日本では昔から「天才子役や人気子役と言われる子役俳優は、将来大成しない」という芸能界の怖いジンクスがあるが、韓国でも同様に”子役の呪い”と言われるものが存在する。

ドラマや映画、バラエティーの世界で活躍する子役は多いが、のちに「あのドラマに出ていた子役は今何をしているんだろう?」と疑問に思うことも少なくない。芸能界は、大人になってからもテレビに出演し続けられる子役が数えるほどしかいない厳しい世界だ。

今回は、そんな芸能界で”子役の呪い”を自ら解き、大人になっても輝き続けている韓国の美人女優4人を紹介する。

キム・ソヒョン

キム・ソヒョン

キム・ソヒョン(画像出典:E&T StoryエンターテインメントFaceBook)

1999年6月4日生まれ、オーストラリア出身の21歳だ。

6歳の頃から脇役の子役として活動開始し、2008年に放送された『伝説の故郷』のヨナ役で正式に子役デビューした。2000年~2010年代の”子役トロイカ”の1人だ。

子役時代から着実にキャリアを築いていたキム・ソヒョンの名を広く知らしめたのは、MBC『太陽を抱く月』(2012)だろう。キム・ミンソ演じるユン・ボギョンの子役で出演し、演技力を高く評価された。

キム・ソヒョン

『太陽を抱く月』でキム・ミンソ演じるユン・ボギョンの子役を演じた(画像出典:MBC ドラマ『太陽を抱く月』公式サイト)

また、MBCの音楽番組『ショー!K-POPの中心』のMCとしても活躍したことがあり、音楽ファンの間でも有名だ。

そして来年MBCで放送予定の『月が浮かぶ川』の主演に抜擢された。高句麗の有名な説話『ピョンガン』と『オンダル』の物語をモチーフに作成した時代劇で、太王を夢見てオンダルの心を利用したピョンガンと、愚かにも犠牲になってしまったオンダルの切ないラブストーリーを描く。

キム・ソヒョンは、女性初の高句麗太王を夢見る野心家だが、オンダルと出会い愛に目覚めるピョンガン姫を演じる。

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キム・ユジョン

キム・ユジョン

キム・ユジョン(画像出典:キム・ユジョンInstagram)

1999年9月22日生まれの21歳。2004年に上映された映画『DMZ非武装地帯 追憶の38度線』で子役俳優としてデビューした。韓国で現在活躍する多くの子役がロールモデルとして挙げる女優だ。キム・ソヒョン同様、”子役トロイカ”の1人でもある。

イム・スジョン、ソン・ヘギョ、ムン・グニョンなど名女優子役として活躍し、MBC『太陽を抱く月』(2012)で、主演ハン・ガインの子役として脚光を浴びた。子役以外での代表作は、パク・ボゴムと共演したKBS『雲が描いた月明かり』。主演の男装女子ホン・ラオン(ホン・サムノム)役を安定した演技力で演じきった。

『雲が描いた月明かり』

『雲が描いた月明かり』では男装女子を演じた(写真提供:©スポーツ韓国)

今年はSBS『コンビニのセッピョル』でも主演し、シリアスとコミカル両方の演技を器用に演じ、視聴者に強い印象を残した。

現在、SBS『ホンチョンギ(紅天機)』のオファーを受け前向きに検討中だ。『ホンチョンギ(紅天機)』は、自分の中に別人格のファーマーを閉じ込めた書雲観(ソウングァン)のシイルと、並外れた美的センスと実力で桃花院に入った最初で最後の女性の絵師が、激しい運命を辿る神秘的で美しいストーリーを描く。キム・ユジョンが主人公ホン・チョンギ役を受けるかどうか、注目されている。

キム・セロン

キム・セロン

キム・セロン(画像出典:キム・セロンInstagram)

2000年7月31日生まれの20歳。2009年、1000倍の倍率を勝ち抜き韓国・フランス合作映画『旅人』にキャスティング、子役俳優としてデビューした。彼女も”子役トロイカ”の1人だ。

翌10年には、観客動員数628万人の映画『アジョシ』に出演。この映画で大韓民国映画大賞新人女優賞を史上最年少で受賞した。 たった2本の映画でレベルの高い演技力で、自らの存在をアピールすることに成功した数少ない子役出身俳優で、2015年にはMBCの音楽番組『ショー!K-POPの中心』のMCとしても活躍し、活躍の場を広げた。

キム・セロン

『アジョシ』出演当時のキム・セロン(画像出典:movie.naver)

次回作として、2021年上半期に韓国で放送予定の、KBSドラマ『Dear.M』への出演が決定していたが、10月12日に出演を取りやめたことが報じられた。
所属事務所ゴールドメダリストは「意見の相違により、制作陣との協議の上で最終的に降板することになった」と伝えている。

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キム・ヒャンギ

キム・ヒャンギ

キム・ヒャンギ(画像出典:キム・ヒャンギInstagram)

2000年8月9日生まれの20歳。2006年、映画『マウミ…』でデビューした。

さまざまな映画やドラマに出演しながら、2017年、映画『神と共に 第一章 罪と罰』の死神イ・ドクチュン役で初の1000万観客突破映画に出演することになり、認知度が急上昇した。この作品で、『第39回青龍映画賞』助演女優賞を受賞、歴代最年少助演女優賞受賞者となった。

2019年にはチョン・ウソン主演の映画『無垢なる証人』に出演。殺人事件の目撃者で自閉症の少女ジウ役を見事に演じ、この年の『百想芸術大賞映画部門』女子最優秀演技賞にノミネート。『第39回黄金撮影賞』で最優秀女優賞を受賞、映画賞でも主演女優賞、『大韓民国文化芸能大賞』で映画部門最優秀演技賞などすべて最年少での受賞となった。

『無垢なる証人』

『無垢なる証人』でのキム・ヒャンギ(画像出典:movie.naver)

次回作は、JTBC『舞い上がって蝶』に出演が決まり、キム・ヒャンギは、ベテランインターンのギプム役を演じる。ヘアサロン”舞い上がって蝶”で客を”蝶”のように華やかに変身させるデザイナーとインターンのストーリーを描き、2021年の上半期に放送予定だ。