女優のコ・ソヨンが、ジュエリーブランドをローンチした。韓国はもちろん、一部日本のメディアでも話題となっているが、俳優のチャン・ドンゴンの妻であること以外、まだご存じない人もいるだろう。そこで、彼女の芸能人生と私生活を紹介する。
女優のコ・ソヨンが、ジュエリーブランドの韓国初となるオフラインブティックをローンチし話題になっている。
そんな中、オープンイベントには、俳優のイ・ミンホや、SHINee(シャイニー)のミンホ、歌手のサンダラ・パクなど錚々たる芸能人をはじめ、各界各層の著名人が足を運び、華やかな交友関係が注目を浴びた。
コ・ソヨンの人脈の広さは今に始まったことではなく、彼女の過去のインスタグラムを遡っても分かる。韓国を代表する名門新羅ホテルの社長や、サッカー選手のソン・フンミン氏、俳優のイ・ジョンジェなども登場した。
それもそのはず、彼女は、美しいビジュアルと抜きん出たファッションセンスを通して、韓国内で最も影響力があるスタイリッシュなセレブと言われている人物。各界の有名人と親交があってもおかしくない。
事実、インスタグラムやホームショッピングなどで紹介したアイテムが、完売することで知られている。また、夫は大物俳優のチャン・ドンゴンで、’超’がつくほどの豪華高層マンションに住み、彼女のSNSには頻繁にハイブランドのファッションアイテムが登場する。
一部では、一度着用した服を着ていないのではないかとの声が上がるほど、毎回異なるコーディネートの写真を公開し、さりげなく写った背景ですらラグジュアリーな暮らしぶりを想像させる。
中には海外旅行に行った際の様子なども含まれており、日常から休暇の過ごし方まで、憧れの存在とされるセレブリティーの1人だ。
また、一男一女を持つママとしても有名。幸せな家庭に、華やかなライフスタイル、仕事まで、全てを手にしている女性と言えるだろう。
ある韓国メディアは、彼女のこの活躍ぶりをヴィクトリアベッカムに例え、結婚前は夫の知名度が高かったが、結婚後は妻が高い支持を得るようになったと報じたことも。
実際のところどうなのかはさておき、チャン・ドンゴンを超えたと言わしめる彼女の影響力の凄さが伝わってくる。
とはいえ元々、韓国内で上位に位置する美人女優として名を馳せた人物。90年代には、珍しいタイプの顔立ちが脚光を浴び、その美貌でキム・ヒソンと共に一世風靡した。
そして1993年に出演したMBC『お母さんの海』で、情がなく、見栄っ張りなキャラクターに扮してスポットライトが当たり、一気にスターダムにのし上がると、1997年公開の映画『ビート』では、俳優チョン・ウソンの相手役に抜擢される。
韓国の男性の間では、コ・ソヨンを理想のタイプに挙げる人が多く現れるなど、彼女にとって代表作となった。
以降、映画とドラマ界を行き来しながら女優としての活動を繰り広げたが、演技力が伸び悩み議論に巻き込まれてしまう。それが影響したのか、残念ながら1998年頃からはほぼお茶の間に顔を見せなくなってしまった。
そして、2000年序盤に演技することに疲れ一時活動を休止していた際、元来友人であったチャン・ドンゴンと恋人関係に発展、2010年に結婚した。
2013年には、ファッションブランド『KOSOYOUNG』のクリエイティブディレクターとして、新たなスタートを切る。しかしながら、不況の影響を受けてか約2年で終止符を打ち、その頃にインスタグラムを開設。
比較的頻繁に更新しながら、ファンとコミュニケーションを取るようになったのだが、そんな彼女のSNSに異変が起こったことがある。
2020年に夫が、俳優チュ・ジンモのカカオトーク騒動に巻き込まれた時だ。1カ月程度で通常通り再開したものの、一時自粛していたと思われる。
そんな時期を過ごしながら、今では各種イベントや有名俳優が出演した映画の試写会などにゲストとして参加するなど、各シーンに彩りを添え、彼女が公開した何気ない日常から、公の場に登場した姿まで一挙手一投足が、韓国の芸能専門メディアに取り上げられて話題となる状況だ。
演技力議論は本人にとって辛い過去となったかもしれないが、そこで休息を取ったことで生涯のパートナーと出会い、意図していたのかは不明だがセルフブランディングに成功して“セレブ妻”のイメージを獲得。順風満帆な人生を歩んでいるようだ。
(構成:西谷瀬里)
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