に。これまでとは一味異なる魅力でドラマファンを虜にした。

画像出典:JTBC
遊んでくれる彼女
ラブコメディ
JTBC/2024/全16話
あらすじ
元ヤクザのボス、ソ・ジファンとキッズクリエーターのコ・ウナが繰り広げるラブコメディ。
オム・テグ、ハン・ソナ、クォン・ユル、キム・ヒョンジン、パク・ジェチャン 他
3.003%
「続きが観たくなる作品」
「結構面白い」
「回を追うごとにオム・テグの役にハマっていく」
予告映像
動画出典:U-NEXT韓流・アジア公式
ハン・ソナ
ハン・ソナ(元Secretのメンバー)は、前出のオム・テグと共演した『遊んでくれる彼女』で、愛らしい役作りをして多くの視聴者から愛され、ロコ女王の片りんまでうかがわせた。

ハン・ソナ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
役者歴の長いオム・テグに引けを取らない演技力はもちろん、視聴率を大きな変動なく最後まで維持した点においても評価されており、韓ドラ界を盛り上げる女優の1人になった彼女が次に選ぶ作品はなにか、関心が注がれている。
チェ・ジョンヒョプ
チェ・ジョンヒョプは、『Eye Love You』(TBS/2024)でヒロインをまっすぐに愛する韓国人留学生役を演じて、若手韓流スターの仲間入りを果たした。

チェ・ジョンヒョプ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
数々の話題作に出演してきた彼は、一部ドラマファンの間でジワジワと注目を集めていた役者の1人で、いつか人気俳優の仲間入りを果たすだろうと予想されていたが、そのきっかけとなったのが同作。主に日本で爆発的人気を獲得している。
ウィ・ハジュン
ウィ・ハジュンは『卒業』(tvN/2024)で、かつての恩師に猛アプローチする年下男性を熱演し、歳の差ロマンスを極上のラブストーリーに仕上げて、恋愛ものでも本領を発揮した。

ウィ・ハジュン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ロマンス演技を披露したのは本作が初めてではなく、脇役やサブ主人公として各作品に出演し、甘いストーリーを盛り上げてきたが、それよりも目立っていたのがノワール作品での活躍。『卒業』を機に、アクションもメロもこなす役者として韓ドラ界を盛り上げていくことが予想される。

画像出典:tvN
卒業
ロマンス
tvN/2024/全16話
あらすじ
私教育市場の代名詞"大峙洞(テチ洞)"を舞台に、塾講師たちの物語を描いたロマンスドラマ。
チョン・リョウォン、ウィ・ハジュン、ソ・ジュヨン 他
6.596%
「『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』好きにはたまらない」
「ハラハラキュンキュンが止まらない」
「全ての授業シーンが素晴らしかった」
予告映像
動画出典:U-NEXT韓流・アジア公式
チョン・ウヒ
チョン・ウヒは、『ヒーローではないけれど』(JTBC/2024)でキャラクターの複雑な感情を見事に表現、個性派女優としての基盤を固めた。

チョン・ウヒ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
以前から役者としての実力が高く評価されており、優れた演技者ではあるのは周知の事実ではあったが、本作ではこれまでにも増して真価を発揮。立体的な役作りで観る者を物語へ没入させ、今後韓ドラ界を先頭に立って牽引していくパワーを感じさせた。

画像出典:JTBC
ヒーローではないけれど
ファンタジー/ロマンス
JTBC/2024/全12話
あらすじ
生まれながらにして超能力を持つも現代病によって力を失った一家と不思議な女性との物語を描いたファンタジー・ロマンス。
チャン・ギヨン、チョン・ウヒ、コ・ドゥシム、スヒョン、パク・ソイ 他
-
-
予告映像
動画出典:Netflix Japan
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