- Disney+(ディズニープラス)オリジナル『ムービング』が、アメリカで苦戦を強いられている。
- 実は、アメリカのOTT視聴者は「吹替派」が多いものの、本作には英語吹替がないのである。
- 2021年の大ヒット作『イカゲーム(Netflix)』は、多言語の吹替版を制作し、グローバルヒットを遂げた。

Disney+オリジナルシリーズ『ムービング』(画像出典:Disney+Korea)
韓国だけではなく、海外でも大人気のDisney+(ディズニープラス)オリジナル韓国ドラマ『ムービング』。
その人気ぶりは、比較対象に、2021年に世界的な大ヒットとなった『イカゲーム(Netflix)』がよく挙げられる。
『ムービング』は「Netflix(ネットフリックス)のオリジナルドラマだったら、『イカゲーム』を超えたかも!?」と高い評価を受けているのだ。
ところが、海外コンテンツ市場で最大規模のアメリカでは「Netflixだったら『イカゲーム』級だったのに‥」と微妙にニュアンスが異なり、残念な印象を受ける表現がされている。
実は『ムービング』は、アメリカで苦戦を強いられているのだ。
韓国メディアのヘラルド経済は、「アメリカでの『ムービング』の存在感は『イカゲーム』とは比べ物にならないほど弱い、と評価されている」と伝えている。
『ムービング』に対しては、「なぜよりによってDisney+オリジナルなのか?」というため息まじりの声も聞こえる。

2021年の大ヒット作、Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』(画像出典:Netflix)
Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』は、米国でも興行をリードし、全世界的に大きな話題を集めた。
では、Disney+オリジナル『ムービング』とは何が違うのか? なぜ「Netflixだったら‥」と言われてしまうのか?
その大きな理由として考えられるのが、『ムービング』に英語の吹替版がないという点である。
アメリカでは、OTTで見る視聴者のうちの半分ほどが「吹替派」。つまり、英語でない作品の場合は、吹替版を制作しなければ、人気を獲得するのが難しいのだ。
片や『イカゲーム』は、英語だけではなく様々な言語の吹替を用意し、グローバルヒットを遂げた。
興行で不利にならざるを得なかった『ムービング』には、「プラットフォームを見誤った」「面白いのに勿体ない」という嘆きも溢れている。

豪華な出演陣が揃った『ムービング』制作発表会 (写真提供:ⓒ スポーツ韓国)
『ムービング』は、アメリカではHuluを通じて配信されているが、吹替版がないのは、ディズニー社のコスト削減によるものと見られている。
しかし、その代償は大きかった。英語の吹替があれば、英語圏でのさらなる人気と『イカゲーム』級の大ヒットを望めた可能性が高いからだ。
しかも最近のDisney+は、ずさんな翻訳や不親切な字幕、料金の引き上げや不十分なサービス対応など、利用者からの不満の声が強くなっている。
去る8月には『ムービング』の配信で再生エラーの不具合が発生。「世界的なストリーミングサービス」と自負するDisney+に対し、「近所の小さな商店レベル」と非難する声も上がったという。
『ムービング』は公開前から今夏の話題作として、海外メディアにも取り上げられ、公開初週には、Disney+アジア太平洋地域と米Huluの韓国オリジナルシリーズの中で最も視聴された作品となった。
アメリカの有力メディア・ローリングストーンも「『ムービング』は現在、テレビ番組の中で最高のスーパーヒーローシリーズ」という見出しで報じ、ストーリーを高く評価。
しかし、英語の吹替がない『ムービング』は、米メディアの後追しを活かせず、うまく追い風に乗ることもできなかった。
日本や韓国とは違って吹替派が多いアメリカでは、ディズニー社の消極的な対応が影響し、Netflixに対抗できるヒット作誕生という絶好のチャンスを逃してしまっている。
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