元恋人の仮想通貨取引所の不当利益関与疑惑に関連し、女優のパク・ミニョンが参考人として韓国検察の取り調べを受けたことが明らかとなった。

ロマンティックコメディーの女王として知られ、日本でも高い知名度を誇るパク・ミニョン。彼女の清純なイメージからは無縁のように感じるスキャンダルの登場に、世間からも驚きの声が上がっている。

韓国芸能界では度々韓国スターのスキャンダルが話題になるが、実はそれにはある共通点が隠されているという。

今回はそのヒントとなる韓国ドラマを振り返りながら、韓国スターのスキャンダルの共通点を探っていこう。

検察調査を受けたパク・ミニョン

2月14日、パク・ミニョンが参考人として検察の取り調べを受けていたことが分かった。

元恋人の騒動に関連し検察の取り調べを受けた女優のパク・ミニョン(画像出典：パク・ミニョン 公式Instagram)

彼女の元恋人のカン・ジョンヒョンが、暗号通貨取引所ビッサム(Bithumb)の実の所有者であり、不当利益を得た疑いを受け、ソウル南部地検は捜査を行った。

去る2月13日には、ビッサム関連会社の不当利益を得る過程でのパク・ミニョンの関与の有無を調査するため、彼女を参考人として召喚し、取り調べを行ったという。

パク・ミニョンは取り調べの時に、関連がないと主張。さらに所属事務所は取り調べの事実を認めた上、世間で話題となっていた出国禁止の報道について「出国禁止の状態ではない」と伝えている。

これまで数多くのドラマに出演し、人気主演女優として注目を集めてきたパク・ミニョン。

海外でもよく知られ人気を集めている彼女だが、元恋人に関連する騒動により、イメージダウンが避けられない状況となってしまった。

韓国芸能界では度々、人気芸能人のスキャンダルが話題となるが、スキャンダルの直前にはある共通点が存在しているとも言われている。

スキャンダルのヒントが隠された”プロデューサー”

芸能界スキャンダルのヒントが隠されているとされているのが、2015年に放送されたKBS『プロデューサー』だ。

2015年に放送されたKBSドラマ『プロデューサー』(画像出典：KBS)

『プロデューサー』は韓国の放送業界を舞台にした作品であり、芸能人とプロデューサーが仕事や恋に奮闘する様子が描かれている。

主演キャストにはキム・スヒョンやIU(アイユー)、チャ・テヒョンが名を連ねており、少女時代(SNSD)のテヨンやティファニー、BLACKPINK(ブラックピンク)のジスなど、有名アイドルが多数、特別出演した作品としても話題となった。

そんな『プロデューサー』の劇中では、人気歌手のシンディ(IU扮)が事務所の代表と言い争いになり、事務所が彼女の秘密である家族問題の真実を世間に流出するシーンが登場する。

事務所からイメージメイキングをされるシンディ(画像出典：KBS Drama Classic YouTube キャプチャー)

シンディの両親は、彼女が幼い頃に交通事故で死亡。

しかし、事務所側は芸能人としてのイメージメイキングとして彼女の過去を隠し、”両親はアメリカに暮らしている”という嘘の設定を作り上げた。

その後、シンディと事務所の間で対立が生じると、代表は彼女の両親の秘密をメディアに暴露。

事務所と対立が生じるとシンディの秘密が強制的に暴露された(画像出典：KBS Drama Classic YouTube キャプチャー)

世間からは彼女がファンに嘘をついていたと批判が起き、シンディは事務所の策略で炎上する結果となってしまったのだ。

芸能事務所が所属芸能人の弱点や欠点を握り、相手を操作する手法が実際に韓国芸能界に存在しているかどうかは、明らかではない。

しかし、このエピソードには韓国芸能人のスキャンダル騒動のヒントが隠されていると推測されている。

韓国俳優の移籍とスキャンダル

韓国俳優のスキャンダルの共通点として挙げられるのが、”移籍問題”だ。

事務所移籍の9カ月後に元恋人の過去が話題となったパク・ミニョン(画像出典：パク・ミニョン 公式Instagram)

今回注目を浴びているパク・ミニョンは、2021年12月29日に4年間所属していた所属事務所との契約を終了。翌日にはHOOKエンターテインメントへの移籍を発表している。

その後、精力的に活動してきたパク・ミニョンだが、2022年9月28日には、韓国の文春と名高い韓国メディア・ディスパッチ(Dispatch)が熱愛説を報道。

さらに交際相手は2013～2014年に詐欺事件に関わり、2016年には詐欺および私文書偽造などの罪で懲役2年6月、執行猶予3年を言い渡された過去があると明かされ、世間に衝撃を与えた。

彼女の移籍と元恋人のスキャンダルが流出した時期を見てみても、タイミングが大きく離れていないことが分かる。

さらに、MBC『コクドゥの季節』で主演を務めている俳優のキム・ジョンヒョンは、2021年4月8日に当時の所属事務所との専属契約に関する紛争が勃発。

その数日後の2021年4月12日には、ディスパッチが元恋人のソ・イェジとの関係に”ガスライティング”が疑われると報道し、世間の注目を浴びた。

彼はその後、2021年9月にStory J Companyに移籍している。

移籍後のスキャンダルについて言及した女優のハン・イェスル(画像出典：PARTNERS park Instagram)

優れたルックスが魅力的な女優のハン・イェスルは、2021年6月にHighエンターテインメントと専属契約を締結。

しかし、その前後では交際中の恋人であるリュ・ソンジェの過去に関する疑惑が話題となった。

あるメディアは、リュ・ソンジェが元ホストクラブの従業員であったと報道。さらに2人の出会いは不法営業されていたカラオケ店と伝えられ、世間からは冷ややかな反応が寄せられる結果に。

この騒動に対し、ハン・イェスルは自身のインスタグラムにて「どうしてこういう(悪い)ことが、いつも所属事務所と契約が満了する時に起きるのかしら、本当に不思議」とコメント。

偶然にも事務所移籍と騒動が重なる韓国芸能界の闇について、自ら言及している。

2月7日に結婚を発表した俳優のイ・スンギも振り返ってみれば、2022年5月の事務所の専属契約の終了目前に、女優イ・ダインとの熱愛が明らかになった。

このような芸能人の移籍問題とスキャンダルの関連性は、今後も注目されていくことだろう。

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