- 海外の韓ドラファンにとって、Netflix(ネットフリックス)の嬉しいサービスと言えば、韓国で放送中のドラマも視聴できる点。
- しかし最近は、韓国視聴者もテレビではなく、配信で楽しむ傾向が強くなっているという。
- 同時配信されるドラマは、Netflixが勝つ構図が出来上がっているようだ。
韓ドラファンにとって欠かせない動画配信サービス(VOD)の1つ、Netflix(ネットフリックス)。
韓国ドラマのラインナップが充実しているのが魅力で、世界的大旋風を巻き起こした『イカゲーム(2021)』や、2023年最初のヒット作となった『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~(2022)』など、オリジナルシリーズ作品も好評だ。
世界の韓ドラファンにとって嬉しいのは、韓国のテレビ局で放送中のドラマも同時配信してくれるところ。
最近は、JTBCドラマ『キング・ザ・ランド』や、7月23日に最終回を迎えたtvNドラマ『生まれ変わってもよろしく』が配信されており、日本でも、韓国本国とほとんど変わらないタイミングで話題作を楽しめる。
しかし、世界の韓ドラファンがVODサービスの成長に喜ぶ一方で、韓国の放送局は大きな打撃を受けている。
コロナ禍以降、グローバルVOD企業の登場により、ドラマの制作費が一気に高騰しているのである。
しかも、高い制作費をかけても、高い視聴率を得られず、広告収入も減少。放送局側はドラマ編成枠を減らしたり、なんとか低予算で制作するなど様々な対応を始めている。
また、韓国の放送局では、編成枠が決まらず、放送や配信が保留となっているドラマが約80本近くある、と言われている。視聴者に披露される機会を得られずにいる作品も多いのだ。
(関連記事) 韓国ドラマ「バブル注意報」80本の作品が漂流状態
今、放送局は、深刻な財政難そして視聴率不振という危機的状況を迎え、苦しんでいる。
そして、海外の視聴者にとって嬉しいサービスである「Netflixでの同時配信」も、さらに追い打ちをかけている。
実は韓国でも、テレビで放送中のドラマを、Netflixで視聴する人が増えているのだという。
韓国メディアの聯合ニュース(www.yna.co.kr)は、「ドラマの回が増えれば、テレビよりNetflixを通じて見る時間が増加する」という統計分析が出たと伝えている。
記事によると、研究陣は、2021年7月から2022年12月までに韓国で制作された作品において、Netflix視聴時間基準グローバルトップ(TOP)10位に入り、同時に国内テレビ局で放送されたドラマ14作品を対象に、視聴率と視聴時間データを分析した。
その結果「(テレビで放送中の)ドラマの回が進むほど、テレビよりNetflixでの視聴を好む傾向を見せるという結論を確認した」と伝えている。
例えば、テレビではすでに第4話まで放送を終えた、話題のドラマがあるとしよう。
そのドラマを見たくても、テレビでは途中からになってしまうが、Netflixで同時配信されていれば、第1話から見ることができ、見逃した分を補える。
ところが、Netflixで視聴を始めた視聴者は、ドラマの続きをテレビで見るのではなく、そのままNetflixで一気見する傾向が高いのだという。
つまり、韓国では、テレビの放送回に追いついたとしても、テレビの本放送では見ずに、いつでも見られるNetflixで最後まで楽しむ視聴者が増えているのである。
そうなると、テレビとNetflixで同時配信されているドラマは、Netflixだけが勝つ構図となる。
視聴率不振でテレビ局が頭を抱える中、190カ国以上の国々にKコンテンツを届けるNetflixが、韓国ドラマを牛耳る世界が出来上がっているようだ。
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