- 韓国ドラマが日本で愛されるようになっていつの間にか約20年、最近はその歴史を振り返るメディアが増えた。
- ”懐かしのドラマ”というくくりで1つのジャンルのように取り上げ、再注目される機会が多い。
- 当時そんな作品で主演を務め韓ドラ界で大活躍していたが、近年はお茶の間から姿を消している役者の華やかな活動を振り返る。
日本でも多くの人に親しまれている韓国ドラマ。
2000年代序盤は、主に主婦層から支持を得ていたが、いまや世代を問わず多くの人に楽しまれるメジャーカルチャーに。
韓ドラが日本で愛されるようになってからいつの間にか約20年、徐々に地盤を固めてきた。
その間数々の作品が日本でヒット、最近はそれらを”懐かしのドラマ”として取り上げるメディアが増えている。
そこには現在も第一線で活躍している俳優もいるが、中には近年ドラマにご無沙汰のスターも。
現在Danmeeではアンケートを実施し、お茶の間復帰してほしい芸能人を調査中。7月16日時点ですでに投票数は2062 票。多くの人が彼らの帰りを待っているようだ。
(アンケート) 韓ドラファンに聞く!ドラマ復帰してほしい韓国俳優は?【候補8人】
そこで本記事では、日本の韓流ブームを盛り上げ、かつて本国のドラマ界で縦横無尽に活躍した俳優の最後の出演作と、華やかな活動を振り返る。
ヒョンビン
ヒョンビンといえば、『私の名前はキム・サムスン』(MBC/2005)で年上女性との恋愛をロマンチックに描き一躍トップスターに。

ヒョンビン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
5年後には、『シークレット・ガーデン』(SBS/2010)で披露したツンデレ御曹司キャラがシンドローム級の人気を博して、役者人生2度目となるブレイクを果たした。
そして『愛の不時着』(tvN/2019)で、なんと3度目のブレイクを迎えることに。
しかし以降、お茶の間には一切登場しておらず次期作のニュースもない。もっぱら、スクリーンで活躍中だ。
キム・ヒョンジュン
キム・ヒョンジュンは、大ヒット作『花より男子~Boys Over Flowers』(KBS2/2009)で、秀でたルックスが注目を浴び韓流スターに。特に日本や台湾、東南アジアにファンを量産し、絶大なる支持を得た。

キム・ヒョンジュン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
また俳優としての地位を固め、翌年には『イタズラなKiss~Playful Kiss~』(MBC/2010)で主演を務めている。
ところが、2011年に『ドリームハイ』(KBS)に特別出演、2014年と2018年にそれぞれ『感激時代 闘神の誕生』(KBS2)と『時間が止まるその時』(KBS W)に携わったのみで、ブレイク後の出演作は4作のみ。
2022年に2月に結婚を発表し、同年10月にパパとなった彼。再び、お茶の間に帰ってくるのを待っているファンは多いだろう。
リュ・シウォン
リュ・シウォンは1992年にデビューして以降、トレンディードラマのスターとして数々の作品に出演。2001年に放送された『美しき日々』(SBS)では演技力の高さが評価され、それまで以上に人気と知名度を獲得した。

リュ・シウォン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
そして以降も引き続き毎年フィルモグラフィーを更新し続けていくのだが、2012年の『グッバイマヌル』(チャンネルA)が最後の主演作品に。
それから約8年後には、『霊魂修繕工』(KBS2/2020)で久しぶりにお茶の間復帰したものの、特別出演だったため出演量が少なく、これまでの彼の活躍と比較すると少々物足りなさが。
役者としてだけでなく歌手としても活動してきたリュ・シウォン。マルチエンターテイナーなだけに空白の時間に注目が集まっている。
ぺ・ヨンジュン
ぺ・ヨンジュンは1994年にデビューし、『若者のひなた』(KBS2/1995)で映画監督を夢見る財閥2世役に扮して人気を獲得。

ぺ・ヨンジュン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
以降、『PaPa』(KBS2/1996)、『初恋』(KBS2/1996)、『裸足の青春』(KBS/1998)に出演し、韓国でトップスターとしての地位を確立する中、『冬のソナタ』(KBS2/2002)が日本で大ヒット、ヨン様ブームを巻き起こし爆発的な人気を集めることに。
しかしその後主演を務めたドラマは、『太王四神記』(MBC/2007)のみ。2006年に芸能プロダクションKEYEASTを設立した彼は実業家の道を選択した。
このため、2011年に自身が手掛けた『ドリームハイ』(KBS)への特別出演を最後にお茶の間には登場していない。一部韓国メディアの報道によると2022年に家族でハワイに移住しているという。
パク・ユチョン
パク・ユチョンは、『トキメキ☆成均館スキャンダル』(KBS/2010)で主演に抜擢、役者としての実力を存分に発揮し、韓ドラデビュー作にして大きな注目を浴びた。

パク・ユチョン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
3作目に挑戦した『屋根部屋のプリンス』(SBS/2012)は彼の代表作の1つに。本作でみせた高い演技力が評価され、『2012 SBS演技大賞』では視聴者人気賞をはじめ4冠に輝いた。韓国はもちろん日本でもいまだ多くの人に愛される作品だ。
その後出演した『会いたい』(MBC/2012)や、『3days~愛と正義~』(SBS/2014)でも好演を繰り広げ、アイドルが演技することに対する世間の批判的な見方を覆すほどの活躍をみせていた。
しかし残念ながらドラマに出演したのは2015年に放送された『匂いを見る少女』(SBS)が最後。次期作のニュースを心待ちにしているファンが多い状況だ。
エリック
エリックは2003年に俳優デビューし、翌年出演した『火の鳥』(MBC/2004)でサブキャラクターである財閥2世役を担当。主演俳優を超える人気を博しアイドルとしてのみならず役者としても注目を浴びることに。『2004 MBC演技大賞』では新人賞と人気賞を手にした。

エリック(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
その後『新入社員』(MBC/2005)も引き続き大ヒットへと導き、『第41回 百想芸術大賞』で新人賞と人気賞を、『2005 MBC演技大賞』で最優秀賞を授賞した。
その他、『ケ・セラ・セラ』(MBC/2007)や『恋愛の発見』(KBS2/2014)、『また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜』(tvN/2016)で好演を繰り広げ、ますます役者としての地位を不動のものにしていった。
ところが、2020年の『私を愛したスパイ』(MBC)でフィルモグラフィーが止まっている。
今年、妻ナ・ヘミとの間に第一子が誕生したエリック、今後は父親役で活躍する彼の姿が見られるかもしれない。
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