• 『いつかは賢いレジデント生活』でヤン・ソッキョンとチュ・ミナの結婚が明らかになり、前作との世界観が自然に継承された。
  • ドラマ公式ホームページでも結婚が言及され、演出との連動が話題となっている。
  • “ユルジェ病院”の模擬サイトや通話イベントなど、Z世代向けの没入型プロモーションが注目を集めている。

画像出典=©tvN

tvNの新作ドラマ『いつかは賢くなるレジデント生活』が、『賢い医師生活』との世界観を独自かつ巧妙な形でつなげていると注目を集めている。

その象徴的なシーンとして挙げられているのが、『賢い医師生活』で淡い恋心を抱いていたヤン・ソッキョン(キム・デミョン扮)とチュ・ミナ(アン・ウンジン扮)の“結婚”が事実として描かれたエピソードだ。

『いつかは賢くなるレジデント生活』第2話の終盤、チュ・ミナが救急車の中で患者の対応をしながら、電話越しに夫と会話する場面が放送された。彼女は電話口で「カルグクス?いいね。浅漬けキムチも追加して」と気さくに話しつつ、会話の締めくくりに「私がもっと愛してる」と甘い言葉をかけた。

このやり取りの相手がヤン・ソッキョンであることは明確には示されていないものの、その後の演出や背景設定から、“二人は結婚している”という事実が視聴者に強く印象づけられたという。

韓国メディアは、この場面について「該当の場面は以前の『賢い医師生活』で成就したカップルの物語を延長線上で見せる設定だ」と説明しており、両作品の間に連続性のある世界観が存在することを示しているようだ。

さらに、ドラマ公式ホームページにおいても、すでにヤン・ソッキョンとチュ・ミナの結婚について言及がなされており、今回のエピソードはその“伏線”を回収する形で放送されたようである。韓国メディアは「ドラマ公式ホームページでもすでに二人の結婚が言及されており、今回のエピソードを通じて世界観が自然に繋がった」と伝えている。

一方、この“世界観の統合”を単なるドラマ内の描写に留めず、より拡張されたプロモーションへと発展させているのも『いつかは賢くなるレジデント生活』の特徴だ。

特にZ世代を中心に話題となっているのが、ドラマの背景となる「ユルジェ病院」という架空の病院を、まるで実在するかのように演出した“イミテーション・ホームページ”の存在である。

このホームページは、ドラマに登場するユルジェ病院の公式サイトを模した作りになっており、「お知らせ」「同門ニュース」などのカテゴリに、ドラマのストーリーやキャラクターに関連した“設定上の情報”がさりげなく紛れ込んでいる。

ドラマのプロモーションのために制作されたイミテーション・ホームページ

ドラマのプロモーションのために制作されたイミテーション・ホームページ(画像出典=©tvN)

中でも話題となったのが「カスタマーセンター」ボタンをクリックすると、実際に電話がかかり、出演俳優のメッセージが再生されるという“ARSイベント”である。これは没入感を高めるための仕掛けとして用意されたもので、韓国メディアによれば、ホームページオープンからわずか24時間で約3,500件ものアクセスがあったと報じられている。

このような形で、『賢い医師生活』と『いつかは賢くなるレジデント生活』は、“物語の継承”と“体験型プロモーション”を巧みに組み合わせ、ファン層の感情的なつながりを強化しているようだ。

一部韓国メディアは、こうした試みについて「ドラマを“視聴”するだけでなく、“参加”する感覚がZ世代の共感を呼んでいる」と指摘しており、今後のドラママーケティングにおける新たなトレンドを示すケーススタディともなりそうだ。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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