女優のハン・ジミンとキム・ヘジャの、世代を超えた友情が話題となっている。41歳という年齢差のある2人が出会ったのは、あるドラマがきかっけだ。本記事では、話題作となったその作品を紹介する。

女優のハン・ジミンが、キム・ヘジャからもらったホオズキの写真を自身のインスタグラムに公開し、仲の良い様子が話題となっている。

ハン・ジミンとキム・ヘジャは女優。

女優のハン・ジミン(右)と女優のキム・ヘジャ(左)(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

その理由は、2人が41歳差ながらも厚い友情を結んでいるからのようだ。

そんな2人が親しくなったきっかけは、ドラマでの共演がきっかけ。

最近、tvN(Netflix)『私たちのブルース』にも出演していたが、それよりも以前にJTBCドラマ『まぶしくて-私たちの輝く時間-(2019/以下、まぶしくて)』で共にしている。

JTBC『まぶしくて ―私たちの輝く時間―(2019)』は、ハン・ジミンと、キム・ヘジャが共演したドラマ。

ハン・ジミンと、キム・ヘジャが共演したJTBCドラマ『まぶしくて ―私たちの輝く時間―(2019)』(画像出典:JTBC)

『まぶしくて』は、与えられた時間を全て使えないまま時を失ってしまった女性と、誰よりも輝かしい瞬間を自ら投げ捨て無気力な人生を送る男の、時間離脱ロマンス。ハン・ジミンとキム・ヘジャは、同一人物に扮した。

*この記事にはネタバレが含まれています、ご注意ください。

ハン・ジミンが演じたのは、25歳の頃のキム・ヘジャ。アナウンサーを目指すも、厳しい現実にぶつかり落ち込んでいた。

そんなある日、ヘジャの父親(アン・ネサン扮)が交通事故に遭い、彼女は父を救うため昔拾って封印していた、“時を戻せる腕時計”を使用する。

ハン・ジミンは、25歳の頃のヘジャを演じた。

25歳の頃のヘジャを演じたハン・ジミン。(画像出典:JTBC)

何とか父を助けることに成功したヘジャだったが、翌朝目覚めると、腕時計で時を戻した分の自身の時間が進んでしまい、70歳の老婆になっていた。その役を担ったのがキム・ヘジャだ。

また、25歳のヘジャは父親が事故に遭う以前、記者志望のジュナ(ナム・ジュヒョク扮)に出会い惹か合っていた。しかし年を取ってしまったことで、ジュナに気付いてもらえない状況に陥ってしまう。

俳優のナム・ジュヒョクは、ジュナ役に扮した。

ジュナ役に扮した俳優のナム・ジュヒョク。(画像出典:JTBC)

本作は脚本だけでなく、出演者の演技力も高い評価を得ている。ハン・ジミンやナム・ジュヒョクはもちろん、特にベテラン女優のキム・ヘジャが称賛を浴びた。

彼女は、25歳の心を持つ70歳のおばあさんという難しい役にもかかわらず、ハン・ジミンが表現したキャラクターの特徴をしっかり掴み、中身は本当に20代ではないかという演技を見せる。

また視聴者が驚愕するほどの内容ながら、感情の演技で説得力を持たせ、強烈な印象残すのだった。この作品を観た韓国の視聴者からは、「さすがは名女優」と評されたという。

女優のキム・ヘジャは、70歳のヘジャ役に扮した。

70歳のヘジャ役に扮した女優のキム・ヘジャ。(画像出典:JTBC)

そして、『まぶしくて』が多くの視聴者に愛された理由の一つに、耳にしただけでそのシーンが蘇るような、心に響くセリフやナレーションの数々だ。

事実、ドラマなどのレビューサービス『Filmarks』には、「セリフが刺さる」「ハン・ジミンのセリフが、自分が思っている通りでグサッと胸にささった」「ヘジャのメッセージが心に刺さる温かい言葉ばかりで、何度も共感し感動させられました」との声が寄せられている。

加えて「メッセージ性があるドラマ」との意見が多く、「このドラマは奥が深い!! ファンタジードラマかと思わせて、ヒューマンドラマに切り替わる展開に圧巻させられた」と、良い意味で視聴者の期待を裏切った。

そして最も話題となったのが、後半に繰り広げられる驚きの展開だ。賛否両論あったものの、物語にハマった人は「涙なしには見られなかった」という反応が多い。

ちなみに『まぶしくて』は、最近最終話を迎え日本でも好評を得たJTBC(Netflix)ドラマ『私の解放日誌』を演出した、キム・ソクユン監督が手掛けたドラマ。

もしかすると『私の解放日誌』ファンの人には、同じ匂いを感じるかもしれない。

『まぶしくて』は現在、Netflix(ネットフリックス)やU-NEXTなど、各種動画配信サービスを通して視聴が可能だ。

全12話で構成され、あまり負担にならない長さとなっている。ぜひ、一度ご覧になってみてはいかがだろうか。

(構成:西谷瀬里)




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