- JTBCの新作『力の強い女 カン・ナムスン』が、米Netflixで6位にランクインというサプライズを起こした。
- 本作は、世界中で大ヒットした『イカゲーム(2021)』に出演した、イ・ユミが主演を務めている。
- 放送前はそこまで期待されていた訳ではなかったが、なぜ海外で人気なのか、その理由を4つの視点で考える。

アメリカで人気を集めている、JTBCの新作『力の強い女 カン・ナムスン』(画像出典:JTBC)
10月7日から、韓国で放送が始まったJTBCの新作ドラマ『力の強い女 カン・ナムスン』が早速人気を集めている。
現在、第2話まで放送され、韓国での全国視聴率はどうかというと、初回4.3%、2話が6.1%とまずまずな無難の数字でスタート。
実はこのドラマは、Netflix(ネットフリックス)を通じて配信されている海外で、強さを発揮しているのである。
アメリカのNetflix「TV番組TOP10」では、配信されるやいなや“6位”にランクインする快挙を見せ、10月8日から独占配信された日本では、本日(10月10日)1位となっている。
『力の強い女 カン・ナムスン』は、かつてパク・ヒョンシクとパク・ボヨンが主演を務めて人気となった『力の強い女 ト・ボンスン(JTBC/2017)』のスピンオフ版。
放送前からドラマファンの間で話題にはなっていたものの、放送開始と同時に海外で人気となっている状況には、韓国視聴者も驚いているよう。
そこで、早くも「カン・ナムスン旋風」を巻き起こしている本作が、なぜアメリカで人気を集めているのか? その理由を、4つの視点で考えてみる。

『力の強い女 カン・ナムスン』の制作発表会 (画像出典:JTBC Drama 公式Facebook)
병맛(ピョンマッ)ストーリー
まずは、ドラマの設定やストーリーから見てみよう。
今回6年ぶりに帰って来た「力強い女」シリーズの新作第2弾は、パク・ボヨンが演じたト・ボンスンのはとこである、カン・ナムスンが主人公。
ボンスン同様、生まれつき超人的な怪力を持つナムスンと母親と祖母の親子3代が、ソウル・江南(カンナム)を中心に起きている、新しい麻薬犯罪の実態を暴くコミカル犯罪劇が描かれる。
韓国のオンラインコミュニティーでは、「超面白い!」「見るべきだと思う。このドラマウケる、笑」「声を出して笑いながらドラマを見たのなんて、いつぶりだろう」「早く続きが見たい!」といった良い反応が多数上がっている。
中には「병맛(ピョンマッ)」という言葉を使って、ドラマの面白さを表現した人も。
병맛(ピョンマッ)とは、漫画やドラマなどの設定やストーリーを指して使われることが多く、現実ではありえないようなことが起きたり、ふざけていてくだらないけれども、なぜか可笑しくて笑ってしまう面白味がある時に使われる。
『力の強い女 カン・ナムスン』には、ファンタジーありコミカルありといった韓国エンタメ独特のおもしろ要素が詰まっており、そこがアメリカの視聴者にウケたと考えられる。

主人公カン・ナムスンを演じる、イ・ユミ (画像出典:JTBC Drama 公式Facebook)
主演を務めるイ・ユミ
2つ目は、主人公カン・ナムスンを演じている主演女優イ・ユミに対する期待。
彼女は、Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム(2021)』や『今、私たちの学校は・・(2022)』といった話題作に続けて出演した注目女優である。
つまりイ・ユミは、Netflixで韓ドラを楽しんでいる海外視聴者によく知られた顔なのである。
韓国でも「どこかで観た顔だと思ったら、あのドラマの子か!」「イ・ユミちゃん、すごく上手」「イ・ユミが期待以上」といった感想が上がっている。
韓国ドラマが空前の人気
そして3つ目は、海外視聴者の新作韓ドラに対する感度の早さについて。
世界中の動画配信コンテンツを順位付けして集計するサイト・フリックスパトロールによると、10月8日のNetflix「TV番組TOP10」のワールド順位では『力の強い女 カン・ナムスン』が4位、もうすぐ最終回を迎える『この恋は不可抗力(JTBC)』が10位にランクインしている。
海外では、「面白い」と口コミが広がっていけば、すぐにランキングに反映される傾向が見られる。
Netflixの吹替版
最後の4つ目は、Netflixで吹替版が配信されているという点。
日本で、韓国ドラマを楽しむ人たちは「字幕派」が多数だが、英語圏では「吹替版」がないとヒットしないと言われているという。
『力の強い女 カン・ナムスン』はどうかというと、ちゃんと音声で英語吹替を選択できるようになっている。そのため、アメリカ視聴者の人気を一早く獲得することに成功した。
本作で主演を務めるイ・ユミの出演作『イカゲーム』『今、私たちの学校は・・』にも英語吹替がついており、最近は、Netflixオリジナルシリーズの韓国ドラマが世界でヒットを飛ばしている。
その影響で、「吹替版」の制作や売込含め、Netflixの韓国ドラマに対する協力体制が強くなったことが、アメリカでの人気を後押ししたのではないだろうか。
よって、『力の強い女 カン・ナムスン』は、スター俳優が勢揃いしている訳ではないものの、米Netflixで6位にランクインというサプライズを起こしている。
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