• 近年韓国では、“強いお姉さん”を意味する“センオンニ”が関心を集めている。
  • それは韓ドラ界でも同様で、最近ではソン・ヘギョやイ・ジアなどが打たれ強いメンタルを持った主人公を熱演、視聴者から好評を得た。
  • そこで本記事では、韓国のドラマ界で高い支持を獲得している“センオンニ”を主人公にした作品を5つご紹介。

韓国では数年前から“センオンニ(쎈언니)”が美しいと注目を浴びています。

日本語で“強いお姉さん”を意味するこの言葉。美容業界では主に、強さを感じるかっこいいメイクを表現する際に使用され、これを意識してお化粧する人がいるほど。

韓ドラ界においては、主に強靱なメンタルを持つ女性を指し、ドラマの主人公として登場するケースが増えています。

例えば、現在パート2が話題となっているNetflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のソン・ヘギョ扮するドンウン。

心に傷を負うほどのいじめを受けたにもかかわらず、その加害者に果敢に挑み壮絶な復讐劇を繰り広げます。

また、3月31日に配信を控えた映画『キル・ボクスン』(Netflix)ではチョン・ドヨンが、現在放送中のtvN『パンドラ偽りの楽園』ではイ・ジアが、それぞれ殺し屋として出演。

彼女らが演じるのは、精神面の強さのみならずハードなアクションまでこなすタフな役柄です。

そこで本記事では、韓国のドラマ界において高い支持を得ているキャラクター“センオンニ”が登場する作品をご紹介。

同性にも衝撃を与えるほど魅力的な主人公の姿に、きっと魅了されるはずです。

ハン・ソヒ『マイネーム:偽りと復讐』 (2021)

韓国最大の麻薬組織を後ろ盾に、警察に潜入した主人公が直面する残酷な真実と復讐を描いたノワール作品。

『マイネーム:偽りと復讐』

『マイネーム:偽りと復讐』(画像出典:Netflix)

ハン・ソヒが演じたのは、父を殺した犯人を探すために組織に入ったジウ役。過酷な訓練に父の仇を討つという強い意志を持って耐え、生死を懸け男性と戦うシーンもあるキャラクターでした。


『マイネーム:偽りと復讐』ハン・ソヒ格闘シーン

ソ・イェジ『サイコだけど大丈夫』 (2020)

愛を拒否する精神病棟の保護士と、生まれつき愛を知らない童話作家が心の傷を癒し合う童話のようなラブコメディー。

『サイコだけど大丈夫』

『サイコだけど大丈夫』(画像出典:tvNドラマ公式Instagram)

ソ・イェジは、ストレートに自身の気持ちを口にする媚びないタイプのクールな女性を熱演、ロマンスものにありがちなキュートなヒロインではなく、自己主張をしっかりとする役柄が注目を浴びました。


『サイコだけど大丈夫』ソ・イェジ「私と寝る?」

キム・ダミ『梨泰院クラス』 (2020)

大都市ソウルにあるホットな街“梨泰院(イテウォン)”で、前科者の青年とその仲間が居酒屋をオープン、外食業界で1位になるため奮闘する大人の青春ストーリー。

『梨泰院クラス』

『梨泰院クラス』(画像出典:JTBC)

キム・ダミが担当したのは、ソシオパスの診断を受けたIQ162のインフルエンサーに扮し、他人の感情を理解できず平凡なことを退屈だと感じる人物。

破格的な役柄でしたが、典型的なラブストーリーのヒロインから主人公パク・セロイ(パク・ソジュン扮)の愛を勝ち取り、物語の中で重要な役柄でした。


『梨泰院クラス』キム・ダミの平手打ち!

キム・ヘス『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム』 (邦題/2020)

ハイクラスなクライアントを持つ女弁護士とエリート弁護士が、法曹界での生き残りをかけ攻防を繰り広げるリーガルドラマ。

『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム』

『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム』(画像出典:SBS)

キム・ヘスが演じたのは、勝つためなら手段を選ばない雑草のような性格のタフな弁護士。自分の成功のために走り続ける姿で、物語をより一層盛り上げました。


『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム』キム・ヘス

チョン・ミド『賢い医師生活』シリーズ

1999年に同じ大学の医学部に入学した5人の男女が、同じ病院で働くことになり繰り広げられる紆余曲折のヒューマン・メディカルドラマ。

『賢い医師生活』

『賢い医師生活』(画像出典:tvN)

チョン・ミドはそのメンバーの1人で、後輩の尊敬を一身に受け神経科で唯一の女性教授となった人物を好演。同期5人の中ではリーダー的存在といっても過言ではない役柄で、小柄な体型から溢れ出るカリスマが印象的でした。


『賢い医師生活』チョン・ミド

韓国メディア・スポーツ朝鮮のインタビューに答えたドラマ関係者は、強い女性を主人公にしたドラマが増えている傾向に対し、「様々な女性キャラクターの活躍は、韓国ドラマのジャンルの幅を広げるという意味で喜ばしいこと」と語っています。

これまでは、キュートでか弱いヒロインを男性主人公が守り、手を差し伸べるという図式が定番でしたが、今後はそれに固執しない新たな役柄とストーリーで、ドラマファンをより一層楽しませてくれることが期待されます。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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