- Kコンテンツといえばドラマが絶大なる支持を得ているが、近年は映画ファンも増加している。
- 海外の権威ある授賞式で栄誉ある賞に輝いた作品もあり、世界が注目しているジャンルの1つだ。
- 本記事では、徐々に人気を得ている韓国映画に焦点を当て、Netflixで今後公開が予定されている作品を紹介する。
Kコンテンツといえば、ドラマがワントップの人気を誇っている。
しかし近年は、そこから一歩踏み出し映画も楽しむようになったという人が。徐々にファンが増加している状況だ。
また、『パラサイト 半地下の家族』(2019)をはじめ、『別れる決心』(2022)など、海外の権威ある授賞式で輝かしい功績を残した作品も登場しており、熱い視線を向けられているジャンルの1つ。
そこで本記事ではそんな世界が注目する韓国映画に着目、Kコンテンツファンの多くが利用するNetflixで公開される予定の作品を5つ紹介する。
中には公開日がまだ決定していないものもあるが、一足先にチェックしてはいかがだろうか。
バレリーナ
●Netflix公開予定日:10月6日
元警備員で親友ミンヒの遺体を発見したオクジュが、ミンヒの残した最後の願いを叶えるため繰り広げる美しくも無慈悲な復讐劇を描いた物語。パク・シネ主演の映画『ザ・コール』(2020)の演出を務めた、イ・チュンヒョン監督作品だ。
主演を務めるのは、『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』(Netflix/2022)に出演し、トーキョー役で一躍注目を浴びたチョン・ジョンソ。護身術をはじめナイフや銃を使った戦いや、オートバイの運転まで派手なアクションで観る者を魅了する予定だ。
また復讐相手チェ・プロ役は、チョン・ジョンソと『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』で共演し、大人の色気漂う魅力で熱い視線を浴びたイケメン俳優キム・ジフンが。
オクジュの友人でバレリーナのミンヒは、パク・ユリムが担当する。
毒戦 BELIEVER 2
●Netflix公開予定日:10月~12月
2018年に公開された大ヒット映画『毒戦』の続編で、1人の刑事が決死の覚悟でアジア最大の麻薬組織を追うクライムアクション映画。
龍山(ヨンサン)駅で起こった激しい決闘の後、いまだ麻薬王・イ先生の組織を追う刑事ウォノと消えた青年ラク、彼らの前に再び現れたブライアンと新たな登場人物で謎の女クン・カルの、息つく暇のない戦いを描いている。
キャストには前作に続きチョ・ジヌン、チャ・スンウォン、キム・ドンヨン、イ・ジュヨンらが名を連ねており、そこにロマンス演技からアクションまで幅広くこなすハン・ヒョジュと、リュ・ジュンヨルが演じたラク役を担当するオ・スンフンが合流し、極上のノワールサスペンスに仕上げる予定だ。
スンブ: 二人の棋士
●Netflix公開予定日:未定
師匠と弟子の関係で、韓国囲碁界の伝説と言われたチョ・フンヒョンとイ・チャンホ。そんな2人が最終的にはライバルとなり避けることのできない戦いを繰り広げる物語。実在する人物の勝負を背景に描かれた映画だ。
当初は今年上半期に公開される予定だったが、主人公イ・チャンホ役を演じたユ・アインのスキャンダルにより暫定保留となった作品で、現在もNetflix側からの発表は特にないが同動画配信サービスのラインナップには名を連ねている状況。
チョ・フンヒョン役をイ・ビョンホンが務めている作品である点も含め、演技力に定評のある2人の共演作がお披露目される日を心待ちにしているファンは多い。
大洪水
●Netflix公開予定日:未定
大洪水に襲われた地球最後の日を背景に、人類が生き残ることのできる最後の希望をかけた者たちが、水に浸かっていくアパートの中で繰り広げる死闘を描いたSF災害ブラックバスター映画。
日本では『梨泰院クラス』(JTBC/2020)で知名度をアップしたキム・ダミが、人工知能の研究をするアンナ役を。
Netflix作品に数多く出演し”Netflix公務員”と呼ばれるパク・ヘスが、アンナを助けるためどんな困難な状況にも諦めることなく孤軍奮闘するヒューマンセキュリティーチームのヒジョ役を務めている。
極限の状態に置かれた主人公の感情を2人がどのように演じるのか、注目が集まっている作品で、すでに今年1月にクランクアップしており公開が近いことが予想される。
My Name is Loh Kiwan
●Netflix公開予定日:2024年
同名の人気小説が原作の映画で、人生最後の希望を抱きベルギーに密入国した脱北者ロ・ギワンと、生きる理由を失くした女性マリの出会いと別れを描いたラブストーリー。
ソン・ジュンギが、着の身着のまま訪れた見知らぬ土地ベルギーで、唯一の希望である難民認定を受けるために死闘を繰り広げるロ・ギワン役を。チェ・ソンウンが、ベルギー国籍を持つ韓国人で元射撃選手、ロ・ギワンと意図せず恋に落ちるマリを演じている。
その他、『ヴィンチェンツォ』(tvN/2021)と『財閥家の末息子』(JTBC/2022)でソン・ジュンギと共演したチョ・ハンチョルがマリの父役として登場することが分かっており、制作を担当
したのは前出の『毒戦』シリーズや、『ザ・コール』、『20世紀のキミ』(2022)、『ビューティー・インサイド』(2015)など数々の話題作を手掛けたヨンフィルムだ。
****
その他、カン・ドンウォンやチャ・スンウォン、キム・シンロクなど錚々たる役者が出演することが分かっているアクション時代劇『戦、乱』や、キム・ウビン主演のアクションコメディー映画『武道実務官』なども今後公開を予定している。
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