- 韓国のお笑い芸人イ・ソンミが6月12日、SBSバラエティー『同床異夢2-君は僕の運命』に出演し、大腸がんでこの世を去った故キム・ジャオクさんとのエピソードを語った。
- 『私の名前はキム・サムスン』(MBC/2005)など、韓流創成期に韓ドラ人気を牽引した女優の1人だ。
- 彼女のデビューと華やかな女優人生、闘病生活中の芸能活動の一部を振り返る。

SBSバラエティー『同床異夢2-君は僕の運命』に出演したお笑い芸人イ・ソンミ(画像出典:SBS『同床異夢2-君は僕の運命』映像キャプチャー)
6月12日、韓国のお笑い芸人イ・ソンミが、SBSバラエティー『同床異夢2-君は僕の運命』に出演し、癌により5年間に渡る闘病生活を送った過去について語った。
その中で、生前親しい間柄で、大腸がんのために2014年にこの世を去った故キム・ジャオクさんに言及。
病気を患い落ち込んでいる中、彼女から届いた「あなたのそばにいてあげるよ」というメールに励まされたエピソードを明かした。
キム・ジャオクさんといえば、大ヒット作『私の名前はキム・サムスン』(MBC/2005)でキム・ソナの、『コーヒープリンス1号店』(MBC/2007)でコン・ユの母親役を熱演した女優。
その他、ヒョンビン&ソン・ヘギョ主演の『彼らが生きる世界』(KBS2/2008)では、ベテラン女優役を務めるなど、登場シーンは少ないものの圧倒的な演技力の高さで物語を盛り上げてきた。

『コーヒープリンス1号店』に出演した故キム・ジャオクさん(画像出典:MBCドラマ)
本国はもちろん日本の韓ドラファンの中でも有名で、当時50代だったが品のある美しい彼女の姿や、太陽のように明るい笑顔を覚えている人は多いのではないだろうか。
“韓流創成期の母”と言っても過言ではないほど、韓国ドラマの人気を牽引した役者の1人だ。
日本では主に前出の作品で2000年代序盤に活躍したイメージが強いが、実は1970年にMBCのタレントとして芸能界デビューするとすぐに、キュートなルックスと声でハイティーンスターとして注目され、同時代を代表する女優の1人へと駆け上がった人物。
キム・ヨンエやハン・ヘスクとともに、大衆から愛されるトップスターとなり、その中でも圧倒的な支持を得ていたと言われている。

1970年代高い人気を博した故キム・ジャオクさん(画像出典:MBCドラマ)
1980年代になると、若手の活躍に押され人気の陰りを感じたのだろうか、官能映画に出演する機会が増えていった。
しかし引き続きお茶の間でも活躍、以前ほどではなかったが、数多くの作品で韓国のドラマ界を盛り上げ、スクリーンでも素晴らしい興行成績を残している。
そして1990年代に入ると、バラエティー番組にも度々登場するようになり、『今日は良い日』(MBC/1996)で披露した、”プリンセス病にかかった女子高生”というコンセプトのキャラクターが空前の大ヒット。40代で第2の全盛期を迎えることに。
「お花ってお金を払って買うものなのね! 私は、男の子たちが持ってきてくれるものだと思ってたわ」など、自分のことをお姫様だと勘違いしているキャラで、お茶の間を笑いの渦に巻き込んだ。
さらには、シンデレラさながらの衣装を身にまとい、『プリンセスはさびしい』という楽曲で歌手活動を展開。猟奇的ともいえるギャグが大ウケし、デビュー当時に引けを取らないほどの人気を手にしたと言われている。

楽曲『プリンセスはさびしい』で第2のブレイクを果たした故キム・ジャオクさん(画像出典:Youtubeスクリーンショット)
またこの頃には、1980年代とは比較できないほど多くのドラマに出演しており、それは2000年代まで続く。
当時の代表作が、冒頭で紹介した『私の名前はキム・サムスン』や『コーヒープリンス1号店』だ。
“プリンセス病”キャラで、明るくユーモアがありキュートなイメージが定着した彼女は、ドラマで愉快なお隣さんやお母さんなど大衆から愛されるキャラクターを演じる機会が増えていった。
ところが、役者人生第2幕を謳歌していた2008年4月、健康診断を受けた際に大腸がんに侵されているという事実を知ることに。
すぐさま手術と抗がん剤治療を受け回復、ほぼ休むことなく次期作の撮影に参加し、その間も前出の『彼らが生きる世界』や、その他複数の作品でお茶の間を楽しませていた。
そして2013年には、tvNバラエティー『花より姉さん』にゲスト出演し、闘病中の心境を吐露。『3度結婚する女』(SBS/2013)でも元気な姿を見せていた。
ところが両者は、残念ながら彼女の最後の番組に。大腸がんが、リンパ腺や肺など他の臓器に転移、容態の急激な悪化が原因だったという。
キム・ジャオクさんは2014年11月16日に、63歳という若さで帰らぬ人となってしまった。

2014年11月16日にこの世を去った 故キム・ジャオクさん(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
2009年以降、体調面が影響してか出演作品が激減したものの、この世を去るまで毎年ほぼ1作のペースで計4作のドラマに携わったキム・ジャオクさん。
病が発覚した時もそうだが、女優業にかける彼女の並々ならない思いが伝わってくる。
そんな彼女の姿は、これからも多くの人の心の中に生き続けるだろう。
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