- 10月20日にNetflixで配信された、韓国ドラマ『イ・ドゥナ!』の評価が割れている。
- 韓国オンラインコミュニティーでは、物語冒頭のストーリー展開や男性主人公が残念という意見が見られた。
- 一方、ヒロイン・ドゥナを演じるスジの美しさには、絶賛の声が寄せられている。
10月20日、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズの新作ドラマ『イ・ドゥナ!』が公開された。
10月23日現在、Netflix“今日のTV番組TOP10(日本)”では1位を占め、韓国でも1位、グローバルでは6位と人気を見せている。
『イ・ドゥナ!』は、同名のウェブトゥーンが原作で、 温かく純粋な心を持った平凡な大学生ウォンジュンと、突然引退宣言した元K-POP人気アイドルのイ・ドゥナが、大学のシェアハウスで出会い繰り広げる青春ロマンス物語だ。
主演のイ・ドゥナを演じるのは、アイドルグループmiss A(ミスエイ)出身で、現在は女優として活躍するスジ。
相手役ウォンジュンは、誠実で素朴な役柄が似合う俳優ヤン・セジョンが務めている。
スジ演じるヒロインのドゥナは、ある事情で芸能界を引退して大学に復学し、ウォンジュンと出会う。別の女性に好意を寄せていたウォンジュンだが、ドゥナの魅力に惹かれ、いつしか彼女もウォンジュンに惹かれていく。
劇中では、そんな2人が恋に落ちるまでの様子が繊細な心理描写で描かれるとともに、K-POPアイドルとして生きて来たドゥナが抱える現実的な問題もリアルに描かれる。
一挙配信されてからまだ数日だが、日本の視聴者からは「一気見した!」「一瞬で見終わっちゃった」といった反応が早速上がった。
全9話ということもあり、週末に『イ・ドゥナ!』を楽しんだ人が多かったようだ。
気になる本国韓国での反応はというと、オンラインコミュニティーでは、好評と不評にきれいに分かれている。
では、どんなところがお気に召さなかったのか。まずは「残念だった」と言われている点を紹介しよう。
1つ目は、「出だしがちょっと‥」という反応が目立ったストーリー展開。レビューでは「最初の30分がどうもイマイチだった」という感想もある。
このような反応は、特に原作ファンの人が抱いた印象のようで、物語冒頭でドラマの世界観にぐっと引き込ませてくれるだけの要素が物足りなかったよう。
そのため、数話見たものの途中離脱したという人もいたが、一方で「前半はまぁまぁだったけど、後半に向けてだんだん面白くなった」と、“韓国ドラマあるある”のコメントも上がっている。
2つ目は、ヤン・セジョンが演じる男性主人公ウォンジュンが残念、という意見。
中には「原作のウォンジュンほどの魅力が感じられない」といった厳しいコメントもあった。
漫画の実写化となれば、登場人物の細かな描写において、少なからず違和感は生まれてしまうもの。それは原作のファンであれば尚更で、その人が持っていたイメージと俳優の雰囲気にどうしてもギャップが出てくる。
レビューには「ヤン・セジョン演じるウォンジュンが良かった」という意見もあり、「ウォンジュンの魅力が徐々にアップする」という声も上がっている。
片や大絶賛されているのが、主人公ドゥナを演じるスジ。美しさが際立つドゥナに対しては、原作ファンも文句なしの評価をしている。
印象的な黒髪姫カットのスジは、圧倒的なビジュアルと存在感を見せつけているが、この髪型はスジ自らが提案したものだという。
原作のドゥナも強烈な魅力の持ち主だが、スジのドゥナの場合は美しさだけではなく、周りを翻弄する小悪魔のような可愛らしさもあわせ持っているため、原作を超え「ドゥナはスジ?」と錯覚する程だと大好評。
『イ・ドゥナ!』を高く評価する人たちは、愛くるしい魅力を発散するスジの配役だけではなく、映像美、演出、OSTなど、作品全体の美しさを強調している。
劇中には、人気グループ“ドリームスイート”のメインボーカルとして活躍していたドゥナのステージシーンが登場するが、これは、実際に昨年(2022年)開催された『KCON JAPAN 2022』の会場で撮影されたシーンだという。
当時、多くの観客を魅了したスジは、現役アイドルさながらのステージを披露している。
他にも、日本で撮影が行われたシーンが登場するため、日本の韓ドラファンが楽しめる要素が盛り込まれている。
もし週末に見始めたものの、何となく見るのを止めてしまったという方がいたら、もう少し辛抱強く見てみてはいかがだろうか。気づいた頃にはすっかり『イ・ドゥナ!』の世界にハマっていた、なんてことになるかも!?
実は、物語ラストの描写に様々な反応が寄せられている『イ・ドゥナ!』。これから視聴する読者の皆さんが、どんな評価を下すのかが楽しみだ。
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