• 現在日本は大物女優の不倫疑惑で騒がしいが、韓国芸能界でも昨年ベテラン女優が渦中の人物となり大きな話題となった。
  • 各作品で主に主人公の母を熱演し、お母さん役で定評のあるキム・ジョンヨンだ。
  • 完全なデマに巻き込まれ、女優人生の危機となる可能性もあった彼女のエピソードを紹介する。
女優のキム・ジョンヨンは、昨年9月に不倫疑惑で騒動の中心人物となった

昨年9月に不倫疑惑で騒動の中心人物となった女優のキム・ジョンヨン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

現在日本では、大物女優の不倫疑惑が浮上し世間を騒がせている。

オンラインニュースからは当分の間、“不倫”というワードが消える気配がなさそうだ。

定期的に持ち上がる芸能人のこの話題。韓国芸能界でも大きな話題となるトピックの1つで、件数は日本ほど多くないが時折スクープされてきた。

直近では、昨年9月に女優のキム・ジョンヨンが騒動の中心人物となったばかり。

「50代不倫女」というタイトルで各メディアが取り上げるなど、50代の女優が不倫しているとの噂が立ち、世間の関心が「一体誰なのか」に向けられ様々な憶測が広がる中、あるYouTuber(ユーチューバー)が、自身のYouTube(ユーチューブ)チャンネルでキム・ジョンヨンを名指ししたのがきっかけだ。

しかもタイトルには“スクープ”というワードを用い、事実であるかのような投稿をした。突拍子もない完全なるデマだったのだが、あっという間にキム・ジョンヨンは渦中の人に。

彼女の所属事務所が、事実無根である旨と法的措置をほのめかす文書を発表して事態は終息したものの、根も葉もない噂に巻き込まれ、一時は役者人生が一気に崩れ去ってもおかしくないほどの危機に直面していた。

なぜなら不倫イメージは、女優にとって致命傷にもなりうるものだから。

しかも彼女は母親役で特に活躍しており、ラ・ミランやキム・ミギョンと共に韓国では“韓ドラ三大お母さん”と言われている。

キム・ジョンヨン、ラ・ミラン、キム・ミギョンは、“韓ドラ三大お母さん”と言われている

“韓ドラ三大お母さん”と言われている(上から)キム・ジョンヨン、ラ・ミラン、キム・ミギョン(画像出典:Coupang Play、CJeS Studios、SBS)

また海外の韓ドラファンの間でも有名で、SNSなどには韓国語でお母さんの意味を指す“オンマ(엄마)”をアルファベットで表記した“UMMA”に、ハッシュタグを付けて投稿されたコメントがアップされているほどだ。

最近では、『ザ・グローリー~輝かしき復讐』シリーズ(Netflix/2022/2023)でイ・ドヒョン、現在放送中の『偶然出会った、あなた』(KBS2)と『有益な詐欺』(tvN)ではそれぞれソ・ジヘとキム・ドンウンの母役として出演中だ。

またこれ以前にも、『浪漫ドクターキム・サブ』(SBS/2016)でユ・ヨンソク、『七日の王妃』(KBS2/2017)でパク・ミニョン、『ザ・キング: 永遠の君主』(SBS/2020)でチョン・ウンチェ。

『ブラームスは好きですか?』(SBS/2020)でキム・ミンジェ、『イブ』(tvN/2022)でソ・イェジ、『アンナ』(Coupang Play/2022)でスジのお母さん役に扮し、いずれも主演の母という重要なポジションを務めてきた。

登場シーンは少ないものの、わずかな出演量で視聴者に強い印象を残し、物語をより一層盛り上げる女優だ。

今後放送を控えている『血が燃える恋愛』でも、脱北中に息子と別れてしまったお母さん役を担当することが分かっており、ここまでくると母親専門女優と言っても過言ではない状況。

それゆえ不倫イメージは彼女にとっては死活問題、とんだデマに巻き込まれたキム・ジョンヨンだった。

1人の女優の人生に大きな影響を及ぼす可能性があったこの出来事。前出のYouTuberが彼女を名指しした意図は何だったのだろうか。

近年韓国では、根拠のない虚偽の事実がオンライン上で拡散されイシューとなり、身に覚えのない噂に悩まされる芸能人が増えている。

心無い発言によって、彼ら彼女らが傷つかないことを願うばかりだ。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

記事一覧を見る(1054件)





ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs