• キム・ヒエ主演のNetflixオリジナルシリーズ『クイーンメーカー』が、4月14日に公開される。
  • 彼女といえば韓国で国宝女優と言われている役者、これまでドラマをメインに数々の作品をヒットへと導き、その度に好演ぶりが話題に。
  • フェミニズムを象徴する役から不倫女役まで幅広くこなす、キム・ヒエの女優人生の一部をご紹介。
Netflixオリジナルシリーズ『クイーンメーカー』は、4月14日に配信スタートする

4月14日に配信スタートするNetflixオリジナルシリーズ『クイーンメーカー』(画像出典:Netflix)

Netflixオリジナルシリーズ『クイーンメーカー』が4月14日に配信スタートする。

主演を務めるのは、韓国で国宝女優と言われるキム・ヒエ。

日本では『夫婦の世界』(JTBC/2020)で、広く知られるようになった女優だ。

キム・ヒエは、韓国で国宝女優と言われる

韓国で国宝女優と言われるキム・ヒエ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

愛する夫から裏切られ狂気的な復讐劇を繰り広げる姿は、本作を見た人なら記憶に新しいだろう。

本国でも、キム・ヒエの振り切った演技はいまだ多くの視聴者の心に深く残っている。

そんな彼女は現在55歳(日本年齢)、1982年にCMモデルで芸能界入りし、翌年にスクリーンデビューして以降、『夫婦の世界』以外にも多数のドラマと映画をヒットさせてきた。

新人時代は歌を歌うなど、どちらかといえばアイドルのような活動をしていた彼女だが、早い段階で女優としての実力を発揮し、主にお茶の間で活躍していく。

その最初の代表作が、『息子と娘』(MBC/1992)、『暴風の季節』(MBC/1993)だ。

『息子と娘』では、女だからと軽視され生きづらさを感じながらも、自立しようと道を切り開いていく女性を熱演。強さの中にしなやかさや柔らかさを兼ね備えた、魅力的なキャラクターを作りあげた。

『夫婦の世界』

『夫婦の世界』(画像出典:JTBC)

また、『暴風の季節』でも主体的で堂々とした女性像を演じ、男尊女卑により冷遇されていた韓国女性の共感を呼ぶとともに憧れとなり、なんとドラマは反響を呼んで2作連続大ヒット。キム・ヒエは、“フェミニズムの象徴”に。

しかし2007年から、ある役が彼女のフィルモグラフィーに増えていくようになる。それは不倫女役。彼女は、優雅な人妻が禁断の恋にハマっていくという物語で、女優として輝きを放っていく。

その1作目がSBS『私の男の女』。友達の夫を誘惑する悪女役に挑戦し、史上最悪といっても過言ではないほど強烈な不倫女に扮した。

キム・ヒエは、『私の男の女』で不倫女を演じた

『私の男の女』で不倫女を演じたキム・ヒエ(画像出典:SBS)

そして2012年にはJTBC『妻の資格』で、子どもに恵まれ幸せに暮らしていたが、引っ越しをきかっけにある男性に出会い恋に落ちていく女性役を。

2014年にはユ・アインと共演したJTBC『密会』で、天才ピアニストの青年と愛し合う人妻に扮し、20歳の青年からの純粋で真っ直ぐな愛に戸惑いながらも、身を委ねてしまうキャラクターを熱演した。

また冒頭で触れた『夫婦の世界』でも、夫への復讐のために、好意はないものの敢えて自身も他の男性と関係を持つシーンが含まれていた。

フェミニズムを象徴する役から、不倫女役まで描き出すキム・ヒエ。

多くの役者には得意とするキャラクターがあるものだが、彼女はそれをこちらが勝手に決めつけてはいけないほど、ふり幅の広い演技ができる女優のようだ。

そんなキム・ヒエは新作ドラマ『クイーンメーカー』で、世論を揺さぶるイメージメイキング戦略の鬼才兼財閥グループの企画室長役に扮する。

人権派弁護士をソウル市長にするため、選挙戦に飛び込み繰り広げられるストーリーで活躍する予定だ。


Netflix『クイーンメーカー』

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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