ミュージカル『愛の不時着』で、リ・ジョンヒョク役を担当する俳優のイ・キュヒョン。世界的なヒットを放ったドラマの舞台化とあって、その注目度は高い。そのせいか、彼が過去、舞台公演中に発した”衝撃の言葉”が再び話題となっている。イ・キュヒョンが観客に放ったひと言とは。

世界的なヒットを放った韓国ドラマ、tvN(Netflix)『愛の不時着』が、ミュージカルになって再び感動を届ける。

韓国にて9月16日より開幕される、ミュージカル『愛の不時着』。

俳優のイ・キュヒョンは、ミュージカル『愛の不時着』で、リ・ジョンヒョク役に抜擢された

ミュージカル『愛の不時着』で、リ・ジョンヒョク役に抜擢された俳優のイ・キュヒョン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

この舞台で、男性主人公であるリ・ジョンヒョク役を務めるのは、俳優のイ・キュヒョン。彼がどのような軍人姿を披露するのか、早くも話題を集めている。

イ・キュヒョンはこれまで、演劇やミュージカルなど、舞台で経験を積んだ実力派俳優だ。現在は、活動領域を映画やドラマなどにも広げている。

彼の名を広めたのは、2017年のtvN(Netflix)『秘密の森』にて。劇中、ミステリアスな面貌を持つ検察捜査官役を演じ、大衆の認知度を高めた。

その後、JTBC(Netflix)『ライフ(2018)』やtvN(Netflix)『ハイバイ、ママ!(2020)』などで印象深い演技を披露した彼は、2021年にtvN『ボイス4』で主演を務め、驚異的な演技力を発揮。彼以外に演じられる人はいないと、ドラマファンから絶賛されている。

多くの視聴者を魅了した彼が今回、ミュージカル『愛の不時着』の主演に抜擢されたとあって、舞台ファンをはじめ、ドラマファンからも期待が寄せられているようだ。

イ・キュヒョンが過去、観客に放った言葉とは

このニュースを受け、過去、イ・キュヒョンに起きた舞台上でのハプニングにも注目が集まっている。

最近、韓国のオンラインコミュニティーに「俳優イ・キュヒョン 演劇中の大変なエピソード」と題した文が掲載された。該当文は過去、あるネットユーザーが作成したものだという。

この投稿によると、当時、イ・キュヒョンは演劇『盗まれた本』に出演していた。この舞台には、実際にタバコを吸うシーンが登場するものだった。

劇中、イ・キュヒョンがこのシーンを演じていた時、1人の男性観客が「あの、タバコを消してください」と話しかけたという。これは、男性の彼女に喘息があることから、このような行動をしたそうだ。

その後、観客席で静寂が流れる中、イ・キュヒョンは真顔でタバコを消しながら「はぁ‥、〇〇」と、溜め息まじりにある言葉を吐いたという。

溜め息の後、彼が発した言葉は、例えるなら”舌打ち”のようなもの。気にくわないという気持ちが、思わずこぼれてしまったようだ。

投稿者はこれを「元々彼のセリフには悪口が多かったが、その部分については、演技ではなくリアルな悪口だった。本当に腹が立っているようだった」とし、続いて「イ・キュヒョンの表情がまだ忘れられない。そのような空間も初めてだし、俳優が実際に怒ったのを見るのも初めてなので、その時のことを思い出すとゾッとする」と語っていた。

実際、公演の案内文には「公演内に喫煙シーンが含まれている。観覧時の注意をお願いする」という文章が盛り込まれていた。

当時、イ・キュヒョンは公演後、自身のSNSを通じて「本日、不本意ながら3人劇を観覧することになった観客の皆さんに申し訳ないという話を伝える」とし、「今後、さらなる徹底した公示をし、案内コメントにも追加する」と謝罪した経緯がある。

これに対し、ネットユーザーらは「怒るに値する」「案内文が曖昧なこともあるが、それでも観客の反応がすごい」「本人に、何を消してほしいと言っているのか・・自分が退席すればいいじゃん」など、批判的な反応が多く見られていた。

集中力を発揮し、迫真の演技を披露している中、観客からの思わぬ要望には、本人もさぞ驚いたことだろう。

(構成:星野沙)






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