根強い人気を誇る韓国ドラマの時代劇（画像出典：SBSドラマ）

近年韓国ドラマは、強い女性像を描いた作品が高い支持を受ける傾向にある。

友情や恋愛、仕事などを通し壁にぶつかりながらも孤軍奮闘するヒロインの姿に、自身を重ねた女性視聴者が共感し応援しているようだ。

そこで本記事では、女性主人公の逆境を乗り越える生き様が光る作品をご紹介。

男性の地位が高く、意見を言うことさえもはばかれるなど、女性が軽視されていた時代を背景にした歴史ものにフォーカスした。

自分の人生を真っ直ぐに生きるキャラクターにきっと勇気をもらえるはず。

宮廷女官チャングムの誓い (2003)

厳しい身分制度が存在する時代、不幸な家庭環境に生まれたチャングム(イ・ヨンエ扮)が、宮廷料理人や女医として活躍し、“大長今”の称号を得るまでの波乱の半生を描いた物語。

『宮廷女官チャングムの誓い』(画像出典：MBC)

チャングムは屈強な精神力を持ち、様々な苦難を乗り越え夢に向かってひたむきに歩んでいく。そしてその過程で多くの出会いと別れを経験し、人として成長。最終的には、女性で初めて宮中の主治医になる。

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トンイ (2010)

賎民の娘である主人公トンイ(ハン・ヒョジュ扮)が、身分の壁を乗り越えて第19代王の側室から第21代王の生母になるまでの波瀾万丈な一生を描いた作品。

『トンイ』(画像出典：MBC)

明るく努力家で行動力あるトンイが、宮廷内の権力争いに巻き込まれ宮中から追放されるなど壮絶な人生を経験しながらも、母として女性としての強さや優しさを忘れず、自身の信念を最後まで貫いていく。

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奇皇后 ～ふたつの愛 涙の誓い～ (2013)

高麗からの朝貢品として献上されたキ・ヤン(ハ・ジウォン扮)が、皇后になるまでの生涯を描いた物語。

『奇皇后 ～ふたつの愛 涙の誓い～』(画像出典：MBC)

ジャンルはロマンス時代劇だが、切ない恋模様を描きつつも異国の皇室で高麗人としての自尊心を最後まで失わず、度々命の危機に瀕しながらも常に強い姿勢で自ら運命を切り開いていく姿が圧巻だ。

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恋慕 (2021)

双子として誕生し、女児という理由で捨てられた王女イ・フィ(パク・ウンビン扮)。普通の生活を送っていた彼女が男装をし、亡くなった兄の代わりに王世子として生きていくことから繰り広げられる宮中ロマンス。

『恋慕』(画像出典：KBS2)

ある日突然世子として生きることを強いられ、自分が女性であることを隠すため、本来の穏やかな性格を捨、冷徹でポーカーフェイスを演じるしかなかったイ・フィ。殺伐とした王宮で強くたくましく生きる彼女の姿が目を引く1作だ。

●現在視聴可能な動画配信サービス：
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ホンチョンギ (2021)

霊妙な力を持つ天才女性絵師ホン・チョンギ（キム・ユジョン扮）と、昼は役人、夜は秘密組織に身を置く赤い目の男ハ・ラム(アン・ヒョソプ扮）、芸術を愛するロマンチストのヤンミョン大君（コンミョン扮）が描くファンタジーロマンス。

『ホンチョンギ』(画像出典：SBS)

ホン・チョンギは時代唯一の女性画家で、父の病を治すため有名な古画を模索してお金を稼ぎ、その他様々な苦難を経験、侮辱を受けながらも持ち前の明るさでたくましく生きていく。

●現在視聴可能な動画配信サービス：
2023年4月現在 未定

王女ピョンガン 月が浮かぶ川 (2021)

高句麗が人生の全てだった王女ピョンガン(キム・ソヒョン扮)と、将軍ウンダル(ナ・イヌ扮)の運命に屈しない純愛を描いたフュージョン時代劇。

『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』(画像出典：KBS2)

ピョンガンは聡明で正義感に溢れ、無能な父と利己的な家臣たちを追い出し崩壊した高句麗の威信を取り戻すことを目標に突き進む人物。一見野心家に見えるが、国と民を守ることに精魂を傾ける女性だ。

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・TELASA

赤い袖先(袖先赤いクットン/2021)

国を守らなければならなかった第22代王イ・サン(ジュノ扮)と、その傍に仕え、自分の人生を守ろうとした女官ソン・ドクイム(イ・セヨン扮)の切ないロマンスストーリー。

『赤い袖先』(画像出典：MBC)

ソン・ドクイムは女官という身分でありながら、王の言葉に無条件には服従しない女性。常に自分に正直で信念を貫き、主体的に生きようと努力していたキャラクターだ。

それゆえ愛する王から求婚され、再々に渡り愛の告白を受けるも後宮になるのを拒否、自身の信念を貫いていた。

●現在視聴可能な動画配信サービス：
・U-NEXT

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