- パク・ボゴムが、ファンションマガジン『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)』23年1月号の表紙を飾った。
- 報道資料より公開されたグラビアでは、柔らかなイメージを封印しシックな姿を見せている。
- 同誌のインタビューでは、2023年の抱負について語っているという。
パク・ボゴムが、ファンションマガジン『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)』23年1月号のカバーに登場する。
報道資料より公開されたグラビアでは、柔らかなイメージを封印し、シックでセクシーな姿を披露。
“スポットライトの中のパク・ボゴム”というコンセプトで行われたのだが、彼はこのコンセプトを完全に熟知しており、特別なディレクションなく撮影がスムーズに進行され、エディターや周辺スタッフを感嘆させた。
しかもこの日は、日本で開催された『2022 MAMA AWARDS』の帰国直後だったにもかかわらず、疲れた顔一つ見せずに長時間の撮影に臨んでいて、最後はスタッフから拍手喝采を浴びたそうだ。
同日に行われたインタビューで、パク・ボゴムは「早すぎず遅すぎず、もしかしたら逃してしまうかもしれない小さな瞬間を、一つ一つ全て感じて受け入れて、自分のものにしたいです。“Adagio(アダージョ)”という音楽用語があるじゃないですか。ゆっくりゆっくりという意味の。最近は、それが僕の速度みたいです」と明かす。
そして「2022年が“助走”の年だとしたら、2023年は挑戦の1年になったらいいなと思います。“*信じて見られる俳優”という言葉がありますが、僕も演技者である以上“パク・ボゴムが出ている作品なら、無条件に面白いと信じられる”という言葉が聞きたいです」と言及した。
*信じて見られる俳優:優れた演技力で、安心して鑑賞できる俳優という意味
大衆から見れば、彼はすでに“信じて見られる俳優”のイメージであるが、この謙虚な姿勢がファンから愛されている理由の一つなのだろう。
パク・ボゴムという名が、世間に浸透し始めたのは『恋のスケッチ~応答せよ1988~(tvN/2015)』で演じた天才棋士、チェ・テクと言われている。
対局になると、鋭いまなざしで負けず嫌いな姿を見せる一方で、実生活の事が全くできないというギャップが、女性視聴者の心をつかんだ。
そして、次作となったKBS2『雲が描いた月明り(2016)』で初主演を務め、極上のツンデレ王子に変身。一気に大ブレイクし、スター俳優の階段を駆け上がった。
しかし、彼に“信じて見られる俳優”という肩書きが付いたのは、2作連続ヒットを飛ばした後に出演したtvNドラマ『ボーイフレンド』からである。
本作は、キム・ジニョク(パク・ボゴム扮)とチャ・スヒョン(ソン・ヘギョ扮)が異国の地で出会い、韓国で再会した時は会社代表と新入社員だったことから物語が始まる。
互いに惹かれ合いながらも、生きる世界の違いから、2人の前には次々と障壁が立ちはだかり‥大衆はこれを“現代版シンデレラ”と称した。
ジニョクの純粋さが、氷のように冷え切ったスヒョンの心を溶かしていく様子は、視聴者の心までも溶かしていく。
こうしてパク・ボゴムは、本作で“国民の彼氏”という称号と、“信じて見られる俳優”の肩書きをようやく手に入れたのだ。
また『ボーイフレンド』では「純粋+少年美を意識した」という、これまでに見せたことのない少し伸ばしたヘアスタイルで、爽やかさを演出。これにはメディアが「マスカットのようなみずみずしさ」と表現。
“マスカット”と言われていることを耳にしたパク・ボゴムは、当時のインタビューで「僕は自分のことをマンゴーのような人間だと思った」と言及。
それは「マンゴーは、見た目は柔らかいが、皮をむけば大きくて固い種がある。僕も表面は柔らかく見せながら、内面はしっかりと芯を持っていたいから」という理由だそうだ。
どんなにイケメンと言われても、売れっ子であっても、“信じて見られる俳優”という肩書きは、誰もが簡単に手に入れられるものではない。
だからこそ、彼は周囲にマスカットのような姿を見せながら、マンゴーのような固い種を持つことを忘れず、“演技”と真摯に向き合い、まい進してきたのだろう。
2023年を、“挑戦の年”と位置付けたパク・ボゴムが選ぶ次の作品は、一体どんなジャンルで、どんな役柄だろうか。
ファンは手ぐすねを引いて、その時を待っている。
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