2021年も12月を迎え、下半期ドラマが激しい視聴率争いを繰り広げている。しかし、勝者となったのはトップ女優が主演を務めるドラマではなさそうだ。高額な出演料に見合わない視聴率にトップ女優の持つ”プレミアム”さは薄れてしまい、制作側が今後敬遠してしまうのではと懸念されている。

2021年も12月を迎え、下半期ドラマが激しい視聴率争いを繰り広げている。

今期の期待作として注目を浴びていたのが、ソン・ヘギョの3年ぶりとなるドラマ復帰作、SBS『今、別れの途中です』。しかし、期待とは裏腹にその視聴率は苦戦中だ。

SBS『今、別れの途中です』はソン・ヘギョ、チャン・ギヨン主演

ソン・ヘギョ、チャン・ギヨン主演、SBS『今、別れの途中です』(画像出典:SBS)

『今、別れの途中です』は、ソン・ヘギョとチャン・ギヨンを主演に迎え、”別れ”と書いて”愛”と読む、甘くて、しょっぱくて、辛くて、酸っぱくて、苦い、別れのアクチュアリーを描いた恋愛物語。

プライドの7%台も崩れた

別名”メロクィーン”と呼ばれるソン・ヘギョが、華やかで魅惑的なファッション業界を舞台にラブストーリーを展開するとあって、本作でも視聴者の心を掴むと思われていた。

だが、7%台をキープしていた視聴率も、今月4日に放送された第8話では6%台に下落。これを韓国メディアは「プライドの7%台も崩れた」と手厳しく報じている。

この一方で、同時間帯に放送されている2PMのメンバー ジュノが主演する時代劇ドラマ、MBC『袖先赤いクットン』第8話は、全国視聴率10.5%、首都圏視聴率10.3%を記録し、同時間帯1位を座を守った。さらに瞬間最高視聴率は13.1%まで急騰し、難攻不落とも言える熱い人気を裏付けた。

2PMジュノ主演、MBC『袖先赤いクットン』は好調さを見せている

好調さを見せているジュノ主演ドラマ、MBC『袖先赤いクットン』(画像出典:MBC)

韓国メディア・スポーツ朝鮮は「ソン・ヘギョのカムバックで話題になった『今、別れの途中です』が、期待よりも低調な理由は何か」と題し報じている。

実のところ、『今、別れの途中です』は30代の女性が深く共感できる感性的なセリフが登場すると、オンラインコミュニティーでは話題を呼んでいる作品だ。

さらに、”メロクィーン”のソン・ヘギョと、セクシーさとキュートさを併せ持つチャン・ギヨンの駆け引きも完璧だとの称賛の声も聞かれている。

同メディアはこれを肯定しながらも「問題は、それぞれ魅力ポイントとして準備した部分が、お互いに自然に溶けずにバラバラになっているということだ」とし「2人の恋人のストレートな恋愛を妨害する2人の葛藤箇所は、ストーリーに緊張感を吹き込むよりも、退屈に感じられる」と分析し、キーパーソンとなる登場人物に対し、荒唐無稽な設定が視聴者に説得力を持って近付くことができないと説明した。

また、このような展開ながらも、登場するセリフは”過度に”感性的で現実的なディテールなので、かえって空回りした感じを与えてしまうというのも理由のようだ。

視聴率はまずまずである、チョン・ジヒョン主演のtvN『智異山』

チョン・ジヒョン主演、tvN『智異山』の視聴率はまずまずのよう(画像出典:tvN)

放送前から期待の高かったソン・ヘギョの新作も、今回はなかなかの厳しい数字を強いられている。

チョン・ドヨン、イ・ヨンエ、チョン・ジヒョンの苦戦

だが、視聴率が低迷したのはソン・ヘギョだけではない。韓国のトップ女優が主演を務めたドラマが軒並み視聴率低迷に泣かされているのだ。

チョン・ドヨン主演の『人間失格』は、視聴率1%台のまま最終回を迎えた。また、コ・ヒョンジョン主演作『あなたに似た人』も状況は同じで、視聴率は2%台を記録。

さらに、Netflix(ネットフリックス)で同時配信中のイ・ヨンエ主演ドラマ『調査官ク・ギョンイ』については、上昇を見せていた数字が再び1%台にまで落ちてしまっている。

このような中、チョン・ジヒョン主演のtvN『智異山』は、視聴率8%台をキープしているものの、大成功とは言い難い数字となっている。

思うような視聴率が得られずにいるが、彼女たちの出演料は莫大な金額だ。

韓国メディア・韓国日報の報道によると、女優のソン・ヘギョとチョン・ジヒョンの1話当たりの出演料は、2億ウォン(約1900万円)以上で、業界最高を誇っているという。

トップスタープレミアムが薄れている

トップ女優が主演となれば、視聴者はそのドラマに過度な期待を抱いてしまうだろう。

だが、作品がその期待に応える内容でなければ、視聴者はすぐに背を向けてしまう。それだけでなく、残念な気持ちから作品に対して辛口評価までもが飛び出してしまうこともあり得る。

視聴率が低迷する理由は様々だが、制作側からすればそのギャランティーに見合っていない評価に落胆は隠せないだろう。

高額な出演料であっても視聴率が出ない状況となれば、トップ女優の持つ”プレミアム”さは薄れてしまう。そうなれば、制作側がトップ女優起用を敬遠してしまう恐れも出てきそうだ。







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