- 韓国ドラマが日本で多くの人に親しまれ、国内で視聴可能な作品が増加した。
- しかしその一方で、次に何を見ようか1つに絞りきれないという悩みを持つ人は多いのではないだろうか。
- そこで本記事では、作品選び迷っている人におすすめの有名監督を5人ご紹介。
日本で多くの人に親しまれている韓国ドラマ。
そしてその人気に伴い、近年国内で視聴可能な作品が増加、視聴者はたくさんの作品の中から次に視聴するドラマを選択できるようになりました。
しかしその一方で、数が増えたことにより1つに絞りきれず、気付くと予想以上に時間が経過していたということはないでしょうか。
そこで本記事では、作品選びに悩む韓ドラファンのために、“この人たちはおさえておきたい”という韓国で有名な監督をご紹介。
ジャンルや出演者でドラマを選びがちですが、見事な演出で物語をより一層盛り上げてくれる彼らにも目を向けてみるのはいかがでしょうか。
チャン・テユ
チャン・テユは、“演出が非常にかっこいい”と言われる監督の1人。
中でも『銭の戦争 (2007)』や『風の絵師 (2008)』、『根の深い木~世宗大王の誓い~ (邦題/2011)』、『星から来たあなた (2013)』が高い支持を得ており、それぞれ主演を演じた役者は各1名ずつ地上波の演技大賞でグランプリを獲得。4作連続で大賞受賞者を輩出しました。
少し前には『ハイエナ (2020)』を手掛け、今年はイ・ハニ主演の『夜に咲く花』が放送予定です。
イ・ウンボク
イ・ウンボクは、学園ものや定番のロマンスものなどジャンルに偏りがないのが特徴の監督で、シリーズものの『ドリームハイ』や『スイートホーム』を手掛けました。
それに加え、韓国を代表する脚本家キム・ウンスク作家とタッグを組んだ作品が多く、『太陽の末裔 (2016)』からスタートして、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~ (2016)』、『ミスター・サンシャイン (2018)』まで3本連続大ヒット作を生み出しています。
2023年は『スイートホーム』シーズン2が、2024年にはシーズン3が放送される予定です。
キム・ジンミン
キム・ジンミンは、現場の指揮を執るのが上手く撮影時間が短いことで有名。
犯罪組織を後ろ盾に父親の仇を討つ物語『マイネーム:偽りと復讐 (2021)』に代表されるノワール系を得意としており、『犬とオオカミの時間 (2007)』や、『ロードナンバーワン (2010)』、『無法弁護士~最高のパートナー (2018)』などの演出を務めました。
また意外にも時代劇が多いのも特徴で、『華政(ファジョン)』なども演出を担当しています。
放送開始日は現段階で分かっていませんが最新作は、伊坂幸太郎の小説『終末のフール』が原作となった同名のドラマです。
モ・ワンイル
モ・ワンイルは、女優を魅力的に見せるという評価がされている監督で、緊張感溢れる演出が最大の持ち味。
その象徴とも言える作品が、韓ドラ史に残る大ヒットを記録した『夫婦の世界 (2020)』。家庭内サスペンスを緊迫感たっぷりに演出するとともに、主演キム・ヒエの美しさが溢れ出ています。
他にも夫婦の愛を題材にした『ミスティ~愛の真実~ (邦題/2018)』や、医療サスペンスがテーマの『ビューティフル・マインド~愛が起こした奇跡~ (邦題/2016)』を担当しました。
放送は未定ですが次期作は、ミステリーとスリラーが同時に味わえる『誰もいない森の中で』です。
シン・ウォンホ
シン・ウォンホといえば、元々はKBSで高視聴率を叩き出すバラエティー番組のPDとして活躍していた人物。
しかしtvNに移籍し、2012年に『応答せよ1997』で初めてドラマの監督を務めて以降、『応答せよ』シリーズと『賢い医師』シリーズ、『刑務所のルールブック (2017)』という人気作を次々と世に送り出してきました。
今では、各作品に固定ファンがついていることで知られています。
***
韓国ドラマが世界中で楽しまれるようになり、その功績に伴ってドラマの演出を担当する人を現在は“監督”と呼ぶようになりました。
しかし以前は制作イメージの強いPDという呼称で呼ばれることの多かった彼ら。いまだそのように表現する一部韓国メディアも存在しますが、徐々に世間の認識は変わりつつあります。
役者のように表に立って目立つことはありませんが、ある意味作品の顔ともいえる“監督”でドラマ選びをしてみるのはいかがでしょうか。
また一味異なる韓ドラの楽しみ方を見つけられること間違いなしです。
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