9月14日、日韓の女優がこの世を去った‥女優オ・インへさんと女優芦屋星さん。2人はまだ36歳という若さだった。華々しく見える芸能界でたびたび起こる悲劇の裏に一体どんな真実が隠されているのだろうか。

2011年の映画『隣人の犯罪』で演じたコ・グムスク役でデビューした女優オ・インヘさん。オ・インヘさんと聞いて思い出されるのが、2011年『第16回釜山国際映画祭』に参加したときの出来事だ。

女優オ・インヘ

故オ・インヘさん(画像出典:オ・インヘInstagram)

この映画祭には、チャン・ドンゴン、キム・ハヌル、キム・ソナ、ハン・ヒョジュ、ファン・ビンビンなど多くのトップスターたちが参加していたが、この日一番カメラのフラッシュを浴びたのが、当時まだ新人女優のオ・インヘさんだった。オ・インヘさんは、パク・チョルス監督の映画『赤いバカンス、黒いウェディング』に出演する俳優として登場。大胆に肌を露出させた赤いドレスを着て現れ、一気に会場中の視線をさらった。

また映画『赤いバカンス、黒いウェディング』は、不倫がテーマとなっており、オ・インヘさんは、妖艶なファム・ファタール(男を破滅させる魔性の女)の役柄を任され、悩殺的な表情を見せながら難しいベッドシーンを演じきり、その大胆な演技でも話題を集めた。

“赤いドレス”の一件で世間からの注目度が高まったため、地上波ドラマにも出演したが、その後の演技に対する評価は厳しいものだった。女優としての活動は、思ったより華々しいものではなく、一時は女優活動を中断し、フローリストに転業。しばらく花屋を営んでいたこともあった。

前所属事務所との契約が終了した後は、個人で活動を続けていた。最近は自身のYouTubeチャンネルを開設し、ビューティーコスメやファッションなど日常風景を公開し、ファンとのコミュニケーションを図っていた。訃報のニュースが伝わる前日もYouTubeをアップ。また自身のインスタグラムにも「久しぶりに週末ソウルデート。出発。みんなGOOD週末」というメッセージと共に花柄ファッションの写真をアップし、元気そうな姿を見せていた。しかし、オ・インヘさんは日頃からうつ病を患っており、自殺の背景にはうつ病や、芸能生活でのストレスなどが関係している可能性もあるだろう。

女優オ・インヘ

数日前まで元気そうな姿を見せていたオ・インヘさん‥(画像出典:オ・インヘInstagram)

日韓芸能界で続く極端な選択‥。そこまでしてこの世を去りたかった原因が何であるかは、おそらく亡くなった本人にしかわからないことだろう。知らないうちにストレスフルな出来事が続き、衝動的に行動を起こしてしまった可能性もある。時に一般人の心の癒しとなってくれる芸能人の心の癒しはどこにあるのだろうか。このような悲しいニュースが今後起こらないよう、社会全体で少しでも防いでいけるような世の中になってほしい。