待望のスタートを切った、テレビ朝日系木曜ドラマ『六本木クラス』。同時に、オリジナル版であるJTBC(Netflix)『梨泰院クラス』にも熱い視線が向けられ、出演俳優への再評価が話題になっている。中でも、ヒロインを演じた女優のキム・ダミに注目が集まった。それは、韓国コンテンツ業界において、彼女が貴重な存在となっているからのようだ。
今月7日よりスタートした、テレビ朝日系木曜ドラマ『六本木クラス』。
世界中を虜にしたと言っても過言ではない、韓国の大ヒットドラマ、JTBC(Netflix)『梨泰院クラス(2020)』の日本リメイク版とあって、韓国ドラマファンからも注目を集めていた作品だ。

『六本木クラス』の原作となった、韓国ドラマ『梨泰院クラス』(画像出典:JTBCドラマ)
日本のSNSやコミュニティーサイトには、第1話を観た視聴者から続々と感想が寄せられており、多くの反響を呼んでいる。
そのためか、『六本木クラス』の放送後、オリジナル版『梨泰院クラス』が日本のNetflix(ネットフリックス)デイリーランキング(今日のTV番組TOP10)で1位を獲得。スタートから数日経った本日(7/12)も、堂々の1位に輝いている。
(関連記事)「六本木クラス」韓国反応は? 韓ドラのリメイクは’諸刃の剣’か・・
これは『六本木クラス』の放送を受け、オリジナル版に興味を持った人や、また見直したくなったドラマファンが多かったようで、『梨泰院クラス』との”見比べ”が盛んになっているから。
『梨泰院クラス』と見比べた視聴者からは、出演俳優に対する再評価の声も多く寄せられている。中でも、優等生でソシオパスというヒロイン、チョ・イソ役に扮した女優のキム・ダミに注目が集まった。

ドラマを通じてグローバル俳優となった、韓国女優のキム・ダミ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:ANDMARQ)
キム・ダミは、1995年4月生まれの27歳(日本年齢)。
俳優としてのキャリアがスタートしたのは、2018年の映画『マリオネット 私が殺された日』から。その後、1500倍という倍率のオーディションを勝ち抜き、映画『The Witch 魔女(2018)』の主人公に抜擢される。この作品を通じて、キム・ダミという名前を本格的に知らせ始めることに。
キム・ダミは『The Witch 魔女』で主人公ジャユン役に扮し、印象深い演技を披露。一度見たら忘れられない、インパクトのある演技が好評を得て、一躍”怪物新人”に浮上した。本作で彼女は『第39回青龍映画賞』の新人女優賞をはじめ、その年の各種映画祭で新人賞を総なめにし、韓国映画界が注目する新人女優となった。
華々しいデビューを飾り次回作に期待が寄せられる中、出演を決めたのが『梨泰院クラス』だった。2019年7月、同名ウェブトゥーンをドラマ化した『梨泰院クラス』のヒロイン、チョ・イソ役にキャスティングされたと報じられ、作品への期待度は一気に高まっていった。
2020年1月に放送をスタートした本作は、第5話で全国視聴率が10%を突破。最終回では、全国視聴率16.5%、首都圏視聴率18.5%を記録する大ヒットを記録し、キム・ダミは『第56回百想芸術大賞』のTV部門女性新人演技賞を受賞。映画だけでなく、ドラマにおいてもその実力が高く評価されている。

劇中、チョ・イソ役を魅力的に好演。日本でも彼女のヘアスタイルが人気に(画像出典:JTBC梨泰院クラス公式HP)
映画界やドラマ界から注目を集める20代女優であり、韓国を代表するグローバル俳優となったキム・ダミ。
次回作へのキャスティングが期待されているものの、現在は芸能事務所に所属していないそうだ。今年6月まで契約を結んでいた元所属事務所と再契約しないことに決め、新しい所属先を探し交渉中だという。
ある韓国メディアは、キム・ダミが現在、ソン・ヘギョやユ・アイン、アン・ウンジン、キム・デミョンなど、錚々たる俳優が所属している芸能事務所と交渉中と報じている。

『梨泰院クラス』に続き出演したドラマ、『その年、私たちは』。本作でもキム・ダミの演技に称賛が寄せられた(画像出典:SBSドラマ)
現在、映画やドラマといった韓国コンテンツ業界では、若手女優の人材不足に悩まされている。特に、演技力をはじめ、話題性を持つ20代女優が圧倒的に足りないという。
その為、キム・ダミが演技力はもちろん、カリスマ性やスター性を持った20代女優の代表的存在であるだけに、彼女の所属事務所がどこになるのか、業界から高い関心が寄せられているようだ。
人材不足を嘆く業界で、自身の市場価値がさらに高まっているキム・ダミ。『梨泰院クラス』に続き、SBS(Netflix)『その年、私たちは(2021)』でも新たな魅力を披露した彼女の存在は、もはや韓国芸能界では”貴重”以外の何ものでもなさそうだ。
(構成:星野沙)
編集部おすすめ記事
-
大河からトレンディーまで!来週(6月2日~) 日本のテレビで観られる韓国ドラマ「時代劇」5選
-
【D-2】純愛青年から熱血青年へ!パク・ボゴムの新しい魅力が光る新作ドラマ「グッドボーイ」
-
現場では“天使”と呼ばれていた?イ・ジェウク×チョ・ボアの「呑金/タングム」姉弟ケミに注目
-
独占ゆえに見逃せない──6月第1週(1日~7日)に配信開始スタートの韓国ドラマ3選
-
「第2次韓流ブーム」タイムカプセル開封!2010年人気韓国ロマンスドラマ どこで観られる?
-
【単独インタビュー】ユン・チャンヨン、子役から主演俳優へ――“演技と謙虚さ”で歩んできた10年と今
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
KiiiKiii & UNIS「ALL LOUD KT POP」に出演するため台湾へ出国!(PHOTO13枚)
-
IVE「ALL LOUD KT POP」に出演するため台湾へ出国!(PHOTO12枚)
-
aespa ジゼル、ブランド「LOEWE」のイベントに出席!(PHOTO10枚)
-
BOYNEXTDOOR テサン & ウナク、ブランド「LOEWE」のイベントに出席!(PHOTO9枚)
-
キム・ソンホ、ブランド「LOEWE」のイベントに出席!(PHOTO9枚)
-
イ・ミンジョン、ブランド「LOEWE」のイベントに出席!(PHOTO5枚)
-
近年話題の注目作品が多数!6月配信開始 VOD韓国映画10選
-
韓国ドラマの思わぬ楽しみ方!観るだけで満腹「韓国料理」が堪能できる作品5選
-
「第2次韓流ブーム」タイムカプセル開封!2010年人気韓国ロマンスドラマ どこで観られる?
-
“輝き”は世界級!BABYMONSTER ルカ「K-POP日本人女性メンバー」アンケートで5カ月連続1位
-
トラウマを抱える大人へ贈る童話‥放送から5年、もう一度観たい韓ドラ「サイコだけど大丈夫」
-
現場では“天使”と呼ばれていた?イ・ジェウク×チョ・ボアの「呑金/タングム」姉弟ケミに注目
-
パク・ボゴム & キム・ソヒョンら、JTBC新ドラマ「グッドボーイ」の制作発表会に出席!(PHOTO31枚)
-
“緊張感の中の自由” ITZY、新アルバムのコンセプトでカムバック期待最高潮
-
AtHeart、プレデビュー曲「Good Girl」で予測不能な中毒性・・K-POPに新たな衝撃
-
IUとASTRO チャウヌが魅せた“青春の静かな奇跡”「美人」MVが語る新しい愛の形
-
ASTRO チャウヌ、7月28日入隊へ──陸軍軍楽隊で新たな一歩
-
うちの地元で観られるかも?6月に地上波・ローカル局で放送予定の韓国ドラマ8選
-
独占ゆえに見逃せない──6月第1週(1日~7日)に配信開始スタートの韓国ドラマ3選
-
ONEUS ファヌン、音と動きがひとつになる瞬間・・ソロデビュー曲「RADAR」で魅せる新境地
-
BTS J-HOPE、新しいカタチで感動を──7月11日発売 NFCアルバム「Charm of HOPE」とは?
-
EUNJUN(AIMERS)主演&OST担当のBLショートドラマ「君だから」が話題に!
-
【単独インタビュー】ユン・チャンヨン、子役から主演俳優へ――“演技と謙虚さ”で歩んできた10年と今
-
大河からトレンディーまで!来週(6月2日~) 日本のテレビで観られる韓国ドラマ「時代劇」5選
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。