- 海外でも大人気となっている、Disney+(ディズニープラス)オリジナルシリーズ『ムービング』。
- 登場人物はかつて国家情報院の要員だったという設定のため、物語には、韓国現代史に残る事件も盛り込まれている。
- しかし劇中には、当時の北朝鮮最高指導者・金日成の暗殺を目論む場面が登場した。

大ヒット中のDisney+オリジナルシリーズ『ムービング』 (画像出典:Disney+Korea 公式Facebook)
今、海外でも話題の韓国ドラマといえば、Disney+(ディズニープラス)オリジナルシリーズ『ムービング』。
韓国だけではなく、世界のファンの共感を集めた作品は、最終話の配信を終え、続編制作を期待する声がますます強まっている。
本作は、超能力者たちが繰り広げる本格アクションヒーロー作品。
超能力を隠しながら暮らす高校生の子どもたちと、超能力者でありながらも辛い過去を隠しながら生きてきた親たちが、時代と世代を越えて迫りくる巨大な危機に共に立ち向かっていくストーリーとなっている。
ドラマファンの間では、アクションシーンが高く評価されており、世界各国で繰り広げる超能力バトルはハリウッド映画さながらの迫力だと話題に。
しかも、『ムービング』は単なる「ヒーローもの」ではない。
アメリカのヒーロー映画やドラマの主人公は、言葉通り、悪をやっつける“英雄”として活躍するが、『ムービング』に出てくるヒーローたちは、超能力がバレることを恐れ、“普通の人”としての暮らしを望む。
そして自身の能力は、危機に瀕した時、生きていくために使わざるを得ない時にやむを得ず使用する。劇中では、超能力を持って生きる彼らの苦悩や葛藤も描かれている。

チョ・インソンは、空を飛べる超能力者キム・ドゥシク役を演じている (画像出典:Disney+Korea 公式Instagram)
さらに『ムービング』では、かつては極秘任務を遂行する工作員だった親たちを含め、魅力的な登場人物のそれぞれのエピソードが情緒的に細かく描写されており、視聴者の没入度を高めることに成功。
これまで韓国版のヒーローものはなかなかヒットに繋がらなかったが、いわゆる「ヒーローもの」とは一線を画した本ドラマは、多くの韓ドラファンから支持を得ている。
苦戦を強いられてきたDisney+にとって、『ムービング』はまさに“ヒーロー”そのもの。Disney+のオリジナル韓ドラ初の大ヒット作、且つ代表作となった。
ただ、ストーリーにおいては、超能力者の親たちが国家情報院(旧 国家安全企画部)の要員だったという設定により、1987年の大韓航空機爆破事件や、1990年代の韓国現代史に残る主要事件が盛り込まれている。
そのため、その時代背景の知識を持っていない海外視聴者は深く理解できず、疑問に思う箇所もあったのではないだろうか。

キム・ドゥシク(チョ・インソン扮)はエリート要員 (画像出典:YouTube Disney Plus Korea動画キャプチャー)
その1つが、当時の北朝鮮最高指導者、金日成(キム・イルソン)の死である。
劇中では、チョ・インソン演じる飛行能力を持ったエリート要員キム・ドゥシクが、1994年、上層部の指示により北朝鮮に潜入し、金日成の暗殺を目論むシーンが出てくる。
実際に彼の暗殺作戦が成功したかどうかは、ドラマのネタバレになるため割愛させていただく。
しかし、現実世界のネタバレをすると、金日成は、1994年7月8日に82歳で亡くなった。死因は、心筋梗塞と伝えられている。
もともと心臓病を患っていたとも言われていたが、彼の突然の死は世界に大きな衝撃を与え、死因については様々な憶測が飛び交った。
というのも、1994年当時は、史上初の南北首脳会談が予定され、平和ムードが漂っていた時期だったからである。
ところが、会談直前に金日成が急死したことで、南北関係は急変。しばらく緊張関係が続いたという。
それから間もなく30年、金日成は、いまだ多くの北朝鮮国民に崇拝されている存在。
そんな人物の暗殺計画をも登場させた話題作『ムービング』。ブームの熱は、まだまだ冷めそうにない。
『ムービング』予告映像 (動画出典:YouTube Disney+)
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