- 韓国のドラマ界は、ソン・ヘギョやソン・イェジン、キム・テヒなど、アラフォー世代のトップ女優が長らく王者として君臨してきた。
- しかし現在、彼女たちからアラサー世代の役者へと世代交代の真っ最中だ。
- そこで本記事では、2022年に頭角を現わしはじめスター女優へのステップアップを図った女優5人をご紹介。
韓ドラ界は、政権交代の真っ只中です。
近年、若い女性が共感を得られるドラマが減少傾向にある韓国のドラマ界。
その理由の1つが、これまで各作品で主演を務めてきたソン・ヘギョやソン・イェジン、キム・テヒなど、アラフォー世代のトップ女優が王者として君臨し続けていることが関係しています。
なぜなら、ロマンスもののように年齢を重ねると出演する機会が減ってしまうジャンルがあるから。
しかしそんな中、2022年はアラサー世代が頭角を現わしはじめ、スター女優へのステップアップを図った1年となりました。
そこで本記事では、現在最もお茶の間で活躍し「韓ドラを牛耳っている」と言っても過言ではない女優5人を紹介します。
キム・ゴウン (31)
キム・ゴウンは、昨年『ユミの細胞たち2(TVING)』と『シスターズ(tvN/Netflix)』に出演。
前者では、リアリティー溢れる恋愛を描き出すとともに、社会人としての生き方や夢に挑戦、成長する主人公を見事に演じきり、話題性を獲得しただけでなくTVINGの加入者数が急増するほど多くの人から高い支持を得ました。
そして後者では、感情表現が難しい役柄であったにもかかわらず繊細な演技を見せ、SNSのリアルタイムトレンドに登場するなど、主演として物語を牽引しました。
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ハン・ソヒ (28)
ハン・ソヒは『サウンドトラック#1(Disney+)』で、友情と恋の狭間で揺れ動く主人公を熱演。相手役を務めたパク・ヒョンシクと歴代級のケミストリーを披露し、見る者にときめきをプレゼントしました。
また本作は、Disney+(ディズニープラス)で公開されたアジア太平洋地域の45コンテンツ中、3番目に最も多く視聴された作品に。
今年はパク・ソジュンとの共演作『京城(キョンソン)クリーチャー(Netflix)』が放送予定で、2023年も引き続き活躍することが期待されます。
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パク・ウンビン (30)
パク・ウンビンは、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(ENA/Netflix)』で、自閉スペクトラム症を持つ天才弁護士という難しい役柄を熱演。
放送期間中は、本国のメディアが連日のようにパク・ウンビンの好演ぶりを報道し、ネット上は彼女の話題で持ちきりでした。
そして第1話から最終話まで彼女が先頭に立って作品を盛り上げ、当初0.9%だった視聴率が最終的にはなんと17.5%を記録するという快挙を達成。韓国のドラマ史に残るほどの快進撃を見せ、有終の美を飾っています。
また作品は世界的にも大ヒット、彼女は一躍グローバルスターの仲間入りを果たすことにも成功しました。
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イ・セヨン (30)
イ・セヨンは、『赤い袖先(原題/袖先赤いクットン/MBC)』と『法に則って愛せ(KBS2)』に出演。
中でも前者での活躍には目を見張るものがあり、イ・サン(ジュノ[2PM]扮)と少しずつ関係を深めていく姿は物語をより一層ドラマチックにし、視聴者の作品への没入度を高めました。
また同作は全17話中、2022年に放送されたのは2話のみでしたが、年をまたいでからさらに人気を獲得。MBCを復活させたと言われるほど高い視聴率を叩き出しています。
それだけに『法に則って愛せ』にイ・セヨンがキャスティングされた際には、各メディアに取り上げられるなど、ドラマファンからも大きな期待が寄せられていました。
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キム・テリ (32)
キム・テリは『二十五、二十一(tvN/Netflix)』で18歳の高校生役を好演。
主人公の2人が共に成長しながら恋人関係に発展するロマンチックコメディー作品で、相手役のナム・ジュヒョクと甘いケミストリーを披露し話題を集めました。
また、夢を奪われた若者のジレンマと成長を繊細に描き出し、視聴者から多くの共感を呼んだ結果、本国の“ドラマ出演者話題性”ランキングにおいて、ナム・ジュヒョクと共に1、2位に名を連ねたことも。
そんな彼女、放送日はまだ確定していないものの次期作がすでに決定しており、今後もドラマファンを楽しませる予定です。
(関連記事)「二十五、二十一」キム・テリがライバルの公演に?微笑ましい目撃談とは
トップ女優と言われるベテラン勢の出演作は安定した面白さがありますが、アラサー世代ならではの作品も見逃せないところ。
前出の5人が今後ドラマ界において、どのような活躍を繰り広げるのか注目されます。
(構成:西谷瀬里)
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