• JTBC(Netflix)ドラマ『梨泰院クラス』が大ヒットし、世界中から注目を集める俳優パク・ソジュン。
  • 2023年は、マーベル・スタジオ制作の映画『ザ・マーベルズ』でハリウッド進出を果たす予定。
  • しかし、映画の公開日は延期に‥。どうやらマーベル不振の影響が囁かれているよう。
マーベル映画でハリウッド進出が期待されている、パク・ソジュン

マーベル映画でハリウッド進出が期待されている、パク・ソジュン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

2020年、コロナ禍で一大ブームとなった大ヒット作、JTBC(Netflix)ドラマ『梨泰院クラス』。主演を務めたパク・ソジュンは、今や世界中から注目を集める、韓国俳優の一人である。

2023年は、俳優イ・ビョンホンと共演の映画『コンクリート・ユートピア』や、歌手で女優のIU(アイユー)とW主演を務める映画『ドリーム(仮題)』の公開が予定されており、女優ハン・ソヒと共演するNetflixドラマ『京城(キョンソン)クリーチャー』の放送も控えている状況。

さらに今年は、『アベンジャーズ』シリーズでお馴染みのマーベル・スタジオ(MARVEL STUDIO)制作の映画で、ハリウッド進出を果たす。しかし、映画の公開日は再々延期と、残念なお知らせが続いている。

パク・ソジュンが出演する作品は、米のスーパーヒーロー映画『キャプテン・マーベル(2019)』の続編『ザ・マーベルズ』。

彼が演じると見られているキャラクターは、キャプテン・マーベルであるキャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン扮)の夫、ヤン王子。全ての人々と歌で疎通する音楽(ミュージカル)惑星の指導者だという。

彼のマーベル映画出演の第一報が伝えられたのは、2021年6月のこと。それからファンは、映画の公開を首を長くして待っている。

ところが‥、なかなか公開がされない。当初の公開日は、2023年2月17日に予定されていたものの、その後7月28日に延び、そして最近さらに4カ月ずれ込み、11月10日に延期となった。

その理由は明らかにはされていないが、一部ではマーベル不振の影響が囁かれている。

『ザ・マーベルズ』でパク・ソジュンが演じると見られている、ヤン王子

『ザ・マーベルズ』でパク・ソジュンが演じると見られている、ヤン王子 (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:Marvel 公式Twitter)

韓国メディアのSBS芸能ニュースによると、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は最近、アメリカの芸能週刊誌『エンターテインメント・ウィークリー(EW)』のインタビューを通じて、作品のフェーズ5とフェーズ6に対する詳細計画を公開した。

ファイギ社長は「Disney+(ディズニープラス)を通じて公開予定のドラマの間隔をさらに延ばす」と明かしている。

マーベルは、2019年の『インフィニティ・サーガ』の公開を終えた後、フェーズ4・5につながる作品をDisney+を通じて公開してきた。

2021年には公開スピードを加速させ、ドラマ7作品を公開。2022年も『ムーンナイト』『ミズ・マーベル』『シー・ハルク:ザ・アトーニー』などのシリーズものを続々と公開した。

しかし、このような無理な世界観の拡張が、マーベルファンに疲労感を与え、新たにファンでない人を取り込むこともできず、足を遠のかせる結果を生んでしまった。

マーベル作品は、何段階かの“フェーズ”に分類され公開されているが、キャラクターの個性やストーリーを理解するには、シリーズ作品を最初から見る必要がある。

そのため、興味があっても選択肢自体が多く、どの作品から足を踏み入れたら良いのかわからない。初心者がまず一歩を踏み出すこともなかなかハードルが高い。

しかも公開スピードが速く、どんどん作品が供給される状況に、マーベルファンさえもなかなか追いつけないという事態を招いてしまった。

映画撮影のため、イギリスに滞在中だった頃のオフショット

撮影のため、イギリスに滞在中だった頃のオフショット (画像出典:パク・ソジュン公式Instagram)

大衆から否定的なフィードバックが上がり、ファイギ社長は「今年5本の*MCUドラマを公開する予定だったが、2つに減らすつもりだ。残りの3つは後日公開する」と公開を遅らせる策を打ち出した。

*マーベル・シネマティック・ユニバース(英: Marvel Cinematic Universe)の略。マーベルが実写化した、スーパーヒーローを中心としたの映画やドラマ作品のこと。

ところがこの打開策が、パク・ソジュンの出演映画の公開日延期に、少なからず影響を与えたようだ。

マーベル作品にはキャラクターやストーリーに共通の世界観があるため、1つの作品が公開延期となれば、その後に続く作品の公開時期が玉突きで後ろ倒しになってしまうからだ。

さらにSBS芸能ニュースによると、マーベルが内部戦略を修正した理由は、2022年の『ソー:ラブ&サンダー』『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』に続き、最近公開した『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が酷評されている影響もある、という見解も。

マーベルの不振が、パク・ソジュン出演映画の公開日を延期させ、ハリウッド進出を楽しみしているファンをさらにがっかりさせる状況を生んでいる。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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