過去のいじめ問題が浮上している俳優ジス (©TOPSTAR NEWS)

過去のいじめ問題について、暴露される韓国芸能人が後を絶たない。

そのうちの一人、俳優ジスが今回、約2年間にわたる「校内暴力疑惑」に終止符を打ったと本日(10月23日）、スポーツソウルやTHE FACTなど複数の韓国メディアが報じた。

スポーツ朝鮮との単独インタビューに応じたというジスは、「自身がやっていないことが事実かのように広まった」と悔しさをあらわにしながらも「今回いじめ問題を暴露した人物とは和解をした」と明かした。

疑惑浮上当時、即座に釈明しなかった理由については「当時出演していたドラマが放送中だったため、まずが謝罪をせざるを得なかった。また、入隊通知も出ていたため、釈明する余裕もないまま入隊した」と説明した。

2010年に短編映画で俳優デビューし、前途有望と言われていた彼に何があったのだろうか。

事の発端は2021年3月。ジスが中学時代に校内暴力の加害者だったという暴露文がネット上に掲載されたことから始まった。

暴露したA氏は「ジス本人からいじめや暴力を受けた」と主張。これに加え、性犯罪疑惑まで浮上した。

この問題に対し、ジスは当初SNSを通じて事実と認め謝罪をしたものの、ネットユーザーや視聴者からは厳しい声が上がり、鎮静化が見えない状況が続いた。

結局、途中まで撮影が進んでいた主演ドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』(KBS/2021)から降板し、元所属事務所キーイーストとは専属契約を解除することに。

しかし、この問題はこれだけに留まらなかった。

2021年7月、ジスは代理人を通じて「暴露文をはじめ、掲載した人物を虚偽事実による名誉棄損で告訴した」と発表。

事実を認め、謝罪をしていたのにも関わらず、突然暴露した人物を訴えるという強気の手段に出たジスの行動に、さらに世間の目は厳しくなっていく。

そして韓国警察は、ジスの告訴に対し不起訴処分の決定を下したのだが、ジスはこの決定に不服し、申し立てを行った。

今回、暴露した人物と和解をしたというジスだが、現在は無所属状態で活動予定もなく、出演確定の作品もないという。

このタイミングでの和解とインタビュー、そして芸能界復帰になにか関係があるのかについて彼は「復帰のためにインタビューに応じたわけではない」と断固として否定している。

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