• KBS『学校』シリーズの第7弾『学校2017』が放送されてから6年が経った。
  • 当時高校生として出演した若手俳優は、今や主演級になった人も多い。
  • 本記事では、その中でも特に活躍が目立つ同級生5人の近況をご紹介。

『学校2017』に当時高校生として出演した若手俳優たちが、近年の韓ドラ界を盛り上げる主演俳優として大活躍しています。

1999年から続くKBSの人気ドラマ『学校』シリーズは”若手俳優の登竜門”と呼ばれ、その第7弾として放送されたのが『学校2017』(邦題:恋するレモネード)。

舞台は成績至上主義のクムド高校。成績は低いものの好きな漫画を描きながら楽しく学園生活を送る主人公のラ・ウノ(キム・セジョン扮)が、試験中に起こった不可解な事件に巻き込まれることから展開する学園青春ドラマです。

韓国での放送から6年が経った現在、当時の出演陣はどのような活躍を見せているのでしょうか。

本記事では『学校2017』に出演した俳優の中でも、特に活躍が目立っている同級生5人の近況をご紹介します。

キム・セジョン

恋に憧れる高校生、主人公のラ・ウノ役を演じたキム・セジョン。

ラ・ウノ役のキム・セジョン(画像出典:KBS)

当時、アイドルグループ『gugudan』のメンバーとして活動していたキム・セジョンは、本作が俳優デビュー作で主役に抜擢。

魅力的な主人公を作り上げた演技が評価され、KBS演技大賞で人気賞と新人賞を受賞。百想芸術大賞の新人賞にもノミネートされるなど大きな反響を得ました。

その後しばらくはgugudanの活動に専念しますが、俳優としてもドラマ『君の歌を聴かせて』(2019)、『悪霊狩猟団: カウンターズ』(2020)と立て続けに主演を獲得。

キム・セジョン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

『社内お見合い』(2022)で、ついに世界的なブレイクを果たすと一気にメイン主役級女優のイメージが定着。

『今日のウェブトゥーン』(2022)、『悪霊狩猟団: カウンターズ シーズン2: カウンターパンチ』(2023)と順調に主演作を増やしています。

キム・ジョンヒョン

クムド高校理事長の息子、ヒョン・テウン役を演じたのはキム・ジョンヒョン。キム・セジョン扮するラ・ウノとの初々しいラブストーリーも注目を集めました。

ヒョン・テウン役のキム・ジョンヒョン(画像出典:KBS)

『学校2017』では安定した演技力で好評を獲得。その後も『愛の不時着』(2020)、『哲仁王后~俺がクイーン!?』(2020)と大ヒット作での主演が続き、俳優活動は順調に進むと思われました。

しかし2021年、過去に健康上の問題として降板したMBCドラマ『時間』(2018)にまつわるスキャンダルが浮上。

メロシーンの台本修正を要求したことや、共演した少女時代ソヒョンへの冷たい態度などが物議を醸し、様々な疑惑に包まれました。

『コクドゥの季節』制作発表時のキム・ジョンヒョン(右) (画像出典:PICKCON YouTube キャプチャー)

一連の騒動についての謝罪や事務所移籍を経て、今年1月から3月にかけて放送された『コクドゥの季節』で約2年ぶりにドラマ復帰。今後の活動にも注目が集まっています。

チャン・ドンユン

クムド高校の成績優秀な生徒会長、ソン・デフィ役を演じたチャン・ドンユン。

ソン・デフィ役のチャン・ドンユン(画像出典:KBS)

『ソロモンの偽証』(2016)でドラマデビューしたチャン・ドンユンは『学校2017』で地上波ドラマに初出演。

『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』(2019)で主演を務めた際には美しい女装姿を披露。高い演技力も評価されKBS演技大賞で優秀演技賞を受賞しました。

2021年、主演を務めたドラマ『朝鮮駆魔師』が歴史歪曲議論により、2話で異例の打ち切りに。チャン・ドンユン自身も謝罪文を出すこととなりましたが、彼のキャリアをストップさせる事態には至らず。

チャン・ドンユン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

日本未上陸のKBSドラマ『オアシス』(2023)では幅広い演技力で高評価を獲得。今、次世代スターとして有望視されている1人と言えるでしょう。

待機作は、11月に公開予定のNetflixオリジナルシリーズ『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー』、『私の男はキューピット』(編成未定)、『砂にも花が咲く』(2024年公開予定)など目白押し。

ロウン

アイドルグループに所属する転校生、イシューとして出演したロウン(SF9)。

イシュー役のロウン(画像出典:KBS)

『学校2017』がドラマ初出演だったロウン。そのビジュアルやキャラクターが強い印象を残し、その後、初主演を務めた『偶然見つけたハル』(2019)ではKBS演技大賞の新人賞を受賞。

『先輩、その口紅塗らないで』(2021)、『恋慕』(2021)、『明日』(2022)と、海外でも高い評価を受けるヒット作で連続的に主演を務めると、最近では主役級の演技ドルとしてすっかり定着。

ロウン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

8月23日に韓国での初放送を控えた『この恋愛は不可抗力』、10月からKBSで放送される『婚礼大捷』などラブコメ作品が待機しており、俳優としてのキャリアも順風満帆な状況。

ホン・ギョン

主演陣のクラスメイト、ウォン・ビョング役として出演したホン・ギョン。

ウォン・ビョング役のホン・ギョン(画像出典:KBS Drama YouTubeキャプチャ)

ホン・ギョンは『学校2017』がドラマ初出演作。その後しばらくは助演でのドラマ出演が続きました。

初めて連続ドラマで主演を務めた『弱いヒーロー Class1』(2022)が世界的ヒット作となると、注目度が急上昇。

ホン・ギョン(画像出典:©スポーツ韓国)

視聴率が好調だったSBSの最新ドラマ『悪鬼』では警部補役のリアルな演技が話題に。ネクストブレイク俳優として注目を集めています。

次作はドラマ『コンクリートマーケット』に出演。現在、好評放映中の映画『コンクリートユートピア』を制作したCLIMAX STUDIOが手掛ける予定。

***

今年、KBSでは『学校2023』が放送されるとのこと。

放送時期やキャストは未発表ですが、本作のように次の韓ドラ界を担うスターが誕生するのではと期待を集めています。

●『恋するレモネード』現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・U-NEXT
・YouTube ポニーキャニオン WE LOVE K(全話無料配信中、終了時期未定)


恋するレモネード(画像出典:ポニーキャニオン WE LOVE K)

小原 エリ

Kカルチャーの新鮮な情報を、身近な言葉でシンプルにお伝えできるように頑張っています。主にまとめ記事を担当。新しいK-POPや韓国ドラマとの出会いのきっかけを作れると嬉しいです

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