- 俳優イ・ジョンソクが注目を浴びた、SBS『君の声が聞こえる』は、今から10年前に放送された名作。
- 韓ドラファンの間で今も根強い人気のある作品だが、実は放送当時には、いくつかの騒動が起きていた。
- しかもそれは、ドラマのエンディングにも影響を与えたと推測されている。

2013年のヒット作『君の声が聞こえる』(画像出典:SBS)
2013年に韓国SBSで放送され、最高視聴率24.1%を記録した大ヒットドラマ『君の声が聞こえる(SBS)』。
放送から10周年を迎えた2023年4月、主演を務めたイ・ジョンソクのインスタグラムには、出演者が集まりケーキでお祝いした写真が公開された。
10年経った今でも、役者陣そして韓ドラファンに長く愛されている名作である。
今やアジアを代表するスター俳優になったイ・ジョンソクは、この作品で一躍注目を浴び、数々の授賞式で優秀賞を受賞。
過去のインタビューでは「スハ(役名)を通して俳優という夢に一歩近づけた気がする。仕事に対する自信と力をもらった」と明かしている。
そんな彼の出世作『君の声が聞こえる』は、ロマンス×サスペンス×ファンタジーの要素が絶妙に盛り込まれた作品。
イ・ジョンソクが演じたのは、相手の心を読み取ることのできる能力を持つ少年パク・スハ。10年の時を経て初恋相手のチャン・ヘソン(イ・ボヨン扮)と再会し、国選弁護士となった彼女の仕事を手伝うようになることから物語は始まる。

ドラマ10周年をお祝いした記念ショット。不参加のユン・サンヒョンは合成で (画像出典:イ・ジョンソク 公式Instagram)
初回放送では7.7%だった視聴率は、第2話で12.7%まで跳ね上がり、その後も高視聴率をキープ。当初は全16部作だったが、シンドローム級に近い人気を集めたことで、2話追加されたというエピソードもある。
しかし、放送中は順風満帆だったかというと、そうではなかった。
実は、途中から周囲がざわつき始め、最終的には、一部の視聴者から「エンディングが残念だった」と不満を漏らす声も上がったという。
その原因は大きく2つあった。1つ目は、盗作議論の浮上である。
2013年6月20日、「劇中の事件内容が、ある短編小説と類似している」と某出版社がツイッターを通じて提起した。
これに対し、制作側は全面否定。そして、脚本家のパク・ヘリョン氏は、本作執筆のために2年間、様々な裁判を傍聴し法廷を取材してきたと説明し、ドラマで扱った事件の構成は別の事件をもとにしており、小説の影響を受けていないことを主張した。
さらに、ドラマのエピソードは、小説が出版された2012年よりも前の2011年に企画構成したと反発したが、出版社側は月間ミステリーを通じて2010年に発表された作品だと反論。ドラマは思わぬ騒動に巻き込まれた。

『君の声が聞こえる』 はイ・ジョンソクの出世作でもある (画像出典:SBS)
そんな中、続いて問題が勃発。2つ目は、ストーリーの流出事件である。
同年7月5日、第10話の放送前にドラマのネタバレが流出。しかも、脚本家が書いたかのように、最終回までの内容が詳細に描写されていたため、大きな波紋を呼んだ。
台本が流出したのか、ネットユーザーが推測した内容がたまたま的中したのか、内部関係者の仕業なのかは不明だが、何らかのルートで内容を知り得た外部の者が流出した可能性が高いという。
そのため、ドラマの結末がやむなく変更されたと推測されている。
結果、一部の視聴者は不満を漏らしたり、うやむや感の残る結末の中途半端さに消化不良を起こした人がいたのである。
しかし、紆余曲折があった中でも「全体を通して良いドラマだった」と評価する人は多い。
特にイ・ジョンソクが年上ヒロインに向ける一途な愛とピュアな笑顔が楽しめる名作は、今でもVODで根強い人気を集めている。
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