毎週土曜日と日曜日にtvN(Netflix)で放送されている『海街チャチャチャ』。韓国ではもちろん、日本でも絶大な人気を得ている。劇中に出てくる海の村“コンジン”は、観ているだけでも癒される人が多い。そんな中、“コンジン”誕生のビハインドが公開された。 (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

韓国ではもちろん、日本でも絶大な人気を得ているtvN(Netflix)土日ドラマ『海街チャチャチャ』。

シン・ミナ(左)&キム・ソンホのラブラインには、海街の景色が必要不可欠だ

シン・ミナ(左)&キム・ソンホのラブラインには、海街コンジンの景色が必要不可欠だった。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

現実主義の歯科医であるユン・ヘジン(シン・ミナ扮)と、万能ニートのホン・ドゥシク班長(キム・ソンホ扮)が、人情味溢れる海村“コンジン”で繰り広げる*ティキタカヒーリングロマンスだ。

*ティキタカ:元々はサッカー用語で、パスをメインに試合を展開する戦術を指す。それほどに息の合った演技という意。

視聴率はもちろん、話題性まで魅了して勢いに乗っている『海街チャチャチャ』の主な背景になる海の村コンジンは、ドラマのもう1つの主人公だと言えるほど、重要な意味を持つ。それはヘジンとドゥシクの縁が始まった場所であり、生活の場として生きる純朴な村人たちの喜怒哀楽が繰り広げられる場所でもあるためだ。

特に、村人の温かい人情が雰囲気に出ているようなコンジン村は、美しい自然景観だけでなく、ヘジンとドゥシクのロマンスをはじめとする、様々な人間の姿を描いているコンジンの人々のキャラクターに活気を吹き込んでおり、没入度を一層高めているという評価を受けている。

これと共に、ヘジンやドゥシク、ガムニおばあさん(キム・ヨンオク扮)の家だけでなく、“ユン歯科”、“ファジョン刺身店”、“ボラスーパー”、“コンジン飯店”、“チョンホ金物”、そして“昼にコーヒー、夜にビール”のライブカフェなど、コンジン村を構成している商店のビジュアルも、人情味のある『海街チャチャチャ』ならではの色が余すことなく感じられる。

ここで、tvNドラマ『ああ、私の幽霊さま(2015)』やtvN『秘密の森(2017)』などで、作品の色をより引き立たせるのに大きな役割を果たしてきた、リュ・ソングァン美術監督が明かした『海街チャチャチャ』のビハインドストーリーを公開する。

『海街チャチャチャ』

ドラマのもう1つの主人公、海街”コンジン”(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:tvN)

リュ・ソングァン美術監督は、「初めて台本を読んだ時、気持ち良くて温かいイメージを思い浮かべました。幼い頃、田舎にある母の実家に遊びに行った時に感じた思い出や温かな光、飾らなくても笑いを誘うものなど、それぞれ並べながら作業を始めました。そして、自然な部分を守ることに、最も重点を置いています」と、コンジン村を作った礎に言及。

そして、コンジン村の商店が誕生することになった経緯についての苦労を明かす。

「渉外チームが、ドラマに適した場所を探すのにとても苦労していました。ガムニおばあさんの家、ファジョン刺身店、ユン歯科などの商店や、丘の上にある船、イカの銅像はスタジオセットではなく、実際にある場所に、美術的なセッティングを加えて作った空間なんです。劇中で見える商店街のように、立体的な空間に全て集めることができたのは、見事な腕前だったと思います。それぞれの商店の看板は、現在のものと過去のものが調和して見えるよう、努力しました。キャラクターごとに年齢やヒストリーを反映するため、たくさん悩んで実際の漁村の姿をたくさん参考にしました」

「フィルムで撮影した温かい漁村の姿を、商店の中にたくさん取り入れようと思いました。ボラスーパーや商店街に花や植物をたくさん置いて、温もりのある生命が暮らす村のように見せたかったんです」

リュ美術監督は、視聴者の間で話題となっているドゥシクの家のインテリアについてのエピソードも、惜しみなく披露してくれた。

「作家が書かれた台本に、韓屋をリノベーションしたものが出てくるため、これをそのまま実現しようと努力しただけです。ここで欲を出したのは、床と垂木などの木ですね。チームのデザイン意図に合うように、セットチームもたくさん苦労しました。実際の韓屋の垂木を購入するため、江原道(カンウォンド)まで行って空輸し、ここに小道具チームや照明監督が付けてくださった光のおかげで、より温かな空間に仕上げることができました。美術チームをはじめとする、制作陣の息が合ったからこそ可能だった結果だと思います。特に、ドゥシクのカメラ陳列台の壁面は、途中で構造を変更したんですが、そのおかげでさらにセットが細かく撮れたと思います」

細かなところにまで、細心の神経を注いだ制作陣の努力がうかがえる。

多くの制作陣の汗と努力で完成した海の村、コンジンの全ての空間は、心温まり人情あふれるドラマの特性を視覚的にも完璧に実現し、視聴者の目と耳を満足させている。

残り2回で最終回を迎える『海街チャチャチャ』に、さらにハマっていくしかない理由が、ここにあった。

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