ENA『グッジョブ』が、視聴率2%で少々残念な滑り出しを見せた。前作が『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』である点や出演者が話題となっていたが、蓋を開けると視聴者の反応はいまいちで、良くない疑惑まで再燃する事態に。放送開始前から現在に至るまでの、世間の反応を振り返る。

ENA(Netflix)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(以下、ウ・ヨンウ)』の後続作(水木ドラマ)として期待を集めた『グッジョブ』が、少々残念な滑り出しを見せた。

『グッジョブ』は、ENA(Netflix)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の後続作。

ENA(Netflix)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の後続作『グッジョブ』。(画像出典:ENAドラマ)

現在第2話まで放送が終了しているが視聴率は2%台で、“不振”とまではいかないまでも、『ウ・ヨンウ』が最高視聴率17.5%を叩き出したのと比較すると、良い成績とは言えない。

『ウ・ヨンウ』を見ていた視聴者が、そのまま『グッジョブ』に流入するかと思われたが、そう簡単にはいかなかったようだ。

しかし以前までは、ヒット作の後に同じ枠で放送されたドラマは、前作の人気を受け継ぐ傾向にあった。ところが『グッジョブ』のように、最近この“方程式”が崩れつつある。

その背景には、話数が関係しているという。韓国ドラマは全50話程度から成る作品が多く、視聴者は放送時間になると該当のチャンネルに変える癖がいつの間にかついていたものだ。

ところが近年12~16話で構成されることが増え、視聴が習慣化する前に最終回を迎えてしまい、自然な形で後続作へと視聴者が流れ込むケースが減少しているようだ。

また、『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~(MBN/2021)』で共演した俳優のチョン・イルと少女時代(SNSD)のメンバーで女優のクォン・ユリが再びタッグを組むとあって、2人のケミストリーが製作発表の段階から期待されていたが、それも結果としていまひとつ表れていない。

『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~(MBN/2021)』は、俳優のチョン・イルと少女時代のメンバーで女優のクォン・ユリが、以前に共演した作品。

俳優のチョン・イルと少女時代のメンバーで女優のクォン・ユリが、以前に共演した『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~(MBN/2021)』。© MBN All rights reserved

視聴率をある程度確保できそうな要素はあるのに、実現しないという状況だ。こうなるとどうしても世間は、作品のマイナス要素に目を向けがちになる。

これにより、放送開始前に世間をざわつかせた、監督の降板にまつわる噂が再び注目を浴びることに。

それは、出演俳優との不仲により監督が交代することになったというもの。

当時、韓国のネット上では、該当の俳優が誰なのか、様々な憶測と”犯人捜し”が横行。これに、制作陣側は不仲説を否定し、より良い作品を作るためである旨を発表したが、結局、異例の事態は良くないイメージを植え付けてしまった。

そしてストーリーは一部の視聴者から、非現実的なキャラクターやドラマの世界観が稚拙だという評価を受け、ロマンス、コメディー、捜査劇を一気に取り上げることで全体的に散漫な印象を与えていると指摘された。

まさに踏んだり蹴ったりという状況下にある『グッジョブ』だが、まだ始まって2話しか放送されていない。

しかも、俳優陣の熱演と、息の合った演技、コメディー要素が徐々に関心を得ているという。

またそれに加え、初回放送では視聴率が0.9%であったにもかかわらず、最終的には17.5%という高い数字を叩き出した『ウ・ヨンウ』の事例があるだけに、ENA側はここからの視聴率の巻き返しに期待しているという。

果たして、『グッジョブ』は『ウ・ヨンウ』のようにドラマチックな快進撃を繰り広げることができるだろうか。今後の行方が注目される。

(構成:西谷瀬里)




韓国俳優 最新記事はこちら(2900)

ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs